母子家庭の引越しの味方「支援制度」紹介!
私は、引っ越しの不安・疑問解決を担当するアドバイザー「シモムラ」です。
訳あって母子家庭になり、やむを得ず引っ越しをする方は、大きな不安があるのではないでしょうか。
- 「収入が低いから引っ越し資金を用意できるか不安・・・」
- 「引っ越し後に、ちゃんと生活できるかな」
- 「子育て支援が充実したところに引っ越ししたい」
など、引っ越しにあたって不安を抱いているシングルマザーの方が多いと思います。
まずはじめに、多くの自治体には「母子家庭を支援する制度」があるのでご安心を。
中には、「引っ越し費用」や「県外移住費用」を支援する制度もあります。
これらをうまく活用することで、負担を軽減させることができますよ。
そこで今回は、「母子家庭の引っ越し」について次の4点を徹底解説します。
- 母子家庭の引っ越し費用の平均相場
- 母子家庭の方が引っ越しする時に行なわないといけない手続き
- 生活保護を受給している母子家庭の方が支援を受ける方法
- 子育て支援が充実した地域
さらに、母子家庭にも嬉しい格安の引っ越しサービスもご紹介するので要チェックです!
3.母子家庭の引っ越し料金を抑えるなら「100円引越しセンター」
1.母子家庭の引っ越しにかかる費用
引っ越しにかかる費用で大きく占めるのは、大きく分けて次の2つ。
- 敷金・礼金をはじめとする「賃貸物件の初期費用」
- 引っ越し業者に支払う「運搬料」
どちらもまとまった金額になるため、引っ越し資金を用意しておかなければいけません。
ここでは、引っ越しにかかる費用はどのくらい必要なのか一挙ご紹介していきます。
1-1.賃貸契約に必要な「初期費用」
賃貸物件の契約時にかかる初期費用には、様々なものがあります。
- 敷金・礼金
- 不動産仲介料
- 火災保険料
- カギの付け替え費用 など
これらの初期費用の目安は、「家賃の4~5ヶ月分」といわれています。
例えば家賃4万円の賃貸物件を借りる場合、16~20万円の初期費用がかかります。
↓関連記事はこちら↓
『賃貸引っ越しの【初期費用は全12項目】安く引っ越す方法を徹底解説!』
1-2.引っ越し業者へ支払う費用
ここでは「母1人・子1人の2人家族」と「母1人・子2人の3人家族」の母子家庭を想定して、引っ越し距離ごとの料金相場をまとめました。
2月下旬~4月の繁忙期を除く | 2人家族 | 3人家族 |
15km未満(同市内程度) | 60,000円 | 75,000円 |
50km未満(同県内程度) | 70,000円 | 80,000円 |
50~200km未満(県外) | 100,000円 | 100,000円 |
200km以上 | 160,000円 | 200,000円 |
県をまたぐ引っ越しの場合、なんと少なくても10万円以上の費用が必要になります。
それに加え新居の「初期費用」もかかるため、30万円ほどの引っ越し資金が必要です。
1-3.では母子家庭の平均年収は?引っ越し資金は支払える?
母子家庭は保育所などの預け先の関係上、限られた時間内でしか働けない方も多いはず。
事実、厚生労働省によると「ひとり親世帯の平均年収は200万円」と決して多くはありません。
母親自身の就労収入 | 200万円 |
就労収入と各手当を含む収入 | 243万円 |
参考元:「厚生労働省」平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果
※「就労収入と各手当を含む収入」:働いて得た収入と児童扶養手当などを合わせた年収
- ♦「母親自身の就労収入」の場合、月収「約17万円」
- ♦「各手当を含む収入」を合わせると月収「約20万円」
あくまで全国の平均なので、地方だと上記した平均収入より少ない方もいらっしゃるはずです。
私も手取りで13万円ぐらいなので、引っ越ししたいけどなかなか・・・。
引っ越し先での生活費も確保しないといけないので、難しいところですよね。
そうなんです。
資金を貯めようと思っても中々難しくて。
そんな時は自治体に相談してみるのもおすすめですよ。
母子家庭の支援を行なっている自治体も多いです。
引っ越しに関係する支援などもあるんですか?
はい。
では母子家庭の引っ越し支援について詳しく解説していきますね。
2.母子家庭の引っ越しを支援してくれる2つの制度
自治体では、母子家庭が安心して暮らせるように様々な取り組みが行なわれています。
その中には「引っ越し資金を借りられる制度」や「家賃の一部を助成してくれる制度」なども。
引っ越し前にもまとまったお金が必要ですが、その後も生活をしていくための資金が必要です。
これからご紹介する制度をうまく利用し、少しでも負担を減らしましょう!
では早速、引っ越しの支援を行なってくれる2つの制度について解説していきます。
2-1.家賃の一部を助成「住宅助成制度(住宅手当)」
「住宅助成制度」とは、家賃に対する助成金です。
引っ越し後にかかる新居の家賃を自治体が負担してくれるため、毎月の負担が軽減されます。
ここで、「住宅助成制度」申請の条件と必要なものを見ていきましょう。
■「住宅助成制度」の申請条件
- 年収が一定以下(自治体ごとに異なる)
- 生活保護を受けていない
- 家賃が6万円以下
- 民間の賃貸住宅を借りている
■「住宅助成制度」の申請に必要なもの
- ・助成金の申請書
- ・戸籍謄本
- ・住民票記載事項証明書又は住民票の写し(家族全員分)
- ・所得を証明する書類(源泉徴収や給料明細など)
- ・住民税課税・非課税証明書
- ・借家賃貸借契約書のコピー
- ・「家賃決定通知書」又は「減免承認書」の写し(県営住宅に住んでいる方)
- ・「家賃決定通知書」の写し(市営住宅の住んでいる方)
- ・児童扶養手当証書
- ・家賃の領収書のコピー(申請する月のもの)
- ・認め印
- ・銀行口座
申請に必要な書類は自治体によって異なるので、事前に確認しておくと安心です。
支給額も自治体によってさまざまですが、一般的には5,000~10,000円程度。
支給されるタイミングは毎月ではなく、年に3回、4ヶ月分ずつ支払われるようになっています。
また注意点として、「住宅助成制度」は国ではなく各自治体による制度。
よって名称は「ひとり親家庭住宅手当」「母子家庭等家賃助成」のように異なるので要確認です。
自治体によっては制度自体がないこともあるので、各自治体のホームページで確認するか、電話でお問い合わせくださいね。
2-2.引っ越し資金を借りられる「母子寡婦福祉資金貸付」
「母子寡婦福祉資金貸付」は、引っ越しにあたって最大260,000円まで借りることができる制度です。
では続いて、貸付条件と申請に必よなものをチェックしてみましょう。
■「母子寡婦福祉資金貸付」の申請条件
- 連帯保証人あり:無利子で貸し付け可能
- 連帯保証人なし:年1.0%の利率で3年以内に返済
■「母子寡婦福祉資金貸付」の申請に必要なもの
- ・貸付申請書
- ・戸籍謄本
- ・「転居先を明らかにする書類」
- ・「転居費用の見積もり書」
- ・住民票記載事項証明書又は住民票の写し
- ・「貸付を受ける本人」と「連帯保証人」の印鑑登録証明書
- ・父母および連帯保証人の収入を明らかにする書類
- ・生活費収支内訳
審査から貸付金が下りるまでに少し時間がかかるため、余裕をもって申請すると良いでしょう。
また必要書類については、本人の状況によって異なります。
引っ越し先の「児童福祉主管課」や「保健福祉事務所」といった担当窓口へお問い合わせください。
2-3.母子家庭で生活保護受給者は引っ越しの支援なし?その真相とは
母子家庭で生活保護の受給を受けている方は、住宅助成制度などを利用することができません。
というと「支援制度は全くないの?」と心配になりますが大丈夫です。
いくつかの条件を満たすことで引っ越し費用や家賃の支給を受けられる支援制度があります。
しかし自身が条件を満たしているかどうか、満たすにはどうすれば良いかなど、規定は非常に複雑。
そのため支援を受けたい方は、まずは担当の「ケースワーカー」に相談しましょう。
このケースワーカーとは、生活保護を受けている方の家に訪問して、生活状況の確認を行なう職員のことです。
物件探しの相談をすると「支援を受けられる範囲内の物件」をアドバイスしてくれます。
条件を満たしていれば、「敷金・礼金」「仲介手数料」や「火災保険料」が保護金として支給されます。
まずはケースワーカーに相談を行ない、条件に合った物件を探しましょう。
3.母子家庭の引っ越し料金を抑えるなら「100円引越しセンター」
母子家庭の方が引っ越しをする場合、30万円ほどかかる可能性があることをお伝えしました。
いくら補助制度があるとは言え、まとまったお金を用意するのは厳しいですよね。
そこで、
「せめて荷物の運搬料だけでも安く抑えることができれば・・・」
と思っている方がほとんどではないでしょうか?
あなたのその思い、「100円引越しセンター」で叶えることができます!
当社では一定の条件を満たすことで、なんと引っ越し料金がたったの「100円」になるんです。
数万~数十万円もかかる引っ越し料金が100円になれば、負担を大幅に減らすことができます。
では続いて、引っ越し料金が「100円になるための条件」は次の2つです。
■特典サービス(引っ越しと同時にいずれか1つにお申込み)
- ①フレッツ光回線
家中のパソコンやスマホを高速の光回線に接続!
動画もサクサク快適&通信制限知らずに - ②モバイルWi-Fiルータ
いつでもどこでも高速インターネットが使える!
工事不要&即日開通の手軽さもうれしい - ③SoftBankの携帯(新規契約or他社から乗り換え)
他社への携帯乗り換えを考えているなら絶対おトク!
ソフトバンクは割引キャンペーンが充実していて安い
■100円引越しの諸条件
単身引越しプラン |
|
ファミリー引越しプラン(2人以上) |
|
上記の2つの条件を満たすことで、誰でも「100円」で引っ越しができます。
引越しが100円で済む上に、新生活に必須のサービスを手間なく契約できてイイこと尽くし。
新居でネット回線を契約予定の方、スマホの乗り換えを考えている方にぴったりです!
ではもしも荷物量や引越し距離がオーバーしたら、料金はどうなるんですか?
その場合は追加料金が発生しますが、それでも安いことには変わりありません!
えっ!どういうことですか?
100円に超過分が加算されるだけなので、他のどこよりも確実に安く抑えることができるんです。
当社の特別提携先の引越し会社を利用することで、格安で引越しできるんですよ。
・・・では続いて、100円引越しセンターの魅力をご紹介!
- 単身もファミリーも100円で引越しできる
- 便利なサービスを面倒な手続きなく同時契約
- 厳選した1社のみのご提示によりセールスの電話もなし
- 提携引越し会社は優良な約20社のみでサービスも安心
- 引越しに必要な梱包材は無料でレンタル可能
- 不用品引き取りやマイカー輸送などの有料オプションも充実
少しでも気になる方は、まずはぜひお気軽に100円引越しセンターへお問合せを。
ささいなご相談やお見積りだけでも、スタッフ一同お待ちしております!
4.母子家庭の方が忘れてはいけない引っ越し手続き4選
引っ越しでは、各種住所変更やライフラインの契約など様々な手続きが必要。
さらに母子家庭の場合は、お子さんに関する手続きなども加わります。
もしも手続きを忘れると、本来受け取れる支援金や助成金などを受給できないので要注意。
ここでは、母子家庭の方が絶対に忘れてはいけない引っ越し手続きについて解説していきます。
4-1.「児童扶養手当」と「児童育成手当」の転居手続き
「児童育成手当」は国ではなく自治体の制度なので、自治体によっては支給されないことも。
その場合は、「児童扶養手当」の手続きのみで問題ありません。
では続いて、それぞれの転居手続きに必要な書類は次の通りです。
■「児童扶養手当」と「児童育成手当」の申請に必要なもの
- ・児童扶養手当証書
- ・印鑑
- ・マイナンバーカード又はマイナンバー通知カード
- ・身分証明書(保険証や免許証など)
まずは、旧居のある市区町村の役場で「児童扶養手当の転出届」の手続きを。
その後引っ越し先の市区町村役場で、「児童扶養手当転入届」を提出しましょう。
さらに「児童育成手当」を受給している場合は、同じように転居手続きを行なってください。
4-2.「医療助成制度」の変更手続き
「医療助成制度」は、保険診療でかかった医療費の自己負担額の一部を助成してくれる制度です。
転居手続きに必要な書類は次のようになります。
■「医療助成制度」の申請に必要なもの
- ・印鑑
- ・子供の健康保険証
- ・海外からの転入の場合はパスポートの写し
必要なものは自治体によって異なるため、旧居と新居の自治体の双方De確認しておくと良いでしょう。
また注意点として、同じ市区町村内での引っ越しでも変更届の提出は必須です。
「引っ越し後、医療助成制度は必ず住所手続きが必要なもの」と覚えておいてください。
4-3.就学援助の転居手続き
就学援助は、「市」ごとの支援制度となっています。
そのため住む「市」が変わると申請が必要と頭に入れておきましょう。
一般的に、申請に必要な書類は次の通りです。
■就学支援の申請に必要なもの
- ・印鑑
- ・証明書類(児童扶養手当など)
- ・キャッシュカードや通帳
また申請先は、市区町村役場の教育委員会・教育支援課です。
4-4.上下水道基本料金減免手続き
「上下水道基本料金減免」は、水道料金や下水料金を一定額、減免する制度。
対象は母子家庭のみならず、「特別児童扶養手当」「生活扶助を受けている生活保護者」なども含まれます。
転居時の手続きに必要な申請書などは各水道局で異なるので、それぞれホームページなどで確認しましょう。
「〇〇(住んでいる地域の名前) 水道 減免」で検索すると、その地域の水道局ホームページから確認することができますよ。
5.母子家庭を応援する地域は多い!具体的な地域と支援例をチェック
シングルマザーとして生活していくために、新しい場所での生活を望んでいる方も多いはず。
- 「シングルマザーが住みやすい地域とかあるの?」
- 「子育て支援が充実している地域はどこだろう?」
といったふうに、「1人で子供を育てる」という責任感で色々な不安が出てきますよね。
しかし、シングルマザーを手厚く支援してくれる地域はたくさんあるのでご安心ください!
以下は一例ですが、「ひとり親世帯」の支援に力をいれている地域をご紹介します。
大分県 国東市 |
国東市では「医療助成」などの一般的な子育て支援の他に「ひとり親の移住支援」の一環として、母子家庭や父子家庭などの方で、現在都市部に住んでおり、仕事を探している父子・母子家庭に対して「上限15万円の引っ越し費用」と「上限1万円の家賃が補助」の移住支援サポートを行なってくれる町になります。 詳しくはこちら |
島根県邑南町 | 島根県 邑南町は「日本一子育てしやすい町」を目標にしている町で、様々な子育て支援に力を入れています。 ・2人目のお子さんから保育料の無料 ・0歳から中学校卒業までの医療費が全額無料 ・小中高の入学時に「入学支度金」として20,000円の支給 など 他にも「定住コーディネーター」と呼ばれる方が「子育て費用の補助」「仕事の紹介」などの支援なども行なってくれます。 詳しくはこちら |
兵庫県神河町 | 神河町は、人口約1万1,400人の町で、様々な移住事業を行なっています。移住事業の一環として「シングルマザーの引っ越し支援」なども行なっています。 ・上限を10万円として、引っ越し費用の半分を補助 ・家賃が4万円以上の場合、最大で2万円の家賃補助 また、医療助成制度も充実しており、高校卒業まで通院および入院費用は全額負担してくれます。 詳しくはこちら |
北海道 幌加内町 | 幌加内町では、町内で介護の仕事へ就職することを条件に、シングルマザーやシングルファザーを対象にして支援制度があります。 ・給与保障 ・お子さんが18歳になるまで毎月3万円の養育費を補助 ・家賃が3万円以上の場合、家賃の半額を補助(上限3万円) ・幌加内町への移住準備金として20万円の支給 ・中学3年生まで医療が全額無料 詳しくはこちら |
大阪府 大阪市 | 大阪市は、シングルマザーやシングルファザーの支援に手厚い街です。 医療助成などの医療支援はもちろんのこと、父親・母親の自立支援にも力を入れています。 また、離婚後に相手側から養育費を払ってもらえない場合、大阪独自の支援制度として保証会社に養育費を保証してもらう補助金制度があります。 大阪市のひとり親支援制度は、非常に豊富です。 詳しくはこちら |
他にも、母子家庭の生活を支援する制度をそなえた自治体はたくさんあります。
もっと知りたい方は、「一般社団法人 移住・交流推進機構」など支援制度をまとめたWebサイトをご確認ください。
6.まとめ
では最後に、母子家庭の引っ越しについておさらいです。
- 母子家庭の引っ越しでは30万円ほど見ておくと良い
- 母子家庭向けに「引っ越し費用の貸付」や「家賃の助成」などの支援がある
- 母子家庭で生活保護受給者でもケースワーカーに相談することで、受けられる支援がある
- 格安で引っ越すなら「100円引越しセンター」へ
母子家庭だと子育てと仕事を1人でこなす必要があるため、どうしても収入が少ない傾向に。
そのため、活用できる制度は積極的に利用し少しでも負担を減らして引っ越すのがベストです。
また引っ越し費用をとにかく安く済ませたいなら、100円引越しセンターへお問合せを。
無料のオンラインお見積もりもおこなっておりますので、ぜひお気軽にお問合せください!