引っ越し前にやることとは?【チェックリスト付】楽に作業する秘策もご紹介
引っ越し前は荷造りやさまざまな手続きなど、煩雑で慣れない作業の連続。
「仕事が忙しい」「子育て中で、時間がとれない」など、日常生活とうまくバランスを取りながらの作業は非常に多忙です。
だからこそ、計画的で用意周到な段取りが欠かせません。
そこで本記事では、引っ越し前にやることをチェックリストとしてまとめ、作業をスムーズに進めるための秘策もご紹介します。
引っ越し当日や新生活を始める前に、確認すべきポイントや効果的なステップを押さえましょう。
引っ越しのストレスを最小限に抑えながら、ワクワクする新生活をぜひスムーズに開始してください。
引っ越し前にやることをチェックリストで確認!
引っ越し作業をスムーズに進めるためには、まずは引っ越し前にやることをリストアップすることが重要です。
ここでは、引っ越しでやることを20個、やるべき時期とあわせてチェックリストでご紹介します。
時期 | やること | チェック |
1カ月前まで | 不動産会社・管理会社に退去連絡をする | |
1カ月前~ | 新居のレイアウトを考える | |
不用品や新規で購入するものを検討する | ||
不用品を処分する | ||
引っ越し日・引っ越し業者を決める | ||
梱包資材を準備する | ||
固定電話・インターネット回線の変更手続き | ||
2・3週間前~ | 引っ越しの荷造りをする | |
1・2週間前~ | 役所関連の手続きをする | |
1週間前まで | 電気・ガス・水道局の解約と新規契約をする | |
郵便物の転送手続きをする | ||
引っ越し後1~2カ月まで | 転居はがきを作成する | |
引っ越し前日まで | 引っ越し業者へ差し入れを用意する | |
新居にバルサンをたく | ||
1週間前~当日 | 旧居の近隣への挨拶 | |
引っ越し当日 | 直前まで使っていた荷物を梱包する | |
旧居の掃除をする | ||
退去の立ち会いをする | ||
旧居の水道・電気・ガスを止める | ||
新居の水道・電気・ガスを開通・開栓する |
引っ越し先や家族構成、環境によってやることは異なります。チェックリストを参考に、オリジナルリストを作成しましょう。
引っ越し前は、何かとバタバタします。作業を効率的に進められるように、事前に引っ越しまでと引っ越し当日の段取りを決めましょう。
物件決定から引っ越し前までにやること
物件が決定してから引っ越し前までにやることは、多岐にわたります。
荷物の運搬関連の作業と手続きに関する作業に分け、順を追って詳しくご紹介します。
荷物の運搬関連
荷物の運搬関連の作業は、順を追って進めなければ引っ越し当日になってトラブルに発展することもあります。
引っ越し当日、不動産会社に無事旧居を返却できるよう、テンポよく進めていくことが重要です。
新居のレイアウトを考える
引っ越し先が決まったら、新居のレイアウトを検討しましょう。
これによって、今の住まいにある家電や家具のどれを持っていくかを決められます。
レイアウトを考える際は、新居の間取り図を使って、家具・家電の実際の大きさに当てはめて考えてみましょう。
住む人の移動の妨げにならず、使いやすい配置にすることがポイントです。
コンセントの位置や数を把握しておくとよいでしょう。
また、寸法は正確に把握し、玄関や部屋に入るドアを無理なく通れるかどうかも確認が必要です。
不用品や新規で購入するものを検討する
引っ越し業者に見積もりを取る前に、旧居で処分する家具や家電、新たに購入して持っていく品などを決めましょう。
引っ越し業者の見積もりは、荷物の量で費用が変わります。
また、使用する運搬車両のサイズにもかかわってくるため、運搬予定の荷物を業者が見積もりに来る前に明確にしておく必要があります。
不用品を処分する
現状使用しておらず、引っ越し先にも持っていかない不用品は、早めに処分しましょう。
スッキリしていたほうが荷造りしやすく、引っ越し間近になって慌てることもありません。
不用品は、自治体の回収サービスや処理場に持参する方法などがあります。
どうしようもない場合は、引っ越し業者に不用品回収を依頼することもできますが、別途費用が掛かります。
依頼する場合は、引っ越し当日ではなく事前に相談しましょう。
おすすめは、リサイクルショップやメルカリなどの活用。
何かとお金が掛かる引っ越しのための、お小遣い稼ぎになります。
↓不用品の処分方法の関連記事はこちら↓
引越しで出る【不用品の処分法6選!】処分費用相場と注意点も解説!
引っ越し日・引っ越し業者を決める
運搬する荷物量がおおよそ決まったところで、引っ越し日と業者を決めましょう。
引っ越し日や業者によって引っ越し費用は異なります。
複数の引っ越し業者に見積もりを依頼し、費用やサービス内容を比較しましょう。
見積もりを見比べることで、適正価格が分かり、サービス内容も比較できます。
また、複数の見積もりがあることで値引きに応じてもらえる可能性も高くなります。
引っ越し業者に依頼するのは、引っ越しの1カ月ほど前がおすすめ。
遅くとも2週間前までには依頼しましょう。
ただし、2月末頃から4月初旬にかけては引っ越し業者の繁忙期です。
早めに依頼しなければ、希望の日程で引っ越しできない可能性があるため、引っ越しが決まった時点で依頼しましょう。
梱包資材を準備する
引っ越しに必要な梱包資材を準備します。
段ボールを何枚か無料で提供してくれる引っ越し業者もあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
シューズボックスやハンガーボックス、食器用のトランクなどをレンタルしてくれる業者もあります。
レンタルした資材は引っ越し当日、荷物を搬入後に業者が回収してくれるため、段ボールなどのゴミの排出を減らすことも可能です。
梱包資材以外にも、荷造りに便利なグッズとして、以下のアイテムがあります。
何人かで荷造りする場合は、複数用意しておくとよいでしょう。
【引っ越しの梱包に便利なグッズ】
グッズ | 用途 |
ハサミやカッター | 縛り紐など梱包資材のカット ※荷物の開梱時にも便利なため、手荷物に入れておく |
油性ペン | 段ボールの側面やふた部分に中身や搬入する部屋を書く |
ビニール袋・ゴミ袋 | 小物や液物をまとめる 処分するものを入れる |
圧縮袋 | 布団や衣類を入れる ※引っ越し荷物をコンパクトにできる |
軍手 | ケガの防止 荷物を持ち運びしやすくなる |
工具 | 家具の解体や組立てに使用する |
新聞紙 | 割れ物の梱包に使う |
ハサミやカッター・ゴミ袋・工具・軍手など、引っ越し先でもすぐ使いそうなものは、手荷物と一緒にまとめて持っていきましょう。
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引っ越しの荷造りをする
引っ越しの荷造りは、想像している以上に時間が掛かると想定しておきましょう。
万が一引っ越し当日になっても荷造りができていなかった場合、追加料金を支払って引っ越しスタッフに梱包の手伝いを依頼しなければなりません。
資材の準備ができ次第、日常生活で使わないものから梱包していきましょう。
梱包できない電化製品は、当日引っ越し業者が梱包してくれます。
冷蔵庫・洗濯機は引っ越し前日にはコンセントを抜き、運びやすいよう水抜きしておきましょう。
冷蔵庫の中身は可能な限り前日までに使い切るようにし、余った場合はクーラーボックスに入れるなど工夫します。
冷蔵庫や洗濯機に限らず電化製品のコンセントは、業者が来る前に養生テープで本体に固定しておくと、運搬の際に引きずることもなくスムーズに引っ越しができます。
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引越し業者は荷物の運搬以外にどこまでやってくれるの?荷造り・梱包の基本
手続き関連
引っ越しの荷造り以上に煩雑なのが、さまざまな手続きです。
万が一忘れると後でさらに面倒なことになってしまうこともあるため、ご自身に当てはまるものは早めに対応しましょう。
不動産会社に退去の連絡をする
引っ越し日が決まったら、不動産会社に引っ越しの連絡をしましょう。
入居時に取り交わしている契約書に、退去する場合いつまでに連絡すればよいか記載されています。
一般的には、退去の1カ月前とされていますが、中にはそれ以上に早い段階で連絡しなければならない物件もあるため、必ず確認しましょう。
自宅と別に契約している駐車場があれば、そちらの解約手続きも必要です。
固定電話・インターネット回線の変更手続き
固定電話は引っ越し先が同じ市区町村であれば、番号を変えずに引っ越しができます。
ただし、住所変更の手続きは必要です。
NTTの場合は「116」に固定電話からダイヤルするか、インターネットから申し込みを行います。
ただし引っ越しにともない、別会社と契約することになる場合は、それぞれの会社に連絡が必要です。
電話を使うには工事が必要です。
引っ越し繁忙期は申し込みが集中し、希望した日に予約できない可能性もあります。
NTTであれば、1カ月前から予約が可能なため、早めに依頼しましょう。
インターネット回線も同様に、業者宛てに連絡します。
役所関連の手続きをする
引っ越しにともない、さまざまな役所関連の手続きがあります。
書類の準備や必要な手続きを忘れてしまうと、何度も役所を訪れなければならないため、一度で済ませられるよう下準備をしていきましょう。
【役所で必要な手続き】
届け出の種類 | 届けが必要な人 | 届け出先 | いつまで |
転居届 | 同一市区町村内で引っ越しをする人 | 最寄りの役場 | 転居後14日以内 |
転出届 | 県内で別の市区町村に引っ越しする人 県外へ引っ越しする人 | 旧居の役場 | 転居後14日以内 |
転入届 | 県内で別の市区町村に引っ越しする人 県外へ引っ越しする人 | 新居の役場 | 転居後14日以内 |
国民健康保険の住所変更 | 加入者 | 新居の役場 | 転居後14日以内 |
国民年金の住所変更 | 国民年金第1号被保険者
(第3号被保険者は配偶者の勤務先へ届け出る) ※マイナンバーと基礎年金番号が結びついている場合届け出は不要 |
新居の役場 | |
印鑑登録の住所変更 | 登録者(同じ市区町村の場合は変更不要) | 新居の役場 | |
マイナンバーの住所変更 | マイナンバーカードもしくは通知カードを持っている人 | 新居の役場 | 転居後14日以内 |
要介護・支援認定の住所変更 | 該当者 | 新居の役場 | 転居後14日以内 |
健診補助券の交換 | 妊娠中で別の県・市区町村に引っ越す人 | 新居の役場 | |
犬の登録変更 | 該当者 | 新居の役場 | 30日以内 |
なお、転居届や転出・転入届は、14日以内に手続きを行わなければ、5万円以下の罰金を科せられる可能性があります。
また、マイナンバーカードも失効し、有料で再発行しなければならないことがあるため注意しましょう。
犬の登録変更は、マイクロチップをすでに装着し国に登録してある犬の場合は、環境省のホームページ「犬と猫のマイクロチップ情報登録」で登録可能です。
同様に、飼い猫にマイクロチップを装着し登録している場合も、ホームページ上で情報の更新をしましょう。
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電気・ガス・水道局の解約と新規契約をする
ライフラインの電気・ガス・水道は、手続きを忘れてしまうと住んでいないにもかかわらず基本使用料が取られてしまったり、引っ越し先で不便な思いをしたりすることになります。
手続きは、インターネットや電話でできます。
契約している業者のホームページで、詳しい手続き方法を確認しましょう。
また、ライフラインの停止、開始する作業は立ち会いが必要な場合もあります。
電気 | 立ち会い不要。 ※オートロック物件の場合は、立ち会いが必要 |
ガス | 開栓は立ち会いが必要 ※閉栓もガスメーターが室内の場合や、オートロック物件の場合など立ち会いが必要な場合も |
水道 | 立ち会い不要 |
郵便物の転送手続きをする
郵便局では、無料で旧住所宛ての荷物を1年間新居に転送するサービスを行っています。
転送サービスは、郵便局の窓口やインターネット、郵便局窓口に設置されている転居届のポスト投函でできます。
年賀状やクレジットカードの明細など、郵送されてくることがある場合は、忘れずに手続きを行っておきましょう。
手続き内容を受理されるまでに時間が掛かることも考えられるため、転居の1週間前までに行っておくとよいでしょう。
転居はがきを作成する
転居後は荷ほどきや新しい環境に慣れることで精一杯です。
転居はがきを書くような余裕がない可能性もあるため、時間のあるときに作成しておきましょう。
誰に出せばよいか悩んだときは、普段からお世話になっている人のほかに、毎年年賀状を出している人に送るとよいでしょう。
転居はがきは、引っ越しから1カ月~2カ月後までに発送します。
まだある!引っ越し前にやること
荷物の運搬や手続き以外にも、引っ越し前にはこまごまとやらなければならないことがあります。
必ずやらなければならないものではありませんが、引っ越し後に後悔しないよう、知識として覚えておきましょう。
旧居の近隣への挨拶
引っ越し前に旧居の近隣の方へ、引っ越しの挨拶をしましょう。
とくに、これまで交流がなかったとしても旧居の引っ越しの際、トラックを長時間停めたり、エレベーターを使用したりと近隣の方にご迷惑をかける恐れがあります。
可能であれば1週間ほど前までに、挨拶に伺いましょう。
引っ越し業者へ差し入れを用意する
引っ越し業者への心づけは、必須ではありません。
業者の中には、チップは受け取らないよう規定している会社もあります。
渡す場合、費用の相場はスタッフ1人当たり1,000円ほど。
ポチ袋などに1人ずつ用意しておくとよいでしょう。
チップは渡さなくても、差し入れぐらいは渡したいという方は、ペットボトルの飲み物や個包装になっているお菓子などであれば、スタッフも気持ちよく受け取ってくれるでしょう。
新居にバルサンをたく
まだ荷物が入っていない状態で、新居の掃除をする方も多いでしょう。
掃除の前に、バルサンを使っておけば、住み着いている害虫の駆除が可能です。
また、荷物がないため、カバーをかける手間も省けます。
ただし、バルサンを使用した後、数時間は室内に入れないため、時間的余裕がある場合に限ります。
子育て中のファミリーが引っ越し前後にやるべきこと
ご紹介したやるべきこと以外にも、引っ越しの人数や家族構成でやらなければならないこともあります。
とくに幼稚園や保育園・学校に通うお子さんがいるご家庭は、幼稚園や学校の転園・転入手続きなど、通常の引っ越し作業以外にもやるべきことがあります。
幼稚園・保育園の転園手続きをする
幼稚園や保育園を転園する場合、まずは転出する園に引っ越しする旨を伝え、在園証明書など必要書類を用意してもらいます。
転入を希望する園に空きがあるか確認し、問題なければ転入手続きを行いましょう。
園によっては面談などを行う可能性もあります。
幼稚園に比べ、保育園は定員の空きが少ない、または待機児童のいる市区町村もあります。
認可保育園が無理であれば、無認可保育園を探すなど、対策が必要なこともあるでしょう。
引っ越しでナーバスになるお子さんもいます。なるべくすぐに馴染めるよう、手続きだけでなくお子さんの心のケアもしてあげてくださいね
学校の転校手続きをする
引っ越しが決まったら、まずはいつ・どこへ転校するのか学校に連絡しましょう。
学校の転校手続きは、公立か私立かによって異なります。
義務教育である小・中学校と義務教育ではない高校でも、手続きの方法や必要書類が変わるため、分かりにくい場合は学校に相談しましょう。
↓学校の転校手続き関連記事はこちら↓
【引越しの転校手続きまとめ】小中高の手続き手順と必要書類を事前にチェック!
公立小・中学校から公立小・中学校へ転校する場合
公立小・中学校の転校は、市区町村内での引っ越しか市区町村外への引っ越しかで、必要な書類や手続きが異なります。
(市区町村内の引っ越しの場合)
- 1.引っ越し後転居届を出す
- 2.役所の窓口で「転出通知書」「転入通知書」をもらう
- 3.転出する学校に転出通知書を提出し「教科書給与証明書」「在学証明書」をもらう
- 4.転入する学校に「転入通知書」「教科書給与証明書」「在学証明書」を提出する
(市区町村への引っ越しの場合)
- 1.役所へ転出届を出す
- 2.役所窓口で「転出通知書」をもらう
- 3.転出する学校に転出通知書を提出し「教科書給与証明書」「在学証明書」をもらう
- 4.引っ越し後引っ越し先の役所で転入届を出す
- 5.その後は通う学校などを確認し、引っ越し先の市区町村の指示に従う
お子さんがスムーズに転校できるよう、引っ越し後は住民票の届け出と同時に速やかに転校手続きを済ませましょう。
私立小・中学校へ転校する場合
私立小・中学校へ転入を希望したとしても、生徒数の関係で入学できない可能性があります。
まずは希望する私立校へ連絡し、転入可能か確認しましょう。
転入可能であれば、編入試験や面接を受け合格後に晴れて入学できます。
転出する学校に必要書類を用意してもらい、転入手続きをしましょう。
私立から私立へ転校する場合も同様です。
逆に私立から公立へ転入する場合は、転出する学校に必要書類を用意してもらい、転入先の役所に住民票の届け出後、学校の指示にしたがって手続きしましょう。
高校を転校する場合
高校を転校する場合も、私立の小・中学校同様に希望する学校に必ず入学できるとは限りません。
まずは、転出する学校に引っ越しする旨を伝え、必要書類を用意してもらいましょう。
公立高校への転入を希望する場合は、引っ越し先の教育委員会に相談し転入できる学校を確認しましょう。
私立高校への転入を希望する場合は、各都道府県の私学協会に相談します。
公立私立ともに、受け入れ可能な学校が見つかったら、編入試験を受けて合格後転入となります。
児童手当の変更手続きをする
児童手当を受給しているお子さんがいる場合、同一市区町村に引っ越す方は、転居届さえ提出していれば、基本的にほかに特別な手続きは不要です。
ただし同一市区町村でも、転居にともない電話番号が変更になる場合は、手続きしなければなりません。
別の市区町村へ引っ越しする場合は、旧居の役所へ「児童手当受給事由消滅届」を提出します。
(※転出届をしていれば自動的に支給消滅となる市区町村もあります)
さらに転出予定日の翌日から数えて15日以内に、新居のある市区町村で、児童手当認定請求書を提出しなければなりません。
15日を超えてしまうと、児童手当の支給されない月が発生する可能性もあるため、忘れずに届け出ましょう。
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児童手当受給者が単身赴任する場合
お子さんを扶養している児童手当受給者が単身赴任することになった場合、お子さんの住所が変わらなくても受給者の引っ越し先で新たに申請が必要となります。
ただし、転居先が海外の場合は受給できないため、お子さんを実際に養育する方が新たに受給者となります。
この場合も新たに認定請求書の提出が必要です。
離婚や別居にともない受給者と児童の住居が別になる場合
離婚やDVなどが原因で別居をして受給者と生計を別にする場合、お子さんと同居している方に受給者変更できます。
離婚協議中の場合でも、その事実を確認できる書類があれば受給可能です。
配偶者からの暴力により別居している場合も、暴力が確認できる書類と配偶者の扶養になっていないことの分かる書類があれば受給できるため、最寄りの市区町村へ相談してみましょう。
男性:離婚して引っ越し後にお子さんを一人で育てる場合「児童扶養手当」を受給できる場合もあります。受給の可否や金額は人によって異なるため、最寄りの市区町村へ確認してみましょう
乳児検診の検診票・予防接種の接種券の交換
小さなお子さんがいるご家庭で別の市区町村や県外へ引っ越される場合、乳児検診の検診票や予防接種の接種券を交換してもらう必要があります。
市区町村によって、予防接種の補助が異なる場合もあるため、新しい接種券を受け取ったら内容を確認しましょう。
分からない場合は、近隣の小児科に相談してもよいでしょう。
引っ越し当日やること
引っ越し当日は、引っ越し前以上に慌ただしく、あっという間に時間が過ぎていきます。
やらなければならないことも多く、不動産会社や引っ越し業者など多くの人も動くため、トラブルにならないよう、事前準備をしておきましょう。
直前まで使っていた荷物を梱包する
引っ越し業者が荷物を取りに来る前までに、当日まで使用していた荷物を梱包します。
なるべく当日梱包するものを少なくするために、前日・当日の食事は外食やお弁当で済ませ、食器類は先に梱包してしまうなど工夫しましょう。
また、掃除道具や照明器具といった引っ越し後にすぐ使いたいものは、分かるように段ボールに書いておくか、段ボールを留めるガムテープの色を変えるなどしておくとよいでしょう。
旧居の掃除をする
引っ越し荷物を運び出したら、退去の立ち会い前までに最後の掃除を行いましょう。
家具や家電に隠れていた場所のほこりなども、きれいにしておきます。
意外と汚れているのが、「天井」や家具に隠されていた「壁」。
ほこりを取った後に、雑巾できれいに汚れをふき取りましょう。
あらかじめきれいに掃除しておくことで、確認に来る不動産会社の担当者の感じる印象も変わってきます。
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退去の立ち会いをする
引っ越し荷物を搬出後、不動産会社の確認に立ち会いましょう。
室内の状況を確認し、部屋の傷み具合をチェックします。
壁紙の剥がれや喫煙による室内の匂い、窓ガラスのヒビなどをチェックしますが、質の悪い不動産会社の場合、身に覚えのない傷や汚れで不当な額を請求される可能性も。
このチェックで入居者の退去費用が決定するため、余程の理由がない限りは立ち会うようにしましょう。
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旧居の水道・電気・ガスを止める
事前に利用停止の連絡をしてある、旧居の水道・電気・ガスを止めます。
水道は元栓を閉め、電気はブレーカーを落としましょう。
ガスは自分で閉められないため、あらかじめ業者に予約しておきます。
ガスメーターが屋外であれば立ち会いの必要はありませんが、屋内にある場合やオートロックの場合は立ち会いが必要です。
新居への移動も考慮し、来てもらう時間を予約しましょう。
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新居の水道・電気・ガスを開通・開栓する
新居に移動後は、ライフラインを開通させます。
水道は元栓を開け、電気はブレーカーを上げましょう。
ガスの開栓は立ち会いが必要になるため、事前にガス会社に予約しておきます。
男性:引っ越し繁忙期は、早めに予約しなければ希望日に来てもらえない可能性があります。引っ越し先への到着時間が分かったら、なるべく早めに依頼しておきましょう。
引っ越し後にやること
引っ越し後は、早く通常の生活を始められるよう荷解きを急ぐ必要があります。
しかし、引っ越し後にも、やるべきことがあります。
忘れないよう、なるべく早めに行いましょう。
新居の近隣へ挨拶する
新居の近隣への挨拶も必要です。
引っ越しでご迷惑をかける可能性もあることから可能であれば引っ越し前に済ませるとよいでしょう。
引っ越し後になる場合は、遅くとも引っ越し後1週間以内に挨拶に伺うようにします。
ご迷惑にならないよう、明るい時間帯に伺いましょう。
挨拶に持参する手土産は、消耗品や食品類など形の残らないものが一般的です。
予算は1件当たり500円~1,000円程度で、洗剤セットやキッチン用品・お菓子・タオルなどがおすすめです。
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運転免許証の住所を変更する
引っ越し後は運転免許証の住所変更も忘れずに行いましょう。
運転免許証の住所変更は、期限が決められているわけではありません。
しかし、免許証の更新時期が迫っていたり、免許証を身分証明書代わりに見せたりする場合は、新しい住所に変更していなければ不都合が生じます。
住所変更は警察署や運転免許センター・運転免許試験場などで手続き可能です。
手続きの際には、新住所が確認できる住民票の写しや保険証などの提示を求められます。
また、各市区町村によって必要な書類が異なる場合もあるため、事前にホームページで確認しておきましょう。
銀行やクレジットカードの住所を変更する
引っ越し後は、早めに銀行やクレジットカードの住所変更を行いましょう。
銀行の場合、窓口や郵送・インターネットなどから手続き可能です。
窓口で行う場合は、本人確認ができる免許証や保険証・届け出印・通帳を持参します。
クレジットカードは、インターネットで簡単に手続きできるほか、電話や店舗でも対応してもらえます。
ほかにも、保険の住所変更や自動車の登録内容を変更することなど、契約している業者へ問い合わせをし、変更方法を確認しましょう。
煩雑な引っ越し作業を効率的に進める方法
引っ越し前後は、非常に慌ただしくあっという間に時間が過ぎていきます。
少しでもゆとりをもって、作業を効率的に進めるためにも、活用できる業者や媒体は積極的に使うとよいでしょう。
新居のレイアウトをシミュレーションできるサイトやアプリを使う
新居のレイアウトに悩んで時間がかかりがちな方は、具体的にイメージできる方法があります。
近年は、新居の間取りに合わせて家具や家電の配置をシミュレーションできるサイトやアプリを多く見つけられます。
床や壁の色を実際の住居と同じようにして3Dで見られるサイトや、サイト内で紹介されている家具を実際に購入できるサイトなどもあり、よりリアルにイメージできるでしょう。
不動産会社にもらった間取り図ではイメージしにくい方や、家具のサイズで悩んでいる方におすすめです。
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引っ越し業者は引っ越し一括見積もりサイトで探す
引っ越し業者は、適正価格を知る意味でも、費用をできるだけ抑える意味でも複数業者から見積もりを取って決めるのがおすすめです。
しかし忙しい中、自ら複数の業者に連絡を取って自宅まで見積もりに来てもらうのは、非常に手間が掛かります。
その際に便利なのが、引っ越し一括見積もりサイトです。
オンライン上で複数業者の見積もりを比較できるサービスや、複数業者に一括で見積もり依頼できるサービスなどがあり、どちらも1社1社連絡する必要がなく手間も掛かりません。
ただし、ネット上だけで見積もりをしてもらった場合、荷物を見ていないため、実際の料金が見積額よりも高くなるケースがあります。そのため、可能な限り実際に見積もりに来てもらったほうが安心です。
業者の選択肢が多すぎて迷ってしまう方は、料金やサービス内容など「これだけは譲れない」ことを決めておくと選びやすくなりますよ。
ライフラインの手続きは一括で代行してくれる業者に頼む
電気・ガス・水道といったライフラインは、旧居・新居両方で業者に連絡する必要があります。
インターネット回線の手配も、案外面倒ですよね。
これらをまとめて一括で依頼できるサービスがあります。
インターネット上で行うため、業者の営業時間を見計らって電話をする手間もなく、24時間都合のよいときに手続きできるのも魅力。
代行業者と取引のある事業者でなければ依頼できないため注意が必要ですが、複数業者に電話する必要がなくなることで、かなりの時短が期待できます。
「100円引越しセンター」で効率的に引っ越し!
ご紹介したように引っ越しは、時間と手間が掛かるもの。
さらに、荷物の運搬や新居の敷金や礼金など、出費もかさみますよね。
これらの多くは「100円引越しセンター」で解決できます。
「100円引越しセンター」は「特典サービス」のお申し込みをいただくと「100円」で引っ越しができる格安引っ越しサイトです。
お申し込みいただく特典サービスは、以下の3つのうちから1つをお選びいただけます。
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- ・モバイルW-iFiルーター
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新生活を始めるにあたり、必要なサービスばかり。
面倒な手続きも、引っ越しと一緒に「100円引越しセンター」が代行するため、手間も省けます。
「100円引越しセンター」では、複数の引っ越し業者の中から、お客様に合う業者をご紹介します。
多くの業者をご紹介するわけではないため、長時間見積もりとにらめっこしたり、多くの業者からひっきりなしに連絡が来てうんざりしたりすることもありません。
特典サービスを利用しない引っ越しでも、格安でご提供します。
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まとめ
引っ越し前後には引っ越し荷物の運搬や、さまざまな手続きなどが重なり非常に慌ただしくなります。
引っ越しする家族の人数が多くなればなるほど、その手間は増えていきます。
やることを事前にリストアップし、いつまでにやるのか計画的に作業を進めましょう。
引っ越し作業を効率的に進められるサービスも、各社とも充実しています。
1日でも早く落ち着いて新居で暮らせるよう、これらのサービスの活用もぜひ検討してみましょう。
「100円引越しセンター」でも、お客様の引っ越しのお手伝いをしております。多くの方にご満足いただいているサービスをぜひご利用ください!