【引越しの転校手続きまとめ】小中高の手続き手順と必要書類を事前にチェック!
ファミリーの引越しでは、小学校・中学校・高校に通っているお子様も転校の手続きが当然必要になりますよね。
ただでさえ引越し手続きや荷造りだけでも忙しいのに、転校の手続きは色々と動き回らなければならない上に、必要な書類も多く戸惑うことも・・・
ですが、手続きの流れやポイントを押さえていれば、スムーズに完了できます!
それでは、小学校・中学校と高校と分けて手続き方法や流れを確認していきましょう。
1.小学校・中学校の転校手続きとは?同じ市内、県外で解説
まず、小学校・中学校の手続きには、
- 同一市区町村への転校
- 県外・市外への転校
と、2つのパターンに分かれることは理解して下さいね。それでは、2パターン別々に手続きの流れなど確認していきましょう。
A:同一市区町村への転校 | B:県外・市外への転校 |
①事前に在学中の学校へ転校の連絡をする | |
②在学中の学校で「在学証明書」「教科書給与証明書」を発行してもらう | |
③旧住所で転居の手続き | ③旧住所で転居の手続き |
④新住所で転入の手続き | |
⑤教育委員会で「転入学通知書」をもらう | |
⑥転校する学校に「転入学通知書」「在学証明書」「教科書給与明細書」を提出する | |
⑦無事手続き完了! |
以上の様な手順になりますが、これだけ見ても何だか分からないと思いますので、①~⑦の流れに沿って詳しく内容をご説明いたします。
①事前に在学中の学校へ転校の連絡をする
まず大切な手順が、引越しすることが決まった時点で、在学中の学校の担任教師などに転校する旨の連絡をしておくとスムーズに手続きができるので早めの連絡が大切です。
②在学中の学校で「在学証明書」「教科書給与証明書」を発行してもらう
現在通っている学校で発行してもらいます。転校願(転校届)を提出して転校する事が確定してから発行されます。その際、印鑑が必要です。
③旧住所で転居の手続き
現在住んでいる市区町村役場に転出届を提出し、転出証明書(転出通知書)を発行してもらいます。同一市区町村へ転校する場合は、転出届を提出するとその場で新しい「住民票」を発行してもらえます。
④新住所で転入の手続き
県外・市外へ転校する場合、引越し後速やかに引越し先の市区町村役場へ転入届を提出します。そこで、新しい「住民票」を発行してもらいます。
⑤教育委員会で「転入学通知書」をもらう
◇同一市区町村へ転校の場合
新しい住民票と「在学証明書」「教科書給与証明書」を旧住所の教育委員会に提示すると、入学する学校の指定があり、「転入学通知書」がもらえます。
◇県外・市外へ転校する場合
新しい住民票と「在学証明書」「教科書給与証明書」を新住所の教育委員会に提出すると、入学する学校の指定があり、「転入学通知書」がもらえます。
⑥転校する学校に「在学証明書」「教科書給与明細書」「転入学通知書」を提出する
全ての書類が揃ったら指定された学校で転入手続きを行います。
その際、学校の先生方は毎日忙しいので、電話で確認してから訪問しましょう。
訪問する時は、
- 新住所の「住民票」
- 前の学校からもらった「在学証明書」「教科書給与証明書」
- 教育委員会で発行された「転入学通知書」
- 印鑑
以上の書類を提出すれば、⑦無事手続きは完了です。
このように、手続きは様々な場所で行わないといけないので、引越しが決まった時点で手続きを始めて手順通りにすればスムーズに完了すると思いますよ。
2.高校の転校手続きは何が必要?流れを5ステップでご紹介
高校は義務教育ではないので、転校の手続きが小・中学校とは多少異なります。
その手続きの流れは以下の通りです。
- ①現在通っている高校に転校の連絡をする
- ②在籍証明書、成績(単位修得)証明書、在籍校校長の転学照会書をもらう
- ③入学を希望する高校に電話で転校可能かどうかの確認する
- ④転校可能であれば、編入試験を受ける
- ⑤合格したら、入学するのに必要な書類を提出すれば手続き完了
このように、高校は希望通りの学校に転校できないことがありますので、しっかり確認してから手続きを行いましょう。
3.まとめ
引越しは大人の事情で行いますが、当然お子様の学校の転校手続きも必要になります。引越しの手続きの鉄則は「早めに取り掛かる」こと。
学校の転校手続きは、ここまでご説明している通り、様々な場所で行わなければならないので早めに取りかかることが重要になります。
聞き慣れない書類もあると思いますが、手順をしっかり確認してスムーズに終わらせましょう。