【知らないと損する】一人暮らしの引っ越し費用相場と抑える方法
実家を出て一人暮らしを始める予定なのですが、引っ越しから住むまでにトータルでどのくらいお金が必要なのでしょうか?
これから新生活を送るのにも何かとお金がかかりますし、うまくやりくりできるか心配です・・・。
「引っ越し費用」のほかに賃貸物件の「初期費用」なども必要なので、まとまった資金を用意しなければなりません。
ですができることなら、一人暮らしにかかる初期費用を節約して少しでも負担を減らしたいですよね。
一人暮らしを始める方、単身で引っ越す方の中には、次のような疑問をお持ちの方も多いはず。
- 「単身で引っ越す場合の相場は?具体的に料金の目安が知りたい!」
- 「一人暮らしを始めるのに必要な費用は?貯金はどのくらいあると安心?」
- 「一人暮らしにかかるトータルの初期費用を安くする方法ってないの?」
など、ほとんどの方が『金銭面』に対して大きな不安を感じていることでしょう。
そこで無理なく新生活を送るためには、一人暮らしに必要な初期費用の目安を把握した上で、できる部分を節約してムダな出費を抑えることが重要になります。
よって今回は、一人暮らしの「引っ越し費用」と「初期費用」の相場を詳しく解説します!
またそれぞれの費用を安くするコツもご紹介するので、引っ越しで損したくない方は必見です。
1.一人暮らし・単身の引っ越し費用って?相場をチェック
まずはじめに、一人暮らしをする単身者の引っ越し費用はどのくらいなのか具体的に解説。
以下の3つの条件から想定される、一人暮らしの引っ越し料金の相場をご紹介します。
- 通常期の単身の引っ越し料金相場
- 繁忙期(3~4月)の単身の引っ越し料金相場
- 1R・1Kの物件からの引っ越し料金相場
引っ越し料金の相場は、基本的に時期やタイミング次第で大きく変動するので要注意。
また既に一人暮らしをしている方は、現在の物件の間取りからも引っ越し料金の目安が分かるのでぜひ参考にしてみてください!
①通常期の単身の引っ越し料金相場
引っ越しの「通常期」とされるのが、引っ越しの依頼件数がさほど多くはない5~2月。
その中でも、転勤による引越しが増えやすい9~10月を除いた月は、特に需要が落ち込む「閑散期」とされています。
この時期は予約が取りやすいだけでなく、引っ越し料金が安くなりやすいのが大きなメリット。
では早速、通常期の単身の引っ越し料金の相場を見ていきましょう。
全平均 (相場) |
~50km未満 (同都道府県程度) |
~200km未満 (同一地方程度) |
~500km未満 (近隣地方程度) |
|
5月 | 38,746円 | 35,703円 | 45,166円 | 69,666円 |
6月 | 35,000円 | 31,200円 | 42,350円 | 70,200円 |
7月 | 38,358円 | 31,750円 | 46,500円 | 80,840円 |
8月 | 34,524円 | 31,766円 | 42,166円 | 60,831円 |
9月 | 38,333円 | 34,431円 | 48,383円 | 63,165円 |
10月 | 37,036円 | 32,950円 | 45,416円 | 67,983円 |
11月 | 38,000円 | 32,700円 | 44,108円 | 59,000円 |
12月 | 35,930円 | 32,825円 | 45,230円 | 59,800円 |
1月 | 36,816円 | 31,450円 | 40,225円 | 60,016円 |
2月 | 41,711円 | 40,004円 | 50,971円 | 66,633円 |
一人暮らしの引っ越しには3~4万円程度かかるんですね。
ところで、通常期はどうして料金が安くなりやすいのでしょうか?
それは人手やトラックに余裕があり、料金を安くしてでも契約を増やそうとするからです。
また人気のない曜日や時間帯は値引き交渉に応じてもらえる可能性が高く、さらにお得に引っ越しできるかもしれませんよ。
『引っ越しは平日と土日で料金差はない?【最もお得な曜日】を解説!』
『引越しは時間指定しない方がお得?午前中は高い?料金を徹底比較』
②繁忙期(3~4月)の単身の引っ越し料金相場
次に3~4月は、進学や就職に伴い引っ越し件数が急激に増える「繁忙期」となります。
特に3月の下旬から4月の上旬にかけては一気に引っ越し依頼が集中するため、予約が取りづらくなるのはもちろん、料金が通常期の2倍以上値上がりすることも珍しくありません。
では続いて、繁忙期である3月、4月の引っ越し料金の相場をチェックしてみましょう。
全平均 (相場) |
~50km未満 (同都道府県程度) |
~200km未満 (同一地方程度) |
~500km未満 (近隣地方程度) |
|
3月 | 71,616円 | 56,691円 | 82,116円 | 111,683円 |
4月 | 49,250円 | 41,076円 | 57,779円 | 78,833円 |
繁忙期は一気に値段が高騰し、月内で平均すると3月は7万円程度、4月は5万円程度かかることが予想されます。
またピーク時期には10万円以上かかる場合もあるため、引っ越しのタイミングには十分に注意したいところですね。
繁忙期ってそんなに高いのですね・・・改めて時期選びは本当に大切だと感じました。
そんなに高額になるのなら、私は少し時期をずらして引越し料金を節約したいと思います!
③間取りでも変わる?1R・1Kの引っ越し料金相場
時期や移動距離のほかに、引っ越し料金を大きく左右するのが「荷物量」。
荷物量が多いほどより大きなトラックが必要で、場合によっては作業に必要なスタッフの数も増えるため、その分料金が高額になりやすいというわけです。
そこで続いてご紹介するのが、現在の自宅の「間取り」から見る引っ越し費用の相場。
ここでは現在一人暮らしをしている方へ向けて、「1R(ワンルーム)」とやや間取りの広い「1K(ワンケー)」のお部屋から引っ越す場合の目安をご紹介します。
1R全平均 | 1K全平均 | |
1月 | 35,000円 | 38,633円 |
2月 | 37,466円 | 46,016円 |
3月 | 64,300円 | 78,933円 |
4月 | 42,666円 | 55,833円 |
5月 | 33,500円 | 42,990円 |
6月 | 34,972円 | 40,386円 |
7月 | 33,050円 | 43,666円 |
8月 | 30,108円 | 38,940円 |
9月 | 33,333円 | 43,333円 |
10月 | 32,840円 | 41,233円 |
11月 | 34,333円 | 41,666円 |
12月 | 33,126円 | 38,733円 |
あくまで目安ですが、少し間取りが広くなるだけで荷物量も増え、最大1万円以上高くなるケースもあることが分かります。
よって引っ越し料金を安くしたいなら、できる限り荷物を減らすことが大切ですよ。
ではまとめると、引っ越し料金を安くするには「時期・タイミング」「移動距離」「荷物量」に注意したら良いということですね。
新居までの距離はどうしようもないとしても、時期や荷物量は調整できるので、私は工夫してお得に引っ越します!
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2.一人暮らしの引っ越し費用を安くする方法6選!
以上より、一人暮らしの引っ越し費用の相場は通常期で3~4万円程度、繁忙期になると7万円以上かかる可能性があることが分かりました。
そこで「高額な費用の支払いを避けたい」「どうにか安くできないの?」とお困りのあなた。
次にご紹介する6つの方法を試せば、引っ越し料金を本来よりも安くできる可能性があります!
- 1.引っ越し料金が安い時期・時間帯を選ぶ
- 2.単身者向けのサービス「単身パック」を利用する
- 3.荷物を減らして宅配便を利用する
- 4.相見積もりを取って価格交渉する
- 5.業者に依頼せず自力で引っ越す
- 6.100円引越しセンターを利用する
では続いて各方法の詳細をご紹介するので、少しでもお得に引っ越したい方は必見です。
方法①引っ越し料金が安い時期・時間帯を選ぶ
一つ目の方法は、「引っ越し料金が安い時期・時間帯を選ぶ」というもの。
節約するために知っておくべきポイントをまとめると、具体的に以下の通りです。
- 引っ越しの繁忙期(3~4月)を避ける
- 月の上旬から中旬の「平日」を狙う
- 時間指定ができない「フリー便」を使う
✔ポイント1.引っ越しの繁忙期(3~4月)を避ける
これまでご紹介した通り、引っ越し依頼が集中し料金が高騰する「繁忙期」は避けましょう。
特に3月の最終週、4月の一週目は1年の中で最も高額になるのでご注意ください。
✔ポイント2.月の上旬から中旬の「平日」を狙う
引っ越しの通常期であっても、月内でいうと「上旬から中旬」を狙うのがおすすめ。
というのも、下旬(月末)は賃貸物件の解約に伴って引っ越し依頼が集中しやすいため、料金が通常よりも割高に設定される可能性があるからです。
また週の中では、休日は引っ越しに好まれやすいことから「平日」の方が安くなるケースもあるので、少しでもお得に引っ越したい方は曜日にも注目しましょう!
✔ポイント3.月時間指定ができない「フリー便」を使う
引っ越しの時間を業者の空きに合わせる「フリー便」なら、通常の午前便・午後便よりも安く抑えることが可能です。
ただ自分の希望の時間に引っ越しを始めることはできませんし、前の引っ越しが押していると大幅に遅れる可能性がありますが、スケジュールに余裕がある方におすすめです。
フリー便の割引率は業者や時期によって異なりますが、条件によっては2万円ほど安くなるケースもありお得!
最安値で引っ越したい方で日程に十分余裕があるのであれば、検討してみてはいかがでしょうか?
方法②単身者向けのサービス「単身パック」を利用する
二つ目の方法は、単身者向けの引越しサービス「単身パック」を利用するというものです。
この単身パックとは、各社の専用のボックスやカーゴを使った「積み切り」タイプのサービス。
ひとつのボックスで運べる荷物量は制限されますが、他の利用者の荷物と積み合わせて運ぶため、トラックを1台貸切る通常の引っ越しと比べると圧倒的に安く利用できます。
では続いて、「単身パック」と「通常の引っ越し」で料金相場を比較すると、以下の通りです。
~50km未満 (同都道府県程度) |
~200km未満 (同一地方程度) |
~500km未満 (近隣地方程度) |
|
単身パック | 約24,000円 | 約30,000円 | 約40,000円 |
通常プラン | 約33,000円 | 約45,000円 | 約65,000円 |
荷物が少ない方で、大型の家具家電を一緒に積む必要がないなら、通常のプランよりも圧倒的にコスパが良いですね。
ただ積めない荷物が出てもう1ボックス追加したりと、別料金で運んでもらうとなると割高になるので注意しましょう。
『引越しは「単身パック」がお得?5社の料金比較や最安プランをご紹介』
方法③荷物を減らして宅配便を利用する
3つ目の方法は、引越し業者に依頼せず荷物を減らして「宅配便」を利用するというもの。
ここではヤマト運輸の宅急便を例に、ダンボールのサイズ別の宅配料金目安をご紹介します。
外寸合計サイズ | ~50km未満 (同都道府県程度) |
~200km未満 (同一地方程度) |
~500km未満 (近隣地方程度) |
120サイズ (15kgまで) |
1,610円 | 1,610円 | 1,720円 |
140サイズ (20kgまで) |
1,850円 | 1,850円 | 1,960円 |
160サイズ (25kgまで) |
2,070円 | 2,070円 | 2,180円 |
例えば東京から大阪まで宅急便で運ぶとしても、140サイズの段ボールで1個2,000円程度。
段ボール10個分でも20,000円ですから、荷物が少量かつ大きな家具家電がないのなら圧倒的に安く済むことが明らかです。
さらに宅配便は時期によって料金が変動することはないので、3~4月に引っ越す方にもおすすめですよ!
ただし各サイズの重量制限を超えると料金が加算されるため、その点にも注意して荷造りしなければなりませんね。
方法④相見積もりを取って価格交渉する
4つ目の方法は、相見積もりを取って価格交渉するというもの。
最安値で引っ越すには、複数の業者に相見積もりを取って比較することが鉄則です。
ただ見積もりがあまりに多いと比較に時間が掛かりますし、目安として2~5社程度で十分。
ある程度業者を絞れたら、実際に問い合わせて他社の見積もり額を提示し価格交渉しましょう。
そこで比較に便利なのが、簡単な入力で見積もりを一括依頼できる「一括見積もり」サービス。
一括で最も安い引っ越し業者とサービス内容を比較でき非常に便利ですので、相見積もりの時間を短縮したい方はぜひご活用ください!
ただし一括見積もりサービスは非常に便利な反面、沢山の業者からメールや電話がくるというリスクも。
ただ見積もりを比較する手間は大幅に省けるので、デメリットをふまえた上でご利用くださいね。
『引越し一括見積もりは【要注意!】業者探しのコツとメリット&デメリット』
方法⑤業者に依頼せず自分で引っ越す
5つ目の方法は、業者に依頼せず自分で引っ越すというものです。
自分で引っ越しすれば、支払いはレンタカー代やガソリン代だけで済むので業者に依頼するよりもはるかに安く抑えることが可能。
さらに、ご自身の都合の良いタイミングで引っ越しできる自由度の高さも魅力的でしょう。
ただし自力で引っ越す場合、レンタカーの手配から荷物の搬出入、家具家電の配置まで、本来引越し業者にお任せできるところを全て自分の力でする必要があり手間も労力もかかります。
さらに荷物の破損や新居の損傷などの危険性もありますので、リスクが気になるなら業者に依頼することをおすすめします。
実際に自力で引っ越した方のお話を聞くと、「コストと労力が割に合わないと感じた」と回答されることが多いです。
また友人・知人に手伝ってもらうなら謝礼を渡さなければなりませんし、結果的に高くつく可能性もあるんですよ。
『引越しを自分でするのと業者に頼むの、どっちがお得?』
方法⑥100円引越しセンターを利用する
大手業者を利用してとにかく安く引っ越したいなら、「100円引越しセンター」がおすすめです!
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単身引っ越しプラン |
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3.一人暮らしにかかる初期費用って?内訳と相場を解説
冒頭でご紹介したように、一人暮らしを始めるにあたって発生する初期費用は、純粋な引っ越し費用だけではありません。
「賃貸物件の入居費用」はもちろん、既に一人暮らしをしている方は「旧居の退去費用」、さらに「家具家電や日用品の購入費」もかかってくるのです。
では最後に、一人暮らしを始める際に必要な初期費用の内訳と相場を解説します。
一人暮らしにかかる初期費用を正確に把握して、お金に困ることなく余裕を持って新生活をスタートしましょう!
①旧居の退去費用(原状回復費)の相場
既に一人暮らしをされている場合、引っ越すにあたり「旧居の退去費用」の支払いが必要。
この退去費用というのは「原状回復費用」であり、細かく分けると「部屋の修繕費用」と「ハウスクリーニング費用」の2つです。
- 部屋の修繕費用
故意による部屋の破損があった場合、修繕費用を負担する必要があります。
費用は入居時に徴収された敷金から差し引かれ、残った分は返還されます。 - ハウスクリーニング費用
ハウスクリーニングとは、専門会社による清掃サービスです。
賃貸契約書にハウスクリーニングの明記がない場合、支払いの義務はありません。
それでは続いて、原状回復費用の相場を間取り別・居住年数別で見ていきましょう。
間取り | 請求された退去費用の平均 |
ワンルーム、1K、1DK、1LDK | 49,980円 |
2K、2DK、2LDK | 79,924円 |
3DK、3LDK、 4K、4DK、4LDK |
90,139円 |
居住年数 | 請求された退去費用の平均 |
~3年 | 49,431円 |
4年~6年 | 61,694円 |
7年~ | 87,090円 |
参考:賃貸物件の退去費用|請求額は平均63,283円!74%の人が『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』を知らずに支払い
以上より、退去費用の目安は一人暮らし向けのワンルーム程度の間取りでも5万円ほどで、居住年数が長くなるにつれて高額になります。
◆退去費用(原状回復費)を安くするには?
次に、賃貸物件の退去費用(原状回復費用)を安くする秘訣をまとめると以下の通りです。
- 国交省の『原状回復ガイドライン』をもとに交渉する
- 退去前に徹底的に掃除、修繕・補修しておく
原状回復をめぐって多発する、貸主・借主間のトラブルを防ぐために定められたのが、「原状回復ガイドライン」。
ガイドラインでは、経年劣化や通常損耗によるやむを得ない痛みや損傷は貸主負担のように細かく定められているため、知っておくと退去費用の交渉に有利になります。
またあらかじめ自分で綺麗にできる部分を入念に掃除したり、可能な範囲の修繕・補修をすると原状回復費用を抑えられるのでおすすめです。
『私の賃貸の退去費用はいくら?原状回復ガイドラインで見積もりを確認』
②新居(賃貸物件)にかかる初期費用の相場
さらに一人暮らしの引っ越しで大きな負担となるのが、「賃貸契約の初期費用」。
お部屋を借りて新生活を始めるには、月々の家賃はもちろん、敷金や礼金、仲介手数料などのまとまった資金を用意しなければなりません。
では次に、一般的な初期費用の内容と金額の目安をチェックしましょう。
詳細 | 目安 | |
敷金 | 退去時の原状回復費や賃料など、債務を担保する目的で支払うお金。基本的には、原状回復にかかった金額が差し引かれて戻ってくる。 | 家賃1~2ヶ月分 |
礼金 | 物件を所有する大家さんに対して、お礼の意味を込めて支払うお金。退去時に返還されることはない。 | 家賃1~2ヶ月分 |
仲介手数料 | 物件の案内や契約手続きをした不動産に支払う手数料。家賃1ヶ月分を上限としているが、安く設定していたり、無料にしている不動産もある。 | 家賃0.5~1ヶ月分 |
火災保険料 | 火災や水漏れトラブルなどに備え、加入が義務付けられている損害保険。不動産から紹介される保険ではなく、個人で選んで加入することも可能。 | 1.5万程度 |
前家賃 | 入居月の家賃を前払いするもの。月の途中から入居する場合は、日割り家賃が発生する。 | 家賃1ヶ月分 |
鍵交換代 | 賃貸では、セキュリティ上鍵交換をするケースが大半。物件によっては入居者負担になる場合もある。 | 1~2万円程度 |
クリーニング代 | 原則大家さんが負担するが、物件によっては入居者負担に。支払うタイミングが異なり、退去時に請求されるケースも。 | 2~3万円程度 |
以上より、例えば家賃5万円の物件に入居する場合には25万円もの高額な初期費用が必要になる可能性があります。
◆賃貸物件の初期費用を安くするには?
それでは、賃貸物件の入居にかかる初期費用を安くする方法をチェックしましょう。
- 「フリーレント物件」や「ゼロゼロ物件」を選ぶ
- 不動産や貸主(大家さん)に交渉する
- 一部もしくは全額を分割払いにする
家賃が一定期間無料になる「フリーレント物件」や敷金礼金なしの「ゼロゼロ物件」を選べば、初期費用を大幅に抑えることが可能。
また不動産や大家さんに、礼金の免除や仲介手数料の減額などを交渉すると良いでしょう。
さらにまとまったお金を用意できない方、高額な初期費用の負担を分散させたい方には「分割払い」がおすすめです。
急な転勤などですぐに大金が用意できなくても、分割払いを選べば無理なく引っ越しできます。
『敷金・礼金なしの物件がヤバいって本当?そのデメリットと仕組みとは』
③家具家電・日用品の初期費用の相場
さらに新生活を始めるにあたり、「家具家電や日用品」も購入しなければなりません。
ここでは、入居時に最低限必要な家具家電と各製品の料金相場、生活必需品をご紹介します。
【新居で最低限必要な家具家電と料金相場(一人暮らし)】
相場 | |
洗濯機 | 20,000円程度 |
冷蔵庫 | 20,000円程度 |
電子レンジ | 10,000円程度 |
テーブル | 5,000円程度 |
カーテン | 5,000円程度 |
ベッド | 15,000円程度 |
布団セット | 10,000円程度 |
総額 | 85,000円程度 |
【揃えておきたい日用品・消耗品】
生活用品 | ティッシュペーパー、トイレットペーパー、ゴミ袋、ハンドソープ、歯ブラシ、歯磨き粉 など |
洗濯用品 | 洗濯洗剤、柔軟剤、物干し竿、ハンガー など |
バス用品 | ボディーソープ、シャンプー、リンス、洗顔料、ボディスポンジ、タオル、風呂用洗剤、掃除用スポンジ など |
キッチン用品 | 食器用洗剤、スポンジ、包丁、まな板、フライパン、鍋、調理器具、コップ、食器、カラトリー、サランラップ、アルミホイル、ゴミ袋 など |
以上より、一から最低限の家具家電を揃えるのに想定される初期費用は、85,000円程度。
日用品・消耗品に関しては必要なものは人それぞれですが、少なく見積もったとしても10,000円は優に超えると見込んでおくと良いでしょう。
◆家具家電・日用品の初期費用を安くするには?
それでは続いて、家具家電や日用品の初期費用を安くする方法をご紹介します。
- ライフスタイルに合わせて必要最低限のモノを揃える
- リサイクルショップやフリマアプリなどで安く購入する
- 100円ショップなどでお得に揃える
初期費用を抑えるには、家具家電にしろ日用品にしろ自分のライフスタイルに合わせて必要なものだけを揃えるのが鉄則。
入居時には最低限必要なものだけを揃え、あとは生活しながら必要と思ったものを買い足していくと、無駄な出費を抑えることができます。
その上で、必要なものはリサイクルショップなどで中古で揃えたり、100円ショップなどで安く手に入れたりと、購入方法を工夫すると大幅に節約することが可能です。
『一人暮らしに最低でも必要な初期費用は?安く抑えるコツまで徹底解説』
4.まとめ:引っ越し費用を把握して無理なく一人暮らしを始めよう
今回は、一人暮らしの引っ越し料金とトータルでかかる初期費用について詳しく解説しました。
最後に一人暮らしの引っ越しに必要な初期費用の目安をまとめると、以下の通りです。
- 引っ越し料金:3~4万円(業者を利用した場合)
- 賃貸物件の入居費用:25万円程度(家賃5万円を想定)
- 家具家電・日用品の購入費用:10万円程度
- 旧居の退去費用:5万円程度
あくまでも目安にはなりますが、一人暮らしを始めるには総額で40~45万円程度の初期費用が必要になるかもしれません。
ただ各項目で節約できる部分は十分にありますので、今回の内容を参考に、あなたにとってベストな方法で引っ越しを実現してください!
また3~4万円はかかる引っ越し料金を最大限安くしたいなら、「100円引越しセンター」へ。
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一人暮らしの初期費用を3~4万円削減したい方は、ぜひお気軽に100円引越しセンターへお問合せを。
少しでも皆さまが安く引っ越しできて、余裕を持って一人暮らしをスタートできるよう、全力でサポートいたします!