引越し見積もりを取る前に知っておきたいこと
引越しをする際に必ず必要になる作業が「引越しの見積り」です。
この見積もりを取る作業が、「引越しの良し悪しを決める!」と言ってもいいほど重要な作業なのです。
そこで、ここでは見積もりを取る際に「失敗しない見積りの取り方」を詳しくご紹介していきます。
1.引越し費用の見積もりの流れ
見積りの取り方には大きく分けて3つの方法があります。
- 自宅訪問で見積もりを出す。
- 電話対応のみで見積もりを出す。
- インターネットで見積もりを出す。
「自宅訪問で見積もりを出す」がオススメ!
まず、失敗しない引越しにするためには、「自宅訪問で見積りを出す」を選んだ方が良いです。
よく失敗するのが、電話やインターネットのみで見積もりを出して、引越し当日に荷物の量が多すぎてトラックに入らず追加料金が発生するというケースですね。
こういったトラブルのもとになるため、やはり実際に荷物の量を目で確認してもらい、建物の場所や駐車場スペース、エレベータの大きさや階段の広さなど確認してもらった方がトラブルは避けられます。
「自宅訪問見積り」が不要な方
単身パックなどの荷物の量が決められているプランで引越しを考えている方は訪問不要です。
単純に荷物が少ない方は、引越し業者の指定のコンテナに収まるか収まらないかを判断できれば、訪問見積りは不要になります。
また、過去に依頼した引越し業者に再度お願いする場合などは電話見積もりでも充分かもしれませんね。
「自宅訪問で見積もりを出す」流れ
「自宅訪問で見積もりを出す」流れは5つの工程で完了です。

1.引越し業者に問い合わせる
まずは、気になる引越し業者へ電話をかけて、「引越しの訪問見積もりをお願いしたい」旨を伝えます。
2.担当営業支店から折り返しの連絡
基本的には、お客様センターにつながるので「一度担当エリアの支店から折り返します」という流れになります。
しばらくすると担当エリアから電話が入ります。
3.訪問見積りの日時設定
電話がかかってきたら、訪問の日時調整をします。
4.担当者訪問「見積り作成」までの流れ
実際に担当営業マンが訪問します。訪問見積りにかかる時間は荷物が少なければ15分程度。一般的な方で20分から1時間程度です。
5.訪問見積り完了
内容が良ければ、訪問見積りの流れは完了になります。
訪問される営業マンの方の印象も、引越し業者選びのポイントになりますよね。
いろんな角度で引越し業者の営業マンの方をチェック!してみては…?
見積り作成の流れ
①簡単な挨拶
訪問見積りを依頼していただいたという事でほとんどの引越し業者が、粗品をプレゼントするキャンペーンを行っていますので、ありがたくいただきましょう。
②荷物の量チェック
簡単な挨拶が終われば、基本的に荷物の量の確認に入ります。
全ての荷物の量を確認してもらわないと後々トラブルのもとになるので、倉庫の中身や家の外の荷物も忘れずに確認してもらいましょう。
③引越し内容を伝える
- 引越しの希望日
- 作業を開始する希望時間
- エアコンの移設工事の有無
- 梱包作業の有無
- 電気工事(洗濯機、テレビ配線など)の有無
- 不用品の処分の有無
- 車やバイクの陸運の有無
- ピアノ運送の有無
④引越し作業について説明してもらう
お客様の引越し内容をお聞きした上で、当日のスケジュールや作業内容、引越し業者の強みや引越規約などの説明があります。
⑤支社に電話で料金確認
担当営業マンが支社へ連絡を取り「今回の引越しにかかる料金」と「トラックの空き状況」や「梱包などの付帯サービスの対応可否」を確認してもらいます。
⑥見積書の作成・確認
見積書を作成してもらい、内容の確認になります。
2.上手な引越し見積もりの取り方
引越しの良し悪しを決めるのは、「見積り時の対応で決まる!」と言ってもいいほど見積りの取り方は大事な作業になります。
そこで見積りの上手な取り方をここでご紹介します。
見積りを取る時期は、引越し日の2週間前から1か月前に取るのがベスト!
引越し日が決まったら、なるべく早く引越しの見積りを取ることをオススメします。
お分かりの通り、見積りを取った後は大変な作業「引越しの準備」が待っています。
ただでさえ引越し前で家庭内作業が増えるので、余裕をもって作業できるように、最低でも引越しの2週間前には取るようにしましょう。
見積りは午前中にすべて終わらせるぐらいの時間調整!
引越し業者に見積りを取ってもらう作業時間は「訪問見積り」でも「電話で見積り」でも、なるべく日時を指定してまとめて終わらせるようにしましょう。上手く調整すれば3時間ほどで、複数の引越し業者から見積りが取れます。
また、「ネットで一括見積り」の際は、連絡可能時間を指定した上で依頼すると電話応対が取りやすくなりますよ。
引越し業者の訪問時の家の片づけは不要!
引越し業者が訪問する場合は、「自宅を片付けなければ!」という方もいますが、基本的には引越し業者も引越し前で忙しく、バタバタしている状態という事は理解していますので、特別きれいにしておくという事はまったくありません。
そこはあまり気にされずに依頼しましょう!
ネットで一括見積りは電話攻撃の的になることは覚悟!
インターネットで複数の引越し業者へ一括で見積もり依頼。
確かに便利なのですが、「依頼したら多数の引越し業者から電話がなりっぱなし…」という声や、「見積りの数だけ断りの連絡をしなければならないため、それが負担…」という声も。
安く引越しをしたいのであれば、それなりのリスクがある事を承知の上で依頼しましょう。
見積りを上手に取るためのポイントは、なるべく早めに行動すること、引越し前は何かとバタバタするので、日時をまとめて見積りを取るようにする事が大事です。
また、なるべく安く良い引越しをしたい場合は、複数の引越し業者へ見積りを依頼するので、それだけ断る業者も増えることも理解して良い見積り作業を行いましょう。
3.引越し見積もりを取る条件
引越し見積りを取る条件は3つのポイントが決まればOK!
(1)引越し先住所の確定
引越し先の住所が未確定の場合は、正確な料金が出せないため見積りは取れません。
(2)引越し日の確定
引越し日や引っ越す時間帯によっても料金が変わります。しっかり確定してから依頼しましょう。
(3)持って行く家財と不用品として処分する家財分別の確定
大きな荷物となる家財は、持って行くものなのか処分するものなのかによっても料金が変わります。
引越し業者も上記3つが決まっていれば見積書の作成が出来ます。
引っ越すことが決まっているのであれば、なるべく早めに「引っ越す場所」や「日にち」を決めて、引越し業者に見積もりを依頼できる準備を整えましょう。
4.引越し見積もりにかかる時間は?
引越し見積もりの際、「営業の方にあまり長く居られて粘られても困るな…」とお考えの方もいらっしゃいますよね。
では、引越し見積もりにかかる時間は実際どのくらいなのでしょうか?
その答えは!
引越し見積もりの目安時間は「20分以内!」です。
- 【10分未満】・・・41.8%
- 【10分~20分】・・・49.6%
- 【30分~40分】・・・1.6%
- 【40分~50分】・・・1.2%
- 【50分以上】・・・1.3%
という結果で、見積もりを依頼された方の「9割以上が20分以内!」で終わっています。
20分以上時間がかかっているお客様のほとんどが値引き交渉をされています。
そのやり取りで時間がかかっているようですね。
という事は10分以内のお客様はほとんど値引き交渉をされずに終わった確率が高いという事になりまね。おそらく何社か相見積もりをご検討されている方だと思います。
一度、何社か見積もりを出してもらい、そこから値引き交渉をする予定なのかもしれませんね。このように、「予想していた時間より意外と短い!」と感じた方が多かったのではないでしょうか?
あまり訪問だからと壁をつくらず、気軽に問い合わせてもいいのかもしれません。