引っ越しの単身費用の相場はどのくらい?安く引っ越しするコツを解説
新生活に向けて一人暮らしを始める方や、心機一転して別の街で新たな生活を始めようと考えている方など、引っ越しする理由は人それぞれです。
しかし、いざ引っ越しをしようと思うと「どんな風に準備を進めていけばよいのか?」「単身での引っ越しにはどのくらいの費用がかかるのか?」が分からない方もいるでしょう。
本記事では、単身で引っ越しする際の費用相場や、できるだけお得に引っ越しするためのポイントをご紹介します。
おすすめの引っ越し業者や業者選びの注意点なども解説しているため、単身引っ越しを検討されている方はぜひ参考にしてください。
単身引っ越しの料金相場について
本章では、単身引っ越しの料金相場についてご紹介します。
引っ越しと一言でいっても、移動距離や荷物の量は人それぞれで異なります。
また、引っ越し業者には「繁忙期」と「閑散期(通常期)」があり、繁忙期ほど費用は高額です。
以下は、一年を通した引っ越し費用の相場です。
月 | 同都道府県内 | 同都道府県外 |
1月 | 約3万6,000円 | 約7万3,000円 |
2月 | 約3万6,000円 | 約5万2,000円 |
3月 | 約6万3,000円 | 約8万円 |
4月 | 約6万1,000円 | 約7万5,000円 |
5月 | 約5万6,000円 | 約7万2,000円 |
6月 | 約4万2,000円 | 約6万6,000円 |
7月 | 約4万1,000円 | 約8万1,000円 |
8月 | 約4万3,000円 | 約6万2,000円 |
9月 | 約5万1,000円 | 約6万1,000円 |
10月 | 約4万8,000円 | 約6万7,000円 |
11月 | 約5万5,000円 | 約5万7,000円 |
12月 | 約3万4,000円 | 約6万4,000円 |
あくまで相場であるため、詳細は利用する引っ越し業者に確認を取る必要がありますが、参考までに費用相場を把握しておくとよいでしょう。
引っ越し費用は、依頼する業者はもちろん時期や状況によっても大きく変動するため、できるだけ複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
移動距離と荷物による費用相場
引っ越し料金の基本運賃は「移動距離」と「荷物量」で決定されます。
単身引っ越しの場合の、移動距離・荷物量に分けた費用相場は、おおむね以下のとおりです。
単身 荷物小 | 単身 荷物大 | |
~15km未満 | 約3万8,000円 | 約4万9,000円 |
~50km未満 | 約4万0,000円 | 約5万1,000円 |
~200km未満 | 約5万1,000円 | 約6万0,000円 |
~500km未満 | 約5万2,000円 | 約7万5,000円 |
500km~ | 約6万円 | 約8万2,000円 |
上記金額はあくまで目安であり、荷物の量や引っ越しをする時期・曜日、オプションサービスの有無などさまざまな要因で変動します。
引っ越しを検討される際は、各社のシミュレーションや見積もり依頼を利用し、詳細な金額をチェックしましょう。
繁忙期の費用相場
引っ越しの繁忙期は「3月~4月」と「9月~10月」頃といわれています。
3月~4月は新学期や新しい会社への入社時期のため、9月~10月は人事異動による転勤などで引っ越しが増えるためです。
繁忙期は、閑散期のおよそ1.2倍~1.7倍程度となり、費用相場はおおむね以下のとおりです。
単身 荷物小 | 単身 荷物大 | |
~15km未満 | 約4万4,000円 | 約6万2,000円 |
~50km未満 | 約4万9,000円 | 約6万7,000円 |
~200km未満 | 約5万8,000円 | 約8万7,000円 |
~500km未満 | 約6万8,000円 | 約10万7,000円 |
500km~ | 約8万円 | 約12万3,000円 |
※金額は、依頼する業者や条件によって異なるため、詳細は依頼を検討している業者にご確認ください
とくに3月は引っ越し業者がもっとも多忙な時期であり、引っ越し費用が高くなったり、なかなか予約が取れなかったりすることも多いでしょう。
可能であれば、これら繁忙期での引っ越しは避けた方がよいといえます。
↓繁忙期の費用相場についての関連記事はこちら↓
3月の引越し相場は高すぎる?相場と3月に損しない引越し方法を徹底解説
閑散期(通常期)の費用相場
引っ越しの閑散期とは「繁忙期に比べると引っ越し業者が忙しくない」「予約の取りやすい時期」のことであり、通常期とも呼ばれます。
とくに引っ越し費用が安くなるのは「5月~8月」と「12月~2月」頃といわれています。
閑散期の費用相場は、おおむね以下のとおりです。
単身 荷物小 | 単身 荷物大 | |
~15km未満 | 約4万円 | 約5万1,000円 |
~50km未満 | 約3万円 | 約5万2,000円 |
~200km未満 | 約4万9,000円 | 約6万7,000円 |
~500km未満 | 約5万8,000円 | 約8万6,000円 |
500km~ | 約7万円 | 約10万4,000円 |
※金額は、依頼する業者や条件によって異なるため、詳細は依頼を検討している業者にご確認ください
閑散期は繁忙期に比べて業者にも余裕があり、値引き交渉などにも応じてもらえる可能性があります。
また「人が動かない時期」でもあるため、新居探しをじっくりと比較・検討しながらおこなうこともできるでしょう。
ただし、土日祝・連休などは引っ越しの需要が一時的に増える可能性もあるため、曜日には注意が必要です。
「スケジュールに余裕がある人」「できるだけ引っ越し費用を抑えたいという人」は、閑散期に引っ越しをするのがよいといえるでしょう。
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引っ越し料金が安い時期は11月〜1月!賃貸の最適なタイミングとは?
引っ越し以外にかかる費用にはなにがある?
引っ越しをおこなう際は、引っ越し費用以外にも以下の費用が発生します。
- ・賃貸物件の初期費用
- ・旧居の退去にかかる費用
- ・家具・家電の購入や初月の生活費 など
もし、旧居を契約する際に「敷金」を払っていた場合は、敷金から原状回復に必要な修繕費用が支払われることとなりますが、敷金を事前に払っていない場合は全額自己負担で修繕費用が掛かる場合があります。
新居に引っ越す際も「敷金」や「礼金」などを支払う場合は、一か月分の家賃以上の金額を初期費用として支払う必要があるでしょう。
敷金や礼金は契約する住居によって異なり、なかにはこれらの費用が不要となる場合もあります。
条件は契約内容によって異なるため、詳細はしっかりと確認しておきましょう。
引っ越しにかかる費用の総額は、家賃の6倍~13倍ほどといわれています。
ただし、最近は敷金や礼金が不要というケースもあり、費用を安く抑えることができるかもしれません。
どちらにしろ、引っ越しにはある程度まとまった金額を要するため注意しておきましょう。
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単身赴任の引越し節約術!料金相場からやるべき準備まで5分で解説
「単身パック」と「単身プラン」の違いとは?
引っ越し料金は、利用するプランによっても変動します。
引っ越し業者では、よりリーズナブルに引っ越しできる方法としてさまざまなプランを提示しており、その代表といえるものが「単身パック」です。
本章では「単身パック」と「単身プラン」の違いについてご紹介します。
「単身パック」とは?
単身パックとは、トラックを貸し切って荷物を運搬する従来の引越し方法ではなく「決められた大きさのコンテナボックスに荷物を積め込み、ほかの依頼者の荷物と混載して運ぶ」ことをいいます。
専用のトラックをチャーター(貸し切り)せずに、ほかの人のボックスと合わせて輸送するため、引っ越し費用を抑えることができます。
運べる荷物の量は通常に比べ少なくなるため「実家を出て新生活を始める人」や「家具付きの物件に引っ越す人」など、現在の住まいから持ち出す荷物が少ない人に適しているといえるでしょう。
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引越し単身パックは安い?使う上で知っておくべきこと【相場と注意点】
「単身パック」「単身プラン」のメリット・デメリットについて
「単身パック」と「単身プラン」は名称こそ似ているものの、サービス内容に若干の違いがあります。
それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
項目 | 単身パック |
メリット | ・通常のプランよりも料金が安くなる ・訪問見積もりを不要としている引っ越し業者が多い |
デメリット | ・荷物の量やサイズに制限がある ・梱包用の段ボールは有料or自分で用意する場合が多い ・コンテナに積みきれなければ追加料金がかかる ・利用可能エリアに制限があるところが多く、 引っ越し先によっては利用できない |
項目 | 単身プラン |
メリット | ・プランが細かい ・段ボールなどの梱包材をもらえる場合がある ・荷物の多さや大きさにある程度対応している (一般的な荷物量であれば、ほとんどの荷物を運んでもらえる) |
デメリット | ・荷物が少なければパック料金よりも割高になる |
単身パックは「料金を抑えたい人」や「荷物が少ない人」にお得なサービスであり、単身プランは「単身パックのコンテナに入りきらない大きな荷物にも対応してもらえる」など荷物の多い人におすすめの方法といえるでしょう。
「単身パック」の費用相場
単身パックは「コンテナのサイズ」と「移動距離」によって単価が決定されるケースがほとんどです。
コンテナ一つであれば、4万円以下に収まる可能性もあります。
とくに、県外への移動など中~長距離の引っ越しを予定している方であれば、単身パックを利用したほうがより安い費用で引っ越しできる可能性が高いでしょう。
ただし、引っ越し業者によってコンテナのサイズや料金は異なるため、事前の確認が必要です。
↓単身引っ越しパックについての関連記事はこちら↓
おすすめの引っ越し業者5選
本章では、おすすめの引っ越し業者5選に加え、100円で引っ越しができる「100円引越しセンター」をご紹介します。
業者ごとの特徴を丁寧に解説しておりますため、単身引っ越しを検討されている方はぜひ参考にしてください。
業者によって特徴や費用が異なるため、検討の際は複数の業者に見積もりを依頼するとよいでしょう。
一定の条件を満たせば100円で引っ越しができる「100円引越しセンター」もおすすめです。
↓単身引っ越しのおすすめの業者ランキングについての関連記事はこちら↓
単身引越しのおすすめ比較!単身パック&プランの業者ランキング【最新】
アップル引越センター
引用:アップル引越センター
【アップル引越センターの単身引っ越しの費用相場】
- ・通常期:3万円前後
- ・繁忙期:3万5,000円~4万円
【特徴的なサービス】
- ・「ラクニコス」により、24時間365日ネットで料金確認や引っ越し予約をおこなえる
- ・不用品の買取・引取に対応している
- ・「安心保障」キャンペーン(キャンセル料ゼロ)
- ・「盗聴器」無料調査
- ・ダンボール無料サービス(事前発送費も無料)
- ・ハンガーBOX無料レンタルサービス(3本まで無料)
- ・布団袋無料レンタルサービス(2枚まで無料) など
アップル引越センターは、質の高いサービスを安く提供するために、ITによる効率化を積極的に取り入れていることが特徴に挙げられます。
その一つが、引っ越し予約システム「ラクニコス」です。
業界初のスマホ引っ越し予約システムであり、24時間365日ネットで料金の確認や引っ越し予約をおこなえます。
大手引っ越し業者のなかでも引っ越し費用が非常に安く、オプションサービスも充実しているため、低価格かつ安心して引っ越しを任せることができるでしょう。
ただし、Webを利用した料金確認や予約がメインとなるため「対面で相談に乗ってもらいながら進めたい」という方には不向きといえます。
アート引越センター
引用:アート引越センター
【アート引越センターの単身引っ越しの費用相場】
- ・通常期:5万円~5万5,000円
- ・繁忙期:9万円~10万円
【単身引っ越しプラン】
- ・おまかせパック
- ・学割パック
- ・レディースパック
- ・シニアパック
【オプションサービス】
- ・各種電気工事
- ・エアコンクリーニング
- ・ハウスクリーニング+ハウスコーティング
- ・除菌サービス
- ・地震対策サービス
- ・ピアノ・特殊品の移動、搬送(ピアノの調律も可)
- ・乗用車の輸送
- ・一時預かりサービス など
アート引越センターは、さまざまなライフステージの方に配慮したパック・コースが豊富に用意されています。
おまかせパックのなかにも「基本コース」「ハーフコース」「フルコース」などユーザーに合わせて複数のコースがあり、希望に合わせたプランを選択することが可能です。
また、LINEやリモートライブ見積もりなど、見積もり相談の方法も多様な点も魅力の一つといえます。
引っ越し費用は条件によって異なるため、詳細は事前にしっかりと確認しておきましょう。
アーク引越センター
引用:アーク引越センター
【アーク引越センターの単身引っ越しの費用相場】
- ・通常期:3万6,000円~4万2,000円
- ・繁忙期:6万円~7万7,000円
【単身引っ越しプラン】
- ・ミニ引越しプラン
- ・ミニ引越し長距離プラン
- ・荷物多め単身プラン
- ・すべてお任せフルフルプラン
【オプションサービス】
- ・電気工事
- ・ホームクリーニング
- ・ピアノ運送・調律
- ・自動車陸運
- ・ペット輸送
- ・荷物の一時保管
- ・不用品の処分 など
アーク引越センターは全国にサービスポイントを200拠点以上構えており、全国どこでも利用可能な引っ越し業者です。
荷物の量と作業内容で引っ越し料金を明確に算出する、わかりやすい料金システムが特徴に挙げられます。
また、業者によっては引っ越し作業を委託スタッフがおこなうケースもありますが、アーク引越センターは厳しい実践教育を受けた自社内のスタッフだけが作業をおこなうため、安心して引っ越し作業を任せることができるでしょう。
ただし、最初に提示される見積もり額が高めであることが多いため、値引き交渉を前提に見積もり依頼することをおすすめします。
ファミリー引越センター
引用:ファミリー引越センター
【ファミリー引越センターの単身引っ越しの費用相場】
- ・3万円~6万円
【単身引っ越しプラン】
- ・標準コース
- ・梱包コース
- ・開梱コース
- ・フルコース
【いろいろ選べるお好み便】
- ・お得なフリー便
- ・単身専用シングル便
- ・ピアノ専門便
- ・お得積切り便
- ・単身長距離シングル便
- ・単品輸送便
【オプションサービス】
- ・不用品回収
- ・電気工事一式
- ・エアコン脱着工事
- ・ピアノの輸送・引取・調律・クリーニング・保管
- ・マイカー・バイク輸送
- ・ハウスクリーニング など
ファミリー引越センターは、2019年度に「価格満足度」「リピート満足度」「スタッフ対応満足度」の三冠を達成した全国対応の引っ越し業者です。
プランが充実しており、さらに要望に合わせたオリジナルプランを組むこともできます。
単身者向けプランは若干料金が高めの傾向がありますが、費用は見積もり時などに相談してみるとよいでしょう。
アリさんマークの引越社
引用:アリさんマークの引越社
【アリさんマークの引越社の単身引っ越しの費用相場】
- ・通常期:4万円~5万円
- ・繁忙期:10万円弱
【単身引っ越しプラン】
- ・単身アリさんパック(小物の荷解きは自身でおこなう)
- ・単身経済パック(小物の荷造り・荷解きは自身でおこなう)
- ・単身フルパック
【オプションサービス】
- ・電気工事
- ・ピアノ移動、調律
- ・新居でのインターネットのお手続き
- ・重量物の移設
- ・ハウスクリーニング
- ・フロアコーティング
- ・物置の分解、組立
- ・処分品の引き取り
- ・鍵の交換
- ・ペットの輸送
- ・自動車、バイクの輸送
- ・シロアリや害虫などの駆除、防除
- ・建替え時の荷物一時保管 など
昭和46年に創業したアリさんマークの引越社は、引っ越し取扱件数が直近10年で182万件(2024年2月時点)を超える老舗の引っ越し業者です。
単身プランだけでも用途に合った3つのプランが用意されている+オプションサービスも豊富なため、自身の希望に合った引っ越しを実現できるでしょう。
当然ながら見積もりは無料であり、LINEでの見積もりも可能なため、気軽に見積もりを依頼してみるとよいでしょう。
ただし、単身者向けプランは若干料金が高めの傾向があり、とくに繁忙期は高額になるため注意しておきましょう。
「100円」で引っ越しできる100円引越しセンターを利用しよう!
単身引っ越しを検討されている方は「100円引越しセンター」を利用してみるのもよいでしょう。
100円引越しセンターは、一定の条件を満たすことで「引っ越し料金が100円になる」格安引っ越しサイトです。
【単身の引越し】
- ・2tショート車1台に積載できる量
- ・引っ越し距離~50km
- ・新生活に必要なアイテムの契約
新生活に必要なアイテムの契約は、日々の生活に必要となる以下いずれかの条件を満たすことで利用できます。
- ・SoftBank光、SoftBank Air、ネクスト光など、光インターネットの契約
- ・モバイルWi-Fiルーターの購入
- ・SoftBank携帯への乗り換えor新規申し込み
お問い合わせ~引っ越し作業までのすべてを引っ越しのプロが丁寧に対応するため、格安かつ安心して利用できます。
「単身の引っ越し費用をできるだけ安くしたい」という方は「100円引越しセンター」のサイトをチェックしてみましょう。
引っ越し業者を選ぶうえで注意すべきポイントとは?
本章では、引っ越し業者を選ぶうえで注意すべきポイントをご紹介します。
引っ越しをされる方にとって、大切な荷物を預ける引っ越し業者選びはとくに重要です。
安さだけで選んでしまうと、サービスの質が悪かったり、追加料金が発生したりするケースもあるため注意しておきましょう。
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複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」は必須!
引っ越しの見積もりは、一社だけでなく複数の業者に依頼する相見積もりを取ることが大切です。
その理由は「引っ越しの条件が変われば同じ業者でも金額が変動する」「以前利用した業者でも同じ料金で引っ越しできない可能性がある」ためです。
時期や状況に応じて引っ越し料金は異なるため、複数の業者を比較してよりよい条件を探すことをおすすめします。
なお、複数社に見積もりを依頼する際は、インターネットの「一括見積もりサービス」を利用することで簡単に料金相場を確認できます。
住所や荷物の量など、簡単な情報を入力するだけで複数社の見積もりを確認できるため、業者を探す手間が省けるでしょう。
オプションサービスの充実度もチェックしておこう
オプションサービスの有無・内容は、引っ越し業者によって異なります。
たとえば「無料でもらえると思っていたダンボールがもらえない」「エアコンの脱着は別料金が発生する」などです。
実際、料金を安くするために最低限のサービスしか提供していないという会社もあり、オプションが充実していない業者だと、のちに追加費用が発生するなどトラブルに発展してしまう可能性もあります。
そのため、事前にどういったオプションが付属しているかをチェックしておくことが重要といえるでしょう。
業者の対応や評判のよさもチェックしよう
引っ越しの担当者や作業員の対応によって利用後の満足度は大きく変化するため、できれば事前に「業者の対応」や「評判のよさ」は確認しておきましょう。
口コミなどを参考にすることはもちろん、電話見積もりや訪問見積もり時の担当者の対応、免責事項を確認しておくのもよいでしょう。
仮に、電話・対面・メールなどスタッフと直接やりとりする際に違和感を覚えたら、候補から外すのもいいかもしれません。
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引っ越し業者15社の評判を徹底解説!スタッフの対応・料金の満足度ランキングもご紹介
単身引っ越しの費用を安く済ませるポイントとは?
単身引っ越しは、条件やプランによってかかる費用に違いが生じるものの、自身の工夫次第で費用をできる限り抑えることも可能です。
本章では、単身引っ越しの費用を安く済ませるポイントについてご紹介します。
単身引っ越しの費用を安くするポイントは「自分でできる作業は自分でする」こと、そして「複数の業者に見積もりを依頼し、比較して決める(可能であれば値段交渉もする)」が挙げられます。
できる限り「繁忙期」を避ける
引っ越し業者の繁忙期は、3月~4月の春先+土日祝の午前中がとくに人気であり、日時や時間を指定するほど費用が高くなりかつスケジュールを押さえることが困難となります。
午前中が人気な理由は「時間を指定できること」と「その日のうちに引越しを終えて落ち着きたいという方が多い」ためです。
そのため、繁忙期や午前中などの時期・日時を意識的に変更することで、費用を抑えることも可能となります。
運ぶ荷物の量を極力減らす
引っ越し料金は荷物量が多くなるほど高くなるため、荷物量が減れば料金負担を抑えることができます。
できる限り引っ越し前に不用品を処分し、荷物の量を減らすことをおすすめします。
また、宅急便や宅配便を利用して、業者に依頼する荷物量を減らすのもよいでしょう。
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大型の家具などは転居先で購入する
ソファやテーブルなどの大型家具を運ぶ=大きなトラックを手配する必要があるため、運搬にはそれなりの費用がかかります。
また、コンテナで荷物を運ぶ単身パックの場合は、大型家具を運んでもらうこともできません。
そのため、家具の買い替えを検討している方は、転居先で購入した方が費用を安く抑えることができるかもしれません。
購入先にもよりますが、大型の家具は自宅まで運んでもらえたり、オプションを利用して自宅で組み立ててもらえたりできるため、提供サービスをうまく活用してみましょう。
ただし、無理に買い替えようとすると余計に処分・購入に費用がかかるケースもあるため、買い替えが必要かどうかはよく検討することをおすすめします。
できる限りの作業は自力でおこなう
引っ越し作業そのものを、自身・家族・知人の手を借りておこなった場合、引っ越し業者に支払う費用がかかりません。
手伝ってくれた方に対して謝礼を支払ったりするケースこそあるものの、業者に依頼するよりは安く済むでしょう。
また、荷造りや荷解きを自身でおこなえば、引っ越し業者には荷物の運搬だけを依頼するプランを利用することで、費用を抑えることができます。
手間こそかかるものの「引っ越し費用をできるだけ抑えたい」という方にはおすすめの方法といえるでしょう。
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単身引っ越し時にやるべきこととは?
一人暮らしの引っ越しの準備は、新居探しや荷造り・荷解き・各種契約の住所変更手続きなどやるべきことがたくさんあります。
とくに引っ越し前後は非常にバタバタするでしょう。
本章では、単身引っ越しをおこなううえでの手順についてご紹介します。
↓単身引っ越しの手順についての関連記事はこちら↓
一人暮らしの引越しでやることリスト&手順まとめ|まず何から手をつけたらいいのか解説
引っ越し前にやるべきこと
引っ越し前にやるべきこととしては、以下が挙げられます。
- ・一人暮らしをする新居を決める
- ・単身引っ越しの方法を決める
- ・不用品を処分して引っ越しの準備をする
- ・一人暮らしの新生活で必要なものを準備する
- ・単身用インターネットの契約手続きをする
- ・市区町村役所で引っ越し前の手続きをする など
新居・旧居でやるべきことがあるため、計画を立てて進めていきましょう。
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引っ越しの当日にやること
引っ越し当日にやるべきこととしては、以下が挙げられます。
- ・旧居の退所立ち会いや鍵の返却
- ・新居の鍵の受け取り
- ・電気・水道・ガスの開始手続き
- ・隣人・近所に引っ越しの挨拶 (必要があれば)など
まずは、賃貸管理会社の方に室内をチェックしてもらい、原状回復工事が必要であるかどうかを確認してもらいましょう。
室内のチェックが完了したら、鍵を明け渡して旧居での作業は終了です。
新居の鍵は、基本的に入居日に受け取ることができます。
このときの注意点は「入居日と引っ越し日が同日の場合、鍵がないと新居へ荷物の搬入ができない」ことです。
もしも引っ越しが入居当日の朝になる場合、事前に不動産会社に連絡することで、前日までに鍵を受け取れるケースもあります。
あとは、電気・水道・ガスなどライフラインまわりの開始準備をすればひとまずの準備は完了といえるでしょう。
隣人・近所への引っ越しの挨拶は、必要があればおこなうようにしましょう。
引っ越し後にやるべきこと
引っ越し後にやるべきこととしては、主に以下が挙げられます。
- ・ダンボールの荷解き・片付け
- ・市区町村役所で引っ越し後の手続き
- ・運転免許証の住所変更手続き
- ・「携帯電話」「クレジットカード」などの住所変更手続き
まずは、ダンボールの荷解きからはじめていきましょう。
後回しにしておくと必要なものを都度ダンボールから取り出す手間が発生するため、日々の生活に支障をきたす恐れもあります。
その後、できるだけ早めに各種引っ越し後の住所変更などの手続きをおこなっていきましょう。
住所変更をしておかないと郵便物や料金の利用明細が新居に届かないため、生活するうえで不都合が生じてしまいます。
単身引っ越し時によくある質問
本章では、単身引っ越し時によくある質問についてご紹介します。
単身引っ越し時にダンボールはどのくらい必要?
荷物の量は人によって異なるものの、ダンボールの数は前もって少し多めに用意しておくとよいでしょう。
荷物が少ない人であれば「10箱程度」、荷物が多い方であれば「20箱程度」のダンボールは用意しておいた方がよいといえます。
また、複数のサイズを少し多めに用意しておくことで、種類ごとにダンボールを分けることができ、かつ余裕をもって梱包できるでしょう。
↓ダンボール枚数の目安についての関連記事はこちら↓
ダンボールはどこで入手できる?
引っ越しの際はまとまった量のダンボールが必要となり、入手方法は無料から有料までさまざまです。
引っ越し業者との契約の際に無料で提供してもらえるケースもあれば、引っ越し業者・ホームセンター・ネット通販などで購入する方法もあります。
【金額の目安】
- ・100サイズ1枚あたり:約200円
- ・120サイズ1枚あたり:約300円
- ・140サイズ1枚当たり:約350円
量が少なければ、スーパー・ドラッグストア・家電量販店などでダンボールをもらう方法もありますが、複数枚必要とする場合は入手手段も確認しておきましょう。
運搬や梱包を自身で効率よくおこなうコツは?
梱包などを自身でおこなうことで引っ越し料金を安くできる可能性がありますが、荷物の破損には注意が必要です。
荷造りをおこなう際に「ダンボールの底が抜けると困るから…」とガムテープをたくさん貼る方もいますが、逆に滑りやすくなるため危険です。
底は十字にクロスさせて貼るだけでも、十分に強度が上がります。
また、荷物を運ぶ際は荷物の片づけがしやすくなるように、とおり道を確保しながら出し入れするとよいでしょう。
入口などに荷物を詰めこんでしまうと、とおり道が確保できずにぶつけてしまう可能性があります。
余裕がないなかで梱包作業をすると焦ってしまうため、梱包は引っ越し予定日の2週間前からなど余裕をもっておこなうことをおすすめします。
引っ越しをキャンセルした場合どのくらいのキャンセル料や延期料金が発生する?
引っ越し時のキャンセル料や延期料金については「標準引越運送約款」に定められた金額を請求される場合が多いでしょう。
金額は業者によって異なるものの、引っ越し日に近づくほどキャンセル料金や延期料金が高くなることがほとんどのため、注意が必要です。
オプションサービスは付けるべき?
業者によってさまざまなオプションサービスが用意されていますが、基本的には「引っ越しまでの準備に時間を割けない」または「自身でどうしても対応できない作業がある」という場合に利用を検討するとよいでしょう。
引っ越し費用を抑えたいという方は、できる範囲のことを自身でやった方がよいといえます。
ただし、洗濯機やエアコンの取り外し・取り付けなど慣れない作業も少なくないため、自身でおこなうと余計な手間が発生する可能性もあります。
不慣れな作業は引っ越し業者の作業員に任せた方が、時短かつ自身の負担が減る可能性は高いといえるでしょう。
転居後の周囲への挨拶は必要?
引っ越し後の近隣への挨拶は必須ではないものの、近隣住民と適度な関係を保っておくのもよいでしょう。
適度なご近所付き合いをしておくメリットとしては、たとえば以下が挙げられます。
- ・火災や空き巣など家や自分の身に何か起きた際に、ご近所の方が手を差し伸べてくれるかもしれない
- ・家を空けることが多い場合、郵便物や宅配便を受け取れずに空き巣のターゲットや近隣住民から不信がられてしまう可能性もある
ただし、都会や単身者が多く住んでいる物件の場合は「引っ越し時に挨拶をする」という風習がなく、逆に迷惑に感じる人もいるかもしれません。
女性の一人暮らしの場合は「女性の一人暮らし」を悟られぬよう、挨拶に行かない方がよいケースもあります。
心配な方は不動産会社や大家さんに相談するなどして、状況に応じて挨拶をするかを決めるのもよいでしょう。
周囲にどのような方が住んでいるかは分からないため、とくに女性の一人暮らしの場合は注意が必要です。
犯罪に巻き込まれることを避けるため、下着をベランダに干すなど、いかにも「女性が暮らしている」とわかる色や柄のカーテンを使うことも避けた方がよいかもしれません。
気になる方は、不動産会社や大家さんに相談してみるのもよいでしょう。
↓単身引っ越し時のご近所への挨拶についての関連記事はこちら↓
格安で引っ越ししたい方は「100円引越しセンター」を利用しよう!
単身引っ越しを検討されている方は「100円引越しセンター」の利用を検討してみましょう。
100円引越しセンターは、一定の条件を満たすことで「引っ越し料金が100円になる」格安引っ越しサイトです。
【単身の引越し】
- ・2tショート車1台に積載できる量
- ・引っ越し距離~50km
- ・新生活に必要なアイテムの契約
新生活に必要なアイテムの契約は、日々の生活に必要となる以下いずれかの条件を満たすことで利用できます。
- ・SoftBank光、SoftBank Air、ネクスト光など、光インターネットの契約
- ・モバイルWi-Fiルーターの購入
- ・SoftBank携帯への乗り換えor新規申し込み
お問い合わせ~引っ越し作業までのすべてを引っ越しのプロが丁寧に対応するため、格安かつ安心して利用できます。
「単身の引っ越し費用をできるだけ安くしたい」という方は100円引越しセンターのサイトをチェックしてみましょう。
プランに合わないお引っ越しの場合も、格安価格でご案内しております。
お見積もりだけでも大歓迎!お気軽にお問い合わせください。
まとめ
引っ越しの費用は、引っ越し先までの距離・引っ越し時期・荷物量によって大きく変化します。
費用を抑えるポイントは「繁忙期を避ける」「自身でできる範囲のことは自分でやる」などです。
また、利用する業者によっても違いがあるため、複数の引っ越し業者に見積もりを依頼したうえで比較・値段交渉をしてみるのもよい
お得に引っ越しができるよう、引っ越し業者の特徴や提供プランなどを事前にチェックしておくことをおすすめします。