【引越し】エアコン移設の費用相場と移設方法!ベストな対処法紹介
引越しの際、旧居に設置されているエアコンをどうするか、みなさん悩むところです。
マンションやアパートで設備として付いているものなら関係ありませんが、入居時に設置したものであれば対応が求められます。
持って行くのか、置いていくのか・・・。
結論!
- ■持って行くなら移設の手続きをする
- ■置いていくなら処分の手続きをする
この2つです。
私は100円引越しセンターに勤務する「トクダ」と申します。
見積もり&お客様対応がメイン業務です。
お客様と接する日々のなかでオプションについてのご質問も多く、特にエアコンの移設についてお問い合わせをいただきます。
100円引越しセンターでもオプションのご用意がありますので、エアコン移設についてご紹介したいと思います。
1.引越し決定!エアコンは新居に持っていく?
引越しの際、旧居のエアコンを新居に持っていくか悩むところですよね。
購入したばかりなら悩まずに移設という選択をすると思います。
そしてその選択は正しいです。
問題は壊れてはいないけど古いエアコンという場合。
効きもよく使い慣れたエアコンだから、新居に持っていきたいと考えるかもしれません。
または省エネ効果がないエアコンだから、引越しを機に買い替えるという考え方もあります。
1-1.引越しを機にエアコン買い替えを推奨するケース
エアコンの使用年数はおよそ10年程度と言われています。
メーカーの修理対応可能年数も大抵は10年ほどですから、修理をすることもなく10年快適に使用できていたら「大当たりのエアコン」ということですね。
しかし10年使用しているエアコンなら、迷わず買い替えを推奨します。
新居に移設することは考えられません。
10年前と現在のエアコンの消費電力を比較した場合、およそ19%の省エネになります。
10年前のエアコン | 消費電力750Wほど | 1時間あたりの電気代約20円 |
最新のエアコン | 消費電力600Wほど | 1時間あたりの電気代約16円 |
機種によっても節約度は変わりますので一概には言えませんが、電気代の節約になるのは間違いありません。
あとはエアコンの状態も関係してきます。
購入してまだ数年、しかしハズレのエアコンかも・・・という場合です。
エアコンの効きが悪かったり、室外機から大きな音がしたりという場合は、修理しながら使用する可能性も出てきます。
そのような状態のエアコンを移設した場合のリスクは大きく、取り付けても作動するか心配なところです。
移設はあきらめて買い替えた方がよいでしょう。
そして引越し先の部屋の大きさとエアコンの適応畳数を確認してください。
これが合っていないと移設しても不都合が生じてしまいます。
たとえば6畳の部屋に12畳用エアコンや、逆に12畳の部屋に6畳用のエアコンといった感じです。
6畳に12畳用なら余計に効くんじゃない?と思うかもしれませんが、とんでもありません。
適応畳数ではないため、温度調節機能がフル稼働で電気代が高くついてしまいます。
そのための適応畳数ですから。
エアコン買い替え推奨をまとめると
- ■状態はよくても10年使用しているエアコン
- ■数年程度の使用でも状態の悪いハズレのエアコン
- ■引越し先の間取りに合わないエアコン
このようなエアコンなら買い替えた方がよいでしょう。
1-2.エアコンも一緒に引越し!移設を推奨するケース
引越しの際、エアコンの移設を推奨するケースは2つあります。
- ■買ってまだ間もないエアコンであり、引越し先の間取りに最適な畳数であること。
- ■新たにエアコンを購入する費用を捻出できない場合。
となりますが、実際には多少古くてもちゃんと動いているエアコンなら移設するケースが多いでしょう。
特に家族の引越しの場合は部屋数も多く、エアコン代もバカになりません。
2台~5台程度のエアコンを移設したとしても、新たに購入するよりは、はるかに節約できます。
ただし10年以上経ってるエアコンは移設の際に不具合が出ても、メーカーの修理対応年数が経過しているため、部品もなく修理できない可能性があることを理解しておくべきです。
また電気代が高くなるのも覚悟しておきましょう。
1-2-1.新居はエアコン取り付けに問題ない?
引越しに伴いエアコンの移設工事を依頼する際、事前に確認しておくべきチェックポイントがあります。
新居が新築の場合は購入時の情報で把握できているかもしれませんが、中古や賃貸などの場合でも必ず確認しておいてください。
- ・エアコンを設置する予定の場所に専用回路(コンセント)があるか?
- ・移設するエアコンの電圧とコンセントの電圧は合っているか?
- ・電源プラグとコンセントの形状は合っているか?
- ・エアコン取り付け用の穴はあいているか?
など、確認しておかないと追加料金の発生で高額になってしまうかもしれません。
事前に確認しておくことで、移設を見送る選択肢が出てくる可能性もあります。
エアコンは100Vと200Vがありますよね?うちのは3台中の1台が200Vだったと思うのですが・・・。
新居の分電盤を確認し、200Vの電源がきているなら取り付けは可能です。エアコン設置場所の近くにコンセントがあればその形状も確認しておきます。100V用のコンセントだった場合は電圧切替とコンセントの交換工事が必要になります。
壁に穴があいていない場合は穴あけ工事も追加になりますが、壁の種類によって金額が異なるのが一般的です。
中古物件なのですが遠方なので、不動産屋に確認してみます。
そうですね。建物の設備も関係してきますから、確認していただいてから移設を検討されてもよろしいかと思いますよ。
2.エアコン引越し費用の相場
エアコンの移設費用は
- ・旧居のエアコン取り外し
- ・エアコン、室外機の運搬
- ・新居でのエアコン取付
これら3つの費用が必ずかかってきます。
さらに新居での取付の際、ケースバイケースで追加料金がかかることがあります。
エアコン移設費用の相場は8,000円~30,000円ほどです。
移設を依頼する業者によって費用は大きく異なります。
引越し業者のオプション経由の場合、エアコン移設の相場は15,000円程度です。
標準移設費用として取り外し+取り付け・運搬料金が含まれていますので、追加がなければこのままの金額で収まります。
【エアコン移設時の追加料金相場】
オプション内容 | 料金(税別) | 備考 |
室内外配管カバー工事 | 8,000円~ | – |
コンセント交換(100V・200V) | 3,000円~ | 壁のコンセント交換 |
コンセント延長 | 4,000円~ | – |
電圧切替(100V↔200V) | 3,000円~ | 電圧が異なる場合 分電盤内の組替作業 |
配管1m | 2,000円~ | 劣化している場合 |
穴あけ | 2,000円~ | 壁の素材・壁厚による |
穴埋めキャップ | 2,000円~ | – |
冷媒ガス補充・チャージ | 10,000円~ | – |
室外機取り付け工事 | 13,000円~ | 屋根置きや天吊りなど |
業者によって料金が数千円と異なります。
あくまでも目安として参考にしてください。
3.引越し時のエアコン移設はどこに依頼する?
引越しが決まり、エアコンの移設もする方向で考えたとき、どこに依頼したらよいのか考えますよね。
候補として挙がるのは引越し業者のオプションかエアコン専門業者です。
結論としては引越し業者のオプションをおすすめします。
引越しのためのエアコン移設ですから、窓口は一つの方が何かと便利です。
そして引越し業者のオプションを利用した場合、取り外したエアコンは引越し業者がほかの荷物と一緒に運んでくれます。
まさにオプション業者と引越し業者の連携がなせる技です。
3-1.引越し業者のオプション経由
大抵の引越し業者はオプションサービスとしてエアコンの移設工事を用意しています。
引越し業者が工事をするのではなく、専門の業者に依頼する形です。
引越しの見積もり・契約の際にエアコンの移設を申し込むだけで、後日エアコンの担当者から連絡がくるのが一般的でしょう。
【引越し業者のオプション(エアコン)利用のメリット&デメリット】
メリット | ・引越し業者が手配してくれる ・運搬も任せられる ・取り付け+取り外しのスケジュールが立てやすい |
デメリット | ・中間マージンにより若干費用が高い場合がある |
エアコン移設オプションは引越し業者によって料金がバラバラです。
相場は15,000円程度ですが安いところで1万円以下もあります。
エアコン移設費用が安いからという理由で引越し業者を選ぶ人はあまりいないでしょう。
ただし引越し業者を比較したとき、どこも条件が似たりよったりという場合は選択の決め手になる場合もあります。
その際に見ていただきたいのは、標準移設費用以外の追加料金です。
追加料金を明確に表示しているのが好ましいので、その点もチェックするとよいでしょう。
なかには「エアコン移設パック工事」として、エアコン移設にかかる費用をすべて含んだパック料金を提供している業者もあります。
まず追加料金が出ることはないでしょうが、追加項目がなく標準移設工事で済んでしまった場合は無駄なお金ということです。
私は何度も引越しを経験し、エアコンの移設も数回行っています。しかし追加料金になったのは2回だけでした。
室外機を屋根置きにする必要が生じたための1回。確か12,000円程度?
そして室内機の設置場所にビスが打てず「タテ桟」という吊下金具費用1,000円を支払った1回、計2回です。
移設パックの料金は2万円程度はかかってしまうため、パックを利用していたら大損だったと思います。
3-2.エアコン専門業者
エアコン移設の場合は通常のエアコン脱着と異なり、運搬を伴うことがほとんどです。
そのため引越し業者経由の方が手間がなく便利ということになります。
移設先が遠方の場合は取り外しだけ行い、あとは新居でまたエアコンを取り付けてくれる業者を探すことになるでしょう。
運搬は対応してくれる業者もあればノータッチの業者も多いのが現状です。
引越しのための梱包まで対応してくれればよい方でしょう。
メリット | 引越し業者オプションよりも料金が安いケースが多い |
デメリット |
|
追加料金に関しては移設という性質上、引越し業者オプションもエアコン専門業者も同じということです。
当日、現場に行ってみないと正確なことは言えないという共通点があるので、デメリットには入れていません。
3-3.自分でエアコン移設するのはキケン!
自分で移設するという選択肢は基本ありません。
電気工事士の資格をもっているなら話は別です。
ネット上では、簡単にエアコンの取り外し・取り付けができるという内容の記事を見かけますが、そんなに簡単なものではありません。
エアコンが作動するかどうかの問題ではなく、危険だからです。
リスクを回避するためにもおすすめできません。
電気はこわいですよ。
3-4.エアコン移設でも「100円引越しセンター」がお得です!
100円引越しセンターは一括見積もりのスタイルを採用しつつ、厳選1社に絞ったご提案をさせていただいています。
そのため、たくさんの引越し業者から煩わしい勧誘を受けることはありません。
見積もり依頼の際に「エアコン移設希望」の旨をお伝えください。
オプションもお得に利用できる「100円引越しセンター」がおすすめです。
100円引越しセンターは以前、読売テレビ「ZIP」のコーナー「おしえて辛坊さん」で取り上げられました!
条件さえ合えば100円で引越しができる人気のサービスを提供しています。
100円で引越しするための条件は下記の3つです。
【単身の引越し】
- ①2tショート車に積載できる量
- ②引越し距離~50km
- ③新生活に必要なアイテムの契約
【ファミリーの引越し】
- ①2tロング車に積載できる量
- ②引越し距離~20km
- ③新生活に必要なアイテムの契約
③の選べるアイテムは
- A.「インターネット(光回線)」
- B.「モバイルWi-Fiルーター」
- C.「SoftBank携帯乗り換えor新規」
①と②をクリアし、③のA~Cどれか1つの契約で引越しが100円になるサービスです。
基本料金が100円ですから、オプションでエアコン移設をご利用いただいても低価格の引越しが可能になります。
引越しを機に
- 「光回線の契約を検討していた」
- 「スマホの乗換えを調べていた」
という人にとっては、ぜひおすすめしたい100円引越しセンターです。
新生活に必要なアイテムをお申し込みいただくことで100円引越しセンターに手数料が入るため、その手数料を引越し費用に還元しているサービスですから、安心してご利用ください。
さらに、100円の条件に該当しない引越しでも、特別提携業者により格安引越しを可能にしています。
エアコン移設を伴う引越しも、まずはお気軽に「100円引越しセンター」へご相談ください!
4.引越し時のエアコン移設に伴うトラブル
エアコンの移設にはリスクもあります。
順調に使用できていたエアコンが移設した途端に壊れてしまうことも珍しいことではありません。
エアコン移設時に起こるトラブルは
- ・追加料金の発生
- ・エアコンの故障
などです。
依頼者が追加料金のノウハウを少しでも理解していたら起きないトラブルもあります。
追加料金はあるものと覚悟していた方が気が楽かもしれません。
移設で発生しやすい追加工事は【エアコン移設時の追加料金相場】で紹介しています。
該当しそうなものがあれば「エアコン移設パック工事」などの利用を検討してみるとよいでしょう。
そしてもう一つ、故障トラブルは誰も予測できません。
腕のいいプロが作業してもトラブルは起こってしまう可能性があるのです。
起きてしまったトラブルに対して真摯に対応してくれる業者であれば満点といえます。
引越しオプション経由でエアコン移設を依頼した場合、トラブルがあっても自分に非がないような対応をしてくる業者?個人?もいますが、そのような場面に出くわしてしまったら必ず引越し業者に伝えておくことです。
引越し業者が契約しているエアコン工事の業者や個人ですから、引越し業者はいわば紹介者でもあります。
いい加減なエアコン業者を紹介したとあっては引越し業者そのものの評価にもつながるため、不満に感じた点を伝えることで引越し業者の誠意がみられるかもしれません。
エアコン移設工事自体は特別なものではないので、トラブルのリスクもありますがプロに任せるしかないでしょう。
5.エアコンの処分方法
移設をしないエアコンの行方は処分、もしくは残していくことになります。
賃貸物件などで残して行きたい場合は、管理会社や大家さんに確認しなければなりません。
入居時に「原状回復」に関する契約を交わしていると思いますので、基本は入居時と同じ状態で返さなければいけないのですが、場合によっては置いていってよいケースもあります。
それは管理会社や大家さんが許可した場合です。
まだ使用できるエアコンなら、許可してくれる可能性もあるでしょう。
勝手に置いていくことだけはやめましょう。
後日処分費用を請求されることになります。
そして処分する方法ですが、エアコンは「家電リサイクル法」の対象ですから、粗大ゴミとして処分できません。
所定の料金を支払い、定められた方法で処分する必要があります。
一番簡単な処分方法は購入店舗に引取りを依頼するか、新しいエアコンを購入する際に引き取ってもらう方法です。
引越しのための処分ですから、たとえ新しく購入するにしても旧居と新居の2ヶ所になってしまうため後者は選択肢になりません。
購入店舗が遠方だったり、すでに閉店していたりという場合は、自治体に相談して認可を受けている業者を紹介してもらいます。
取り外しの手間も費用もかかり、非常に不便ですが1番安くすむ方法です。
郵便局でリサイクル料金を振り込み「家電リサイクル券」を購入するなど、手順を確認して行いましょう。
業者探しを慎重に行い「一般廃棄物収集運搬業の許可」を取得している不用品回収業者にお願いする方法もあります。
取り外しから回収、リサイクル券の回収まで依頼できるので手間はかかりません。
【エアコンリサイクル費用目安】
リサイクル券料金 | 900円(税別)~ | メーカーにより異なります |
収集運搬料 | 2,000円(税別)~ | エリアによって異なります |
取り外しを自分で行うのは危険なので、必要経費と思ってプロの手を借りましょう。
6.まとめ
引越しに伴うエアコン移設についてご紹介しました。
考え方はいくつかありますが要するに、「使えるものは使う」「ダメなものは処分する」これだけです。
どちらにしても費用がかかってきますので、目先のことではなく先を見据えて移設が適切かどうか判断してください。
古いエアコンは移設ができたとしても電気代が多くかかったり、すぐに寿命がきたりということを考えたうえで結論を出していただけたらと思います。
100円引越しセンターにもエアコン移設オプションがあります。
まずは100円引越しセンターへお問い合わせください。
条件をクリアすれば100円で引越しができますし、条件クリアならずとも他社と比べて低価格で引越し可能です。
移設オプションがついてもお安く引越しができますよ。