単身引越しの準備スケジュールは計画的に!
何事においても、準備スケジュールは計画的に立てておくことが重要。
もちろん、単身引越しにも言えることです。
初めて単身引越しされる方などは、「何から始めたらいいの?」と、最初の一歩の段階で躓いてしまいそうですよね。
基本的に引越しの準備は、チェックリストを作ることから始めます。
ということで今回は、単身引越しの準備スケジュールを立てるときのポイント説明いたします。
1.単身引越しの準備スケジュール立て方
まず、単身引越しの準備スケジュールを立てるとき、先程も説明した通り、簡単なチェックリストの作成が基本。
既に引越し先の新居が決まっているとすれば、
- すぐにでもやる手続き
- 1~2週間前にやる手続き
- 引越し当日にやること(準備しておくもの)
- 引越し後にやる手続き
大きく、この4段階の準備スケジュールで、チェックリストを作成しておけば、抜けや失敗を極力防げます。
それでは、段階別に必要となる手続きややることを、一般的なものからご紹介いたします。
すぐにでもやる手続き
□今住んでいる賃貸住宅の退去連絡
引越しが決まったら、賃貸物件に住んでいる方は、まずは退去連絡をできるだけ早くしておきます。
賃貸契約書を確認すれば、大半の物件では退去の連絡は1ヶ月前までになっているはず。余計な支払いを防ぐためにも、早めの退去連絡が必要なのです。
□引越し業者に見積もり依頼をする
引越し業者に見積もりを依頼する際は、「一括見積もりサイト」を利用します。
多くのサイトがあるので、有効に活用しましょう。
見積もり依頼も、1ヶ月前に引越しが決まっていれば、その段階でしておくと安心です。
引越し業者は、1ヶ月前に見積もり依頼をしたのち、予算やサービスなどを比較していきます。
そこで、引越業者が選定できたら、引越し予定日の2週間前には申し込みをしておくのが理想です。
1~2週間前にやる手続き
□荷造り開始
2週間前に引越し業者に申し込めば、荷造りにダンボールがもらえます。
引越しでは、荷造りが一番大変な作業になるので、計画的に進めていきます。
コツとして、使わないものから取りかかり、貴重品は別にしておきましょう。
□役所での手続き
引越し前に役所で行う手続きは、単身の方は主に以下の項目が挙げられます。
- 退去届
- 印鑑登録
- 健康保険証(会社員の方は必要なし)
退去届を退出すれば、印鑑登録も自動的に抹消されますが、手元に印鑑登録証をお持ちの方は返却しておきます。
その際、本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)と印鑑(認印◯、シャチハタ×)は必ず持って行きましょう。
□電気・水道・ガスの手続き
電話・水道・ガス、すべて電話1本で手続きができます。インターネットでもできますが、電話の方が確実。
その際、お客さま番号などの情報が必要になるので、毎月の領収書か検針票を用意しておきましょう。
また、ガスは新居で使用を始めるには、ガス会社の開栓立会いが必要。
そのため、旧居の解約申し込みと合わせて、新居のガス会社に立ち合い予約をしておきましょう。
□電話・インターネットの移転手続き
固定電話を繋いでいる方は、NTTの「116」に電話をして移転の申し込みをします。
また、引越し先で直ぐに電話を使用したい方は、1ヶ月以上前から工事の予約をしておく必要があります。
インターネットに関しては、新居ですぐに使いたい方は、1ヶ月前には手続きを始めるようにしましょう。
インターネットの開通には申し込みから工事まで、通常2〜4週間程度かかります。
しかし、賃貸物件の場合、既にインターネット環境が整っている物件が多いため、事前に不動産会社に確認しておきましょう。
□郵便局の転送手続き
最寄りの郵便局に行って「転居届」を提出するか、インターネットの「e転居」でも申し込みができます。
この手続きをしておけば、1年間無料で郵便物が新居に転送されます。
ここまでは、必須の手続きになりますが、個人によって、
- 自動車・バイク
- 携帯電話・スマホ
- 運転免許証
- 銀行
- 生命保険
- クレジットカード
これらはすべて、住所変更手続きが必要になるので、忘れずに行っておきましょう。
引越し当日にやること(準備しておくもの)
引越し当日は、基本的に引越し業者に任せておけば良いのですが、やることはありますよ。
□引越し作業の立ち合い
引越し作業中は、指示役に徹しましょう。
聞かれたことには的確に答えてあげることも重要です。
□掃除
大きな家具を引越し業者のスタッフが運び出していくので、置いてあった場所の掃除に取りかかります。
その際、
- バケツ
- ほうき
- 雑巾
- ウェットティッシュまたはクイックルワイパー
といった掃除道具は事前に用意しておきましょう。
□退去立ち合い、鍵の返却
賃貸物件では、退去時に大家さんまたは不動産会社の立ち合いのもと、部屋のチェックをしていきます。
その際、敷金の返金など退去費用にかかわってくるので、必ず立ち会うようにします。
問題がなければ鍵を返却します。
□電気・水道・ガスの閉栓確認
引越し作業などが一通り終わって自分自身も退去する際、電気はブレーカーを落として、水道とガスも元栓を閉栓していることを確認しましょう。
引越し後にやる手続き
引越し後にも、忘れてはならない手続きがあります。
□ガスの開栓立ち会い
ガス会社の係員が訪問して、開栓作業を行います。
だいたい10~15分で終るので必ず立ち合いましょう。
□電気・水道の「使用開始申込書」の送付
電気・水道に関しては、基本的に引越し当日から使えます。
ただし、備え付けられている「使用開始申込書」に必要事項を記載して送付する必要があるので、早めに投函しておきましょう。
□役所での手続き
一般的に必要な手続きを挙げておきます。
- 転入届(引越し後14日以内)
- 印鑑登録、印鑑登録証明書
- 健康保険証(会社員の方は不要)
- マイナンバーカード、通知書の住所変更
もちろん、本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)と印鑑(認印◯、シャチハタ×)は必要ですよ。
転入届が引越し後14日以内と定められているので、その他の手続きも一緒に済ませましょう。
2.まとめ
引越しは手続きなど闇雲に進めていると、必ずどこかで抜けが起こり、後になって困ったことになりかねません。
まずは、ご紹介したとおりすぐやること、1~2週間前、引越し当日、引越し後、というように段階に分けて、チェックリストを作成しておくことが大切です。ここでは、単身引越しの際に必要と思われる手続きを挙げていますので、特に役所や公共料金の手続きは余裕を持って進めていきましょう。