引越し当日に荷物が片付かないと大変!その対処法とは?
引越しで一番大変なのはズバリ「荷造り」。考えただけで嫌になる方も多いのでは?しかし、引越しが決まれば荷造りしなければ引越し自体ができません。
計画的に少しずつでも進めれば良いのですが、日々の仕事や家事に追われて思うように進まない…。そして、引越し当日になって「荷物が片付かない!」、ということは実は、意外に多いのです。
そこで今回は、引越し当日に荷物が片付かない場合、どうなるのか?また、その対処法を調べましたので、それぞれご紹介します。
1.引越し当日に荷物が片付かないとどうなるの?
引越しの荷造りは計画的にしていても、当日残ってしまうことはよくあるケース。ある調査結果によると、引越し全体の12%にのぼります。
基本プランは注意が必要!
…とはいっても、特に「基本プラン」を利用して方は注意が必要です!
基本プランとは、簡単にいえば荷物は全て自分たちで荷造りして、荷解きをするというもの。
引越し業の指針となる「標準引越運送約款」で定められており、引越し当日までに荷造りが終わっていないと、引越し業者は作業を拒否できることになっています。
しかし、実際は7~8割程度終わっていれば、どの引越し業者も荷造りを手伝ってくれますよ。ただし、追加料金が発生するので注意が必要です。
その他にも、2~4月の引越し業界の繁忙期は、引越し業者の日程も詰まっています。そのため、日程変更になってしまうこともあるようなので、繁忙期に引越しを予定している方は、よく認識しておきましょう。
また、全然荷造りしていない悪質なケースでは、契約不履行になることが考えられます。まず、そんな人はいないと思いますが…。
荷造りに自信が無い方は「おまかせプラン」がおすすめ
ここまでは、あくまで基本プランをご利用の方の話です。
「おまかせプラン」や「おまかせハーフプラン」をご利用の方は、引越し業者が荷造りや荷解きをしてくれるので問題ありません。
ちなみに、「ハーフプラン」は荷造りを引越し業者にお願いして、荷解きは自分で行うプランです。
引越し当日までに荷造りする自信が無い方は、料金は高くなりますが「おまかせプラン」や「ハーフプラン」をチョイスすることをオススメします。
引越しの見積もりや契約する段階で、荷造りに不安がある方は、引越し業者とよく相談することが重要です!
2.引越し当日に荷物が片付かない時の対処法
それでも、引越し予算から基本プランを利用する方も当然いらっしゃいます。そんな方が、もし引越し当日に荷物が片付かない場合はどうしたらいいのか?
考えられる対処法を紹介します。
事前に引越し業者に相談する
引越し業者では、引越し日の2~3日前に引越しの時間などの最終確認を行っています。その際、準備で困ったことがないか一緒に聞かれるので、もし片付けが間に合いそうになければ、このタイミングで相談してみましょう。
そうすれば、引越し業者も作業員を増やすなどの対応ができます。もちろん、追加料金は発生しますが、スムーズに作業を進めるためには仕方ありません。
ダンボールの荷物は後から宅急便で送る
自分たちで行う必要がある荷物が片付かない場合、後から宅急便で送る方法もあります。
家具や家電、積み込みが終わったダンボールの荷物だけ引越し業者に運んでもらい、間に合わなかった荷物に関して宅急便で送るという方法です。これなら、引越し業者にも迷惑をかけなくて済みますよ。
ただし、これも量によります。ダンボール1~3個程度なら、それほど宅急便代もかかりませんが、10個以上になるとかなりの出費になります。さらに、引越し先が遠方なら、その分料金も上がるので注意が必要です。
後から送るダンボールは1~3個程度を目安に考えておきましょう。
車で運ぶ
最終手段として、自分が運転して車で運ぶという方法があります。残った荷物の量にもよりますが、自家用車をお持ちで車内に収まる量なら問題ないでしょう。しかし、とても収まる量でない場合はレンタカーを借りて運ぶしかありません。
2t車は普通免許では運転できなくなってしまったので、ライトバンに収まる量の荷物ならレンタカーを借りて運んでみるのも1つの方法です。5~6箱程度ならライトバンにも収まるのではないでしょうか。
以上、対処法として3つの方法をご紹介しましたが、やはり引越し業者に相談する方が最も良い方法ですね。
宅急便や車で運ぶのは、あくまで最終手段
どちらも費用がかかるものなので、荷造りが間に合わなかった荷物の量を見て判断することをおすすめします。
3.引越しの荷造りは計画的に!
色々説明してきましたが、とにかく荷造りは契約的に引越し当日に間に合わせことが一番!
このサイトでも度々ご紹介していますが、荷造りのコツを押さえて計画的にしていけば、引越し当日に間に合うはずです。
- 使わない物から詰めていく
- 新居ですぐに使うものは別箱に入れる
- 重い物は下、軽い物は上にする
- 大人が一人で持てる重さにする
- 箱の隙間には新聞紙等の緩衝材を詰める
- 箱の表に中身を記載する
- 大型の家具類は業者に任せる
- 割れ物は一つずつ新聞紙などで包む
- 瓶類はラップやビニールで包む
- 貴重品は入れないようにする
この10のポイントを押さえておけば完璧!中でも、➀の使わない物から詰めていくと、かなり作業が進めやすくなります。
また、➉の貴重品の取り扱いは、慌てているからといったダンボールに詰めないようにしましょう。もし何かあったとしても、引越し業者は一切保証してくれないので、特に現金や通帳、印鑑などの大切なものは持ち歩くようにしてください。
4.まとめ
引越しの荷造りは大変な作業です。今回は、引越し当日に荷物が片付かないケースについて、対処法などご紹介しました。
対処法として、まずは引越し業者に相談するようにしましょう。2~3日前なら、引越し業者も対応できますが、当日に間に合っていないと迷惑をかけることになり、最悪延期されることもあります。
その他にも、宅急便や車で運ぶ方法もありますが、あくまで最終手段です。
とにかく、引越し当日に片付けが終わっていれば、なんの問題もないので、計画的に荷造りを実施しましょう。