引越しの時のお掃除の仕方
賃貸住宅の場合、退去時の部屋の状態次第で、敷金の返金額が左右することはご存知ですか?
そもそも敷金とは、家賃の滞納が発生したときや、原状回復が必要になったときに備えて、予め大家さんにお金を預けておくことです。その敷金は、基本的に退去時に返金されるお金なのですが、部屋のクリーニング・原状回復にかかる費用次第で返金額が大きく異なります。そこで、引越しの時の掃除の仕方が重要!になるのです。
それでは、引越しで部屋を退去する時のお掃除のポイントを説明していきますね。
1.引越し退去時のお掃除ポイント
ポイント① 不要なモノは処分する
今住んでいるお部屋を退去する時の掃除は、敷金の返金額に関わってくるのでしっかりやっておきたいものです。そこで、まずは思い切って大きな家具や家電を処分しましょう。
人生の新たな門出となる新居での生活は、落ち着いた環境で始めたいですよね。同じ場所に住んでいると、愛着があるものは中々捨てられないものですが、引越しを期に捨てるようにしましょう。
ポイント② リサイクルショップの活用
捨てるのが勿体無いという方は、リサイクルショップなどに持っていくようにすれば良いのです。引越しの際、荷物を整理する段階で居るものと要らないものを分けていきましょう。
ポイント③ 退去前の掃除はマナー
また、引越しを終えた部屋には、大半の物件では後日クリーニング業者が入ります。とはいっても、汚いまま部屋を明け渡すのはNG!全てピカピカにする必要はありませんが、ある程度の掃除はしてから出るのがマナーです。
2.場所別・お掃除のコツ
それでは、引越しの時の掃除方法やちょっとしたコツを場所別にご紹介します。
壁・天井
壁と天井の掃除は、使われている素材によって掃除の仕方を注意しましょう。一般的に使用されているビニルクロスであれば、掃除機でホコリを吸い取ってから、家庭用中性洗剤を薄めた水で雑巾を固く絞り、拭くのではなく叩くようにして汚れを落としていきます。
ポイントは、使われている壁紙の素材によっては、変色や破損してしまうこともあるので、目立たない部分で試してみてから掃除を始めると安心です。
床(畳)
フローリングの場合は、最初に溝に沿って掃除機をかけた後、固くしぼった雑巾で拭くのがポイントです。床が湿ってしまったままになっていると、濡れた箇所に新たなホコリが溜まってしまうので、拭くときは水気をよく切っておきましょう。
窓ガラス
基本的には、市販の窓用クレンザーで汚れを落としていきますが、擦り過ぎて傷が付かないように注意しましょう。裏技として、水で濡らした新聞紙で拭くと、新聞紙のインクが手垢やタバコのヤニを落としてくれます。
風呂場
お風呂場は石けんカスや水垢、カビなどの汚れがビッシリしており、これらは市販の洗剤で十分落とせます。そこで市販の洗剤でも落ちない水垢は、裏技として、クエン酸に少量の水を加えて、キッチンペーパーに染み込ませ、水垢部分に湿布します。そのまま半日程度置いた後に洗い流せば、スッキリと水垢が取れますよ。
トイレ
トイレは、水垢や壁、床、便器のフタの掃除が必要となります。まず、貯水タンクについた水垢は専用の洗剤で軽く拭き取り、壁や床は尿飛びで意外と汚れているため、腰より低い部分を市販のウェットシートなどで重点的に拭くようにしましょう。
まずは、気になる箇所は重点的に掃除しておきましょう!
3.まとめ
賃貸物件の場合、退去時のトラブルが多い事でも知られていますよね。トラブル回避のためにも、引越して部屋を退去する時は、入居時のようにピカピカにする必要はありませんが、ある程度綺麗にしておくことが大切です。
普段から小まめに掃除をしていた方は問題ないことですが、それでも汚れている部分はあるものです。とにかく、汚れが気になる箇所は綺麗にしておきましょう。