【引っ越し荷造り予定表】手順やコツも徹底解説!間に合わないを解決!
引っ越しの荷造りはどこから手をつければよいのか、何を準備すればよいのか疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
万が一、引っ越し当日までに荷造りが間に合わないと、引っ越し自体できなくなってしまうケースもあります。
予定どおりに引っ越しできないと、その後の予定まで遅れてしまうためストレスを感じる可能性もあるでしょう。
そこで本記事では、引っ越しの荷造りをスムーズにする手順や注意点などを解説します。
計画的に荷造りをして、気持ちよく新生活の幕を開きましょう。
引っ越しの荷造りはいつから始める?
引っ越しの荷造りは、引っ越し1週間前から始めるのが理想です。
荷物量によって準備期間は異なりますが、1週間もあれば荷造りできるでしょう。
1~3日間で荷造りを終える方もいらっしゃいます。
しかし、ダンボール不足や不用品処分が発生したときのことを考えると、早めに荷造りを始めるのがおすすめです。
忙しくて荷造りする時間が取れない方は、引っ越し業者が提供している梱包サービスを利用するのもよいでしょう。
引っ越しの荷造りを始める前の準備
引っ越しの荷造りを始める前に、必要な道具や梱包資材を準備しましょう。
次に、荷造りに必要な道具と梱包資材をご紹介します。
道具を用意する
荷造りに必要な道具 |
・ドライバー ・カッター ・ガムテープ ・油性マーカー ・ハサミ ・ビニール紐 ・掃除道具 |
ダンボールを組み立てる際は、軍手があると手を痛めずに済みます。
油性マーカーはダンボールに何が入っているのか、記載する際に役立つでしょう。
ガムテープは引っ越し業者で用意してもらえますが、足りなかったときのためにご自身でも用意しておくと安心です。
梱包資材を用意する
荷造りに必要な梱包資材 |
・ダンボール ・新聞紙 ・気泡緩衝材 ・ビニール袋 ・タオル |
新聞紙や気泡緩衝材は、食器や小物を包む際に使用します。
割れ物を頑丈に保護したい場合は、タオルも用意しておきましょう。
ダンボールは引っ越し業者で用意してくれますが、足りなかったときのために多めに用意しておくのがおすすめです。
引っ越しの荷造りをスムーズにする手順
引っ越しの荷造りは、手順に沿っておこなうとスムーズに終わります。
まずは、引っ越し時の荷造りスケジュールを確認しましょう。
引っ越し時の荷造りスケジュール | |
― | 作業内容 |
7日前 | 梱包する荷物と処分する荷物を分別する |
6日前 | 使わない荷物から荷造りをする |
5日前 | ・荷物をグループ分けして梱包する ・冷蔵庫の中身を整理する |
4日前 | |
3日前 | |
2日前 | 冷蔵庫の霜取りをする |
引っ越し前日 | ・引っ越し当日に使う荷物以外を梱包する ・冷蔵庫と洗濯機の水抜きをする |
引っ越し当日 | すべての荷物を梱包する |
引っ越し1週間前から計画的に荷造りすることで、引っ越し当日に焦る心配はありません。次に荷造りの工程を解説します。
①使わない荷物を処分する
引っ越しの荷造りは使わない荷物を処分することから始めましょう。
荷造りしながら不用品を処分していると、時間がいくらあっても足りません。
荷造り前に使わない荷物を処分することで、荷造りにかかる時間を短縮できます。
また、引っ越しの荷物は少ないほうが引っ越し費用も削減できます。
荷造りを始める前に、使わない荷物をリストアップして処分しましょう。
②荷物をグループ分けする
荷造り時は、荷物をグループ分けして梱包します。
グループ分けの例 |
・キッチン ・トイレ ・リビング ・子ども部屋 ・書籍 ・衣類 ・靴 |
荷造りを大雑把にすると、新居で開梱した際にどこに何が入っているのかわからなくなります。
荷物をグループ分けし、ダンボールの上部に入っている荷物を記載しておけば、スムーズに片付けられるでしょう。
③使わない荷物から荷造りする
引っ越し時は、使わない荷物から荷造りするのが一般的です。
たとえば、季節外れの衣類や冠婚葬祭で履く靴などは、早めに梱包しても困らないでしょう。
本棚に眠っている書籍や、倉庫内に収納してある備品なども先に荷造りします。
使わない荷物から荷造りすることで、効率よく引っ越し準備をすすめられます。
④冷蔵庫の中身を整理する
冷蔵庫の中身は、引っ越し当日までに空にします。
生ものが入っていると、引っ越し時に汁がこぼれたり腐敗したりする恐れがあるからです。
引っ越しが決まったら、食材の買い置きは控えましょう。
万が一、食材が残ってしまった場合は、冷凍保存したうえでクーラーボックスに入れてご自身で運ぶのがおすすめです。
引っ越しの荷造りに使うダンボールの組み立て方
ダンボールをしっかり組み立てれば、引っ越し時に底が抜けるリスクを軽減できます。
ここからは、引っ越しの荷造り時に使うダンボールの組み立て方をご紹介します。
きれいな四角形を作る
まずは、きれいな四角形を作りましょう。
底がゆがんだ状態でダンボールを組み立てると、強度が弱まります。
きれいな四角形を作ることで、底のゆがみがなくなりダンボールの強度も増します。
底部をガムテープで留める
底部をガムテープで留めることで、底が抜けるのを回避します。
ガムテープは十字貼りにするのがおすすめです。
運搬の振動でダンボールから小物がはみ出すケースも少なくありません。
十字貼りで留めておけば、強度も増すうえにダンボールから小物がはみ出るのも防げます。
引っ越し業者の中には、ダンボールを持つときに滑るためH貼りを禁止しているケースもあります。そのため、十字貼りにするのが無難です。
【ジャンル別】引っ越しの荷造りのコツ
荷造りを始めると、どのように梱包すればよいのか迷うケースもあるでしょう。
そこで次に、ジャンル別に荷造りのコツをご紹介します。
割れ物
食器や花瓶などの割れ物は、一枚ずつ新聞紙に包みましょう。
より頑丈に梱包したい場合は、新聞紙のうえから気泡緩衝材で食器を保護すると破損を回避できます。
割れやすいワイングラスや湯のみは、中に新聞紙やキッチンペーパーを詰めてから梱包するのもおすすめです。
衣類
トレーナーやTシャツなどシワになりにくい衣類は、たたんでダンボールに詰めましょう。
スーツやコートなどシワになりやすい衣類は、ハンガーボックスを使用して梱包します。
なお、衣装ケースに収納されている衣類は、養生テープで引き出しを固定すればそのまま運搬してくれる場合もあります。
靴は汚れを落として中に新聞紙を入れ、型崩れしないようにダンボールへの梱包がおすすめです。
シューズボックスを貸し出している引っ越し業者もあるため、見積もり時にレンタル可能か確認しましょう。
キッチン用品
キッチン用品は、新聞紙に包んでダンボールに梱包します。
キッチンタイマーや計量カップなどの小物は、まとめて一つのダンボールに入れると荷解き時にわかりやすく便利です。
鍋やフライパンは、ご自宅にあるタオルに包んでから梱包すると破損を回避できます。
刃物類
ハサミや包丁などの刃物類は、新聞紙に包みガムテープで留める、または包丁ケースに入れます。
刃物類を梱包したダンボールの上部に赤字で「刃物」と記載しましょう。
引っ越し業者のスタッフは、どのダンボールにどのような荷物が入っているのか把握していないケースも少なくありません。
安全に荷物を運搬してもらうためにも、刃物が梱包されているダンボールであることを知らせましょう。
あわせて、包丁の梱包・搬送方法を把握したい方は以下の記事も参考にしてください。
引越し時の【包丁の安全な梱包法】3つの注意点や処分法解説!
書籍
書籍は小さいダンボールに分けて入れましょう。
軽い書籍でも、大きいダンボールに詰め込めば重たくなり底が抜ける恐れもあります。
ご自身が持てない重さのダンボールは、引っ越し業者のスタッフも運搬するのはたいへんです。
重ねると重さの増す書籍は、小さいダンボールに小分けにして梱包しましょう。
引っ越し当日に雨や雪が降っている場合は、ダンボールにビニール袋をかぶせると書籍が濡れずに済みます。
バス用品
シャンプーや洗顔料などのバス用品は中身が飛び出ないよう、しっかり閉めてビニール袋に入れてから梱包しましょう。
大きいサイズのジップロックに収納するのもおすすめです。
ダンボールの内側に気泡緩衝材やビニール袋を敷いて、濡れても底が抜けないように工夫するとよいでしょう。
布団・ベッド
布団は、引っ越し業者がレンタルしている布団袋に入れるだけで終わります。
引っ越し業者の布団袋を使用しない場合は、ご自身で布団袋を用意しましょう。
布団袋はホームセンターや、百貨店の布団売り場で購入できます。
布団袋の空気を掃除機で吸えば、コンパクトサイズになり搬送が楽になります。
ベッドの解体や運搬はプロである引っ越し業者に任せましょう。
布団の運搬・梱包方法を把握したい方は以下の記事も参考にしてください。
【引越し時の布団の運搬&梱包法】注意点から処分法まで徹底解説!
テレビ
テレビは引っ越し業者が梱包してくれます。
リモコンやケーブル類は、輪ゴムやビニール紐でまとめてダンボールに梱包しましょう。
テレビの配線は抜く前に「配線側」と「差し込む側」に同じ番号を記載しておくと、新居で接続する際にスムーズです。
あわせて、テレビの梱包方法を把握したい方は以下の記事も参考にしてください。
引越しのときテレビの梱包・準備の仕方
洗濯機・冷蔵庫
洗濯機と冷蔵庫も、引っ越し業者が梱包してくれます。
ただし、洗濯機は水抜き、冷蔵庫は霜取りと水抜きが必要です。
洗濯機の水抜きは引っ越し前日までに、冷蔵庫の霜取り・水抜きは引っ越し2日前までに済ませておきましょう。
洗濯機の水抜き後に取り外したホースや部品は、ビニール袋にまとめてダンボールに梱包します。
あわせて、洗濯機・冷蔵庫の水抜き・霜取りの方法を把握したい方は以下の記事も参考にしてください。
引越しでの冷蔵庫の中身の対処法【完全版】運び方・処分・水抜き全て解説!
知らなかったでは大変!洗濯機の引越し準備
スプレー缶
スプレー缶は引っ越し前に、処分するか使い切るのがおすすめです。
温度が40度以上になると、スプレー缶の中身が飛び出す恐れもあります。
使い切れず新居へ持っていく場合は、ビニール袋やジップロックなどに入れてダンボールに梱包しましょう。
スプレー缶を処分する際は、使い切ってからガス抜きをしてください。ガス抜きは缶に穴を開ける、またはガス抜きキャップを使いましょう。
観葉植物
観葉植物は新聞紙に包み、ビニール袋へ入れて梱包します。
梱包する際は、ダンボールのふたを開けておきましょう。
観葉植物をほかのダンボールの下に置くと、植木鉢が割れてしまうケースも考えられます。
引っ越し業者のスタッフに植木鉢であることを認識してもらってから、ふたを閉めてガムテープで固定するのが理想です。
また、土が乾くと枯れる原因になりかねないため、湿らせた新聞紙で観葉植物を包むのもよいでしょう。
ただし、観葉植物は「標準引越運送約款」により、受け入れを拒絶できる荷物に該当するため運搬してもらえない場合もあります。
よって、観葉植物は自家用車で運ぶことも視野に入れておくと安心です。
食品
引っ越し前日までに食べきれなかった食品は、クーラーボックスに入れましょう。
マヨネーズやケチャップなど、常温で運搬できない調味料もクーラーボックスに入れれば安心です。
使いかけのみりん・醤油・油などの調味料は、まとめてダンボールに入れ動かないよう隙間に新聞紙やタオルをはさんで固定します。
引っ越しが決定したら食材の買い置きは避け、引っ越し前日はお弁当で済ませるのが理想です。
引っ越しの荷造りの注意点
次に、引っ越しの荷造り時の注意点を解説します。
荷物の重さにあうダンボールを使用する
荷物の重さにあうダンボールを使用して荷造りしましょう。
たとえば、大量の書籍を大きいダンボールに収納すると、重すぎて持ち上げた際に底が抜けます。
重たい荷物は小さいダンボールに、軽い荷物は大きいダンボールに入れるのが基本です。
引っ越し業者のスタッフが持ち運びしやすいように、荷物を詰めるダンボールの重さは均等にしましょう。
貴重品は梱包せず引っ越し当日に持参する
現金の入った財布・預金通帳などの貴重品は、ダンボールに入れず引っ越し当日に持参します。
国土交通省の「標準引越運送約款」によれば、現金・預金通帳・印鑑など引っ越しスタッフが持ち出せる貴重品は運搬できない場合があります。
また、引っ越し時はただでさえ忙しく、どこにどの荷物を詰めたか忘れてしまうでしょう。
貴重品をダンボールに入れてしまうと、現金や預金通帳がどこにあるのかわからなくなり探す手間もかかります。
紛失したら困る貴重品は、引っ越し当日にバッグに入れてご自身で運びましょう。
パソコンのデータはバックアップを取る
パソコンのデータをバックアップすることも、忘れないようにしましょう。
どれほどていねいに梱包し運搬しても、デリケートなパソコンは破損する恐れのある機械です。
パソコン自体が破損した場合は、運送業者貨物賠償責任保険で費用を補償してもらえます。
しかし、失ったデータは戻ってきません。
万が一の事態にそなえて、データのバックアップをUSBメモリやクラウドサービスなどに保存しておきましょう。
引っ越し当日までに荷造りが間に合わなかったらどうなる?
引っ越し当日までに荷造りが完了していない場合、引っ越し作業が中断される可能性もあります。
国土交通省が定める「標準引越運送約款」により、引っ越し当日までに荷造りを終えるよう義務づけられているからです。(※参考:国土交通省 標準引越運送約款)
「標準引越運送約款」に違反すると、契約違反になるため引っ越し自体できなくなるケースもあるでしょう。
利用者の都合で引っ越しがキャンセルになった場合、キャンセル料と再度引っ越し費用もかかります。
スムーズな引っ越しを実現するためにも、荷造りは引っ越し当日までに終えましょう。
引っ越し当日までに荷造りが間に合わなかったときの対処法
仕事や家庭の事情で、引っ越し当日までに荷造りが間に合わない場合もあるでしょう。
そこで次に、引っ越し当日までに荷造りが間に合わなかったときの対処法をご紹介します。
荷造りが済んでいない荷物は自家用車で運ぶ
荷造りが済んでいない荷物は、自家用車で新居へ運びましょう。
冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は、ほとんどの場合引っ越し業者が運搬してくれます。
しかし、衣類や雑貨などの細かい荷物は梱包されていないと運搬してもらえない可能性もあります。
大型家電・家具以外の荷物であれば、自家用車で往復すれば運べるでしょう。
引っ越し当日までに荷造りが間に合わなかった場合は、自家用車で荷物を運ぶことも検討してください。
荷造りが済んでいない荷物は宅配便で新居へ送る
荷造りが済んでいない荷物は、宅配便を利用して新居へ送るのもよいでしょう。
荷物をまとめてダンボールへ入れコンビニエンスストアから配送手続きをすれば、新居へ届けてくれます。
ただし、宅配便で配送した荷物の到着は最短でも翌日です。
宅配便を利用して荷物を配送する場合は、シーズン以外の衣類やすぐに使わない小物などに限定しましょう。
引っ越し日を調整する
最終手段として、引っ越し日を調整するのも一つの方法です。
荷造りが完了していない状態では、引っ越し作業も中断されてしまうでしょう。
引っ越し業者の到着予定時刻より前に、事情を説明しキャンセルするのがマナーです。
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まとめ
引っ越しの荷造りは、計画的におこなうのが理想です。
1週間前から手順を踏んで、引っ越し当日に間に合うよう荷造りしましょう。
引っ越し費用を安く抑えたい方は、100円引越しセンターがおすすめです。
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