引越し用ダンボールの正しい組み立て方
引越しで使うダンボールは、貰ったり購入したりすると、当たり前のことですが折り畳んだ状態。
実際にダンボールを使うときに自分で組み立てますが、引越し用の組み立て方はご存知ですか?
普通に組み立てて、裏面の真ん中にガムテープを貼るだけじゃないの?
と、間違ってはないものの、それでは運搬中に底が抜けてしまう可能性が大!
ということで今回は、引越し用ダンボールの正しい組み立て方をご紹介いたします。
1.引越し用ダンボールの正しい組み立て方
普通ダンボールは、ダンボール裏面の真ん中にガムテープを貼るだけですよね。
しかし、引越しの荷造りで使うダンボールは、運搬中のことを考えて一手間必要になるのです。
それでは、どのように組み立てるのか、順を追ってご説明いたします。
引越しダンボールの組み立て方手順
- まず、折り畳んである状態のダンボールを立体にします。
- 次に、長辺のフチを短辺に被せるように折り、つなぎ目にダムテープを貼り付けます。
- ここまでは、普通の組み立て方ですが、そこから一手間。
立体にしたら裏面にひっくり返して、フタの短辺を先に折ります。
つなぎ目をガムテープで貼り付ける貼り方を「一貼り」。しかし、これでは強度がありません。
基本的に、荷物の重量は真ん中に集中する特性があるので、一貼りだとガムテープが剥がれてしまう可能性があります。
そこで、真ん中をカバーするため、さらにガムテープを十字に貼ります。
こうすることで、重い荷物を詰めたダンボールでも底が抜けにくくなりますよ。
また、さらに補強したいなら、十字に貼るガムテープを増やせば良いだけですね。
クロス組みは禁物
ダンボールの裏面のフタを上下にクロスさせることを「クロス組み」と呼び、一般的によく使われている組み立て方です。
しかし、引越しでクロス貼りは禁物。
理由は、単純に底が抜けてしまうからです。
先程説明した通り、重さは真ん中に集中する特性があるので、クロス組みでは簡単にクロス部分が崩れてしまいます。
このように、引越しの荷造りで使うダンボールは、普通に組み立てたあと、十字にガムテープを貼るという一手間だけ必要になります。
特に、本や食器類を詰めるダンボールは、十字貼りを二重にしておくと安心ですね。
2.荷造りのときダンボールに詰める2つのポイント
ダンボールの組み立て方を理解していただいたところで、実際に詰めていくときのポイントを2つのご紹介いたします。
重い荷物は小さいダンボール、軽くて大きな荷物は大きなダンボール
引越し業者から一般的に、大と小の2タイプがもらえます。
そこで、大きなダンボールに本や食器類などの重さがある荷物を詰め込んでいくと、いざ運ぶとき持ち上げるのが大変ですよね。
つまり、重い荷物は小のダンボールに詰めて、大のダンボールには洋服やクッション、ぬいぐるみなど、大きくて軽いものを詰めていきましょう。
ダンボールは必要な分だけ組み立てる
さあ荷造りを始めよう!と、一度にたくさんのダンボールを組み立てる方がいます。
しかし、効率的と感じそうですが、逆に邪魔になるだけです。
ダンボールを何個も組み立てると、部屋にダンボールが散乱してしまい、荷造りときスペースが狭くなってしまいますよね。
さらに、荷詰めが終わっているのか、終わっていないのか分からなくなることも。
そのため、面倒でもダンボールはその都度必要な分だけ組み立てるようにしましょう。
3.まとめ
今回は、引越し用ダンボール組み立て方をご紹介しましたが、簡単ですよね。
単純に、今まで通りに組み立てて、そこに十字にガムテープを追加で貼るだけです。
また、荷造りのときは必要な個数を組み立てて、重いものは小ダンボール、軽くて大きなものは大ダンボール、というようにポイントは押さえておきたいですね。