引越しの初期費用にローンを活用！そのメリットとデメリットとは？

引越しにかかる初期費用は、「運搬費用（引越し業者）」だけではありません。

不動産会社への仲介手数料や大家さんへの敷金・礼金などの新居の初期費用も必要です。
多くの方が、引越しの初期費用は高いというイメージを持たれていると思います。

高額な引越しの初期費用、もしも一括で支払えないならどうすれば良いのでしょうか？
その解決策のひとつが、今回のテーマである「ローン」です。

そこで今回は、引越しの初期費用にローンを活用するメリット・デメリットをご紹介します。

1．引越しの初期費用の相場って？項目と金額の目安をご紹介

まずは、引越しに必要な初期費用について項目別に一挙ご紹介します。

引越しの初期費用には何がある？項目をチェック

引越しでは、一般的に次のような初期費用がかかります。

引越しの初期費用の相場を解説！数十万かかるケースも

引越しの初期費用の相場は、次のとおりです。

以上より、仮に家賃が5万円なら初期費用だけで20万～30万円もかかります。
あくまでも目安ですが、家賃の4～5ヶ月分かかるケースが多いと頭に入れておいてください。

↓初期費用の関連記事はこちら↓

『賃貸引っ越しの【初期費用は全12項目】安く引っ越す方法を徹底解説！』

初期費用が払えないならどうする？ローンを利用する前に知っておきたいこと

引越しの初期費用で数十万も支払うとなると、非常に大きな負担になりますよね。
ただ初期費用が支払えないからといって、むやみにローンを活用するのは控えてください！

それでは続いて金銭面の負担を減らすために知っておきたいポイントをお伝えしていきます。

①自治体の助成金を調べる

自治体によっては、新たな入居者（市民）に対して「助成金」を出しているところもあります。

例えば東京都新宿区だと、「子育てファイリー世帯住居支援」という助成金の制度が。
ファミリー世帯を対象に、引越しにかかる費用を最大『36万円』も助成してくれます。

過疎化の進む地方自治体でも、積極的に実施しているところがあります。

②よりお得な賃貸物件を探す

同じ地区の賃貸物件でも、条件によっては安く借りられる物件があります。
そのため初期費用が高いようなら、よりお得な賃貸を探すのもひとつの手です。

また賃貸物件の中には、次のようなものも。

• 特定優良賃貸：国や地方自治体の補助で建てられた物件
• UR賃貸：UR都市機構が管理している物件

どちらも礼金や仲介手数料は無料で、支払いが必要なのは敷金3ヶ月分のみです。
通常の賃貸物件に比べると格段にお得なので、初期費用を抑えたい方におすすめです。

2．引越し費用が足りないならローンを！メリット・デメリットとは

どうしても初期費用を抑えられず支払いが苦しい場合、「ローン」を利用しましょう。
引越しで活用できるローンは、以下の2つです。

• フリーローン
• カードローン

では、各ローンのメリットとデメリットについてご紹介します。

『フリーローン』のメリット・デメリット

フリーローンは主に銀行で取り扱われているサービスで、資金の使い道が自由なローンです。
それでは続いて、フリーローンのメリットとデメリットをチェックしましょう。

■フリーローンのメリット

■フリーローンのデメリット

通常のローンと同様、低金利で融資を受けられるのは大きなメリットです。

一方気になるのは、一般的にフリーローンは申請から融資までに3日～1週間ほどかかるところ。
引越し予定日までに時間がないなら、審査に時間のかかる銀行は不便に感じます。

『カードローン』のメリット・デメリット

カーロドローンは、発行されたカードの契約範囲内で自由に融資を受けられるローンです。
銀行だけでなく貸金業者も行っているもので、全国に提携ATMが設置されています。

では次に、カードローンのメリットとデメリットを見ていきましょう。

■カードローンのメリット

■カードローンのデメリット

即日発行を売りにしているのに加え、誰でも簡単に契約できるところがメリット。
カードローンは、すぐに費用を用意したいときに非常に便利なサービスです。

ただその反面、自由度が高いからこそついつい使いすぎてしまう恐れもあるので要注意です。

3．ローンではなく「分割払い」も！一時的に負担を減らしたい方へ

中には、「ローンを利用するのはちょっと・・・」と抵抗を抱いている方も多いのでは？
そういう場合は、不動産会社の『分割支払い』を活用するのもひとつの手です。

「分割払い可能」な業者も！不動産会社に相談を

不動産会社によっては、初期費用の分割払いができるところもあります。
当面の初期費用は引越し業者に支払う運搬費用のみになるので、負担を大きく減らすことができるでしょう。

ただし大前提として、不動産会社が「分割払い可」としていなければなりません。
また一般的にカード払いになるので、クレジットカードがないと受けることは不可能です。

分割払いにするメリット・デメリットをご紹介

フリーローンなどに比べて、一見するとメリット尽くしのように思える分割払い。
ですが実は、分割払いだからこそのメリットとデメリットがあります。

分割払いのメリットとデメリットは以下のとおりです。

■分割払いのメリット

■分割払いのデメリット

やはり一番のメリットは、初期費用の負担を一時的にでも減らせるところです。

ただ必ず不動産が分割払いに対応しているわけではないので、物件選びの選択肢を狭めることに。
またローンと同様に利子が発生するため、本来の金額よりも高くつくところも気になります。

4．まとめ

今回は、引越しの初期費用をローンで支払うメリットとデメリットについて一挙ご紹介しました。
最後にローンについてまとめると、以下のとおりです。

• フリーローン：低金利（年利4～5％）だが申請から審査までに時間がかかる
• カードローン：審査が緩いが高金利（年利14～18％）なので返済に苦労する可能性も

それぞれの特徴を把握した上で、返済計画をきちんと立ててご利用ください。

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