【更新or引っ越し】賃貸2年契約のタイミングで失敗しない選び方
- ・賃貸の更新時期が近づき、「契約更新」か「引っ越し」かで迷っている
- ・それぞれのメリットを知り、自分にとってベストな選択がしたい
- ・更新料や途中解約の違約金など、お金のことを正しく理解しておきたい
賃貸の更新時期が近づいてくると、こんな悩みや疑問が出てきますよね?
契約更新するにも更新料がかかり、引っ越ししてもさまざまな費用が発生します。
そんな時にそれぞれのメリットを理解しておけば、自分にベストな選択ができるようになります。
ここで大事なことは、今の費用面や生活環境よりも良い条件を選んでいくことです。
本記事では賃貸の2年契約の更新時期のタイミングで、「契約更新」と「引っ越し」のどちらを選ぶべきか解説していきます。
■本記事の内容
- ・賃貸の2年契約の更新時期が近づいたら考えるべきこと
- ・「契約更新」と「引っ越し」それぞれの費用相場
- ・「契約更新」or「引っ越し」それぞれのメリット
- ・賃貸契約時の更新料や違約金など、よくある質問への回答
この記事を読めば、賃貸の2年契約時になるべく費用を抑えて後悔をしない選択ができるようになるでしょう。
賃貸の2年契約は引っ越しか更新か考えるタイミング!検討中の方へ
ここからは賃貸の契約更新の通知が届いたら、まず検討すべきことについて解説していきます。
「契約更新の通知がきたけど、どうしよう…」とお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
「契約更新」or「引っ越し」どちらがいい?まず考えるべきこと
一般的に賃貸物件の契約は、2年に1度更新されます。
賃貸の契約更新に伴い、更新時期の2~3カ月前になると管理会社や大家さんから更新通知が届きます。
ここでポイントになるのが、契約更新をする際には『契約更新料』を支払わなければならない場合がある点です。
この時、借主は更新料を支払って「引き続き今の物件に住み続けるか」or「別の住まいを探して引っ越しするか」を判断しなければなりません。
更新料の金額次第では契約更新をせずに、引っ越しを選択した方が費用を抑えられる場合もあります。
現在住んでいる場所に不満があったり、家賃の見直しを検討したりしている場合は引っ越しを検討してみてもいいでしょう。
万が一、今の物件の更新料がわからない場合は、賃貸契約書を確認してきちんと把握しておくことが大切です。
引っ越しを決めたら期限内に退去連絡を。遅れると賃料が発生する恐れも!
退去連絡については、退去日の1~2カ月前までにおこなうのが一般的です。
現在住んでいる場所から引っ越しをする場合、必ず契約更新日までに退出を済ませましょう。
「いつまでに?」「誰に?」「どの方法で?」など、退去連絡について分からないことがあれば、契約時に受け取った重要事項説明書や賃貸借契約書の【契約の解除に関する事項】に記載されていることが多いので確認しましょう。
ここで1点注意したいことは退去連絡をするのを忘れてしまい、定められた期限を過ぎてしまうことです!
この場合、連絡が遅れた日数分の家賃を上乗して請求される恐れがあります。
同時に新居の家賃も支払う必要があるので、さらに多くの費用がかかってしまうことも想定されます。
このような事態を避けるためにも「現在住んでいる物件の解約の申し出がいつなのか」を、契約書を確認して把握しておきましょう。
またなるべく良い条件で引っ越しするために、退去日が決まったら引っ越し業者の手配を早めにおこなっておくことが大切です。
「契約更新」と「引っ越し」それぞれかかる費用の相場は?
実際に契約更新と引っ越しする際に、どれくらいの費用が発生するかを解説していきます。
継続して住むには「契約更新料」がかり、「引っ越し」するにも引っ越し代金のほか、さまざまな費用が発生します。
それぞれの料金の総額を計算して、費用面での損をしない選び方をしましょう。
契約更新する場合
賃貸の契約更新をする際には「更新料」※が発生する場合があり、一般的な相場としては家賃の1~2カ月分となります。
※【更新料とは】
賃貸の契約更新をする際に、月々の家賃とは別に大家さんに支払う手数料のこと。
マンションやアパートなどの契約期間終了後も、その物件に住み続けたい場合は契約の更新が必要になります。
更新料については、大家さんが更新手続きをおこなう手間賃という意味合いもあり、実際のところ大家さんの一時金的な収入になっているケースが多いようです。
また更新料は住んでいる地域や建物によっても異なり、なかには料金がかからない物件も珍しくありません。
地域 | 更新料の有無 |
首都圏・京都府 | 更新料が必要な場合が多い |
大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県 | 更新料を取らない物件の割合が9割 |
北海道や愛知県、福岡県などの九州エリア | 更新料が低く設定されており、場合によっては必要のないケースがある |
なお契約更新時にかかる費用の相場は、以下の通りです。
- 「更新料」:家賃1ヶ月分
- 「更新手数料」:家賃0.5か月分
- 「火災保険料」:1~2万円
⇒ TOTAL:家賃約2カ月分
(例)家賃7万円の物件にかかる更新料総額
7万円(家賃) × 約2カ月分 = 約14万円
更新料については法律での定めはなく、入居者は賃貸契約時に指定された金額を支払います。
更新料には地域差があり、家賃の半月分の地域や相場よりも低い地域、そもそも更新料が発生しない地域なども存在します。
現在住んでいる物件の更新料を確認して、再度契約をするべきかの判断基準にしてみてください。
引っ越しする場合
賃貸住宅への入居時にかかる費用のことを、「初期費用」といいます。
さらに引っ越し費用や、家具購入費用も含めて初期費用という場合もあります。
引っ越しの際、物件にかかる初期費用をまとめると以下のとおりです。
旧居の家賃 | 退去予告をした契約終了月まで支払う |
前家賃 | あらかじめ翌月分の家賃を先払いする |
日割家賃 | 当月分の家賃を日割りで支払う |
仲介手数料 | ・新居契約時に仲介してくれた不動産会社に支払う ・相場は家賃の半月分~1ヶ月分 |
保証会社料金 | ・賃貸保証料とは万が一、入居者が家賃を払えない場合、家賃保証会社が賃料を立て替えてもらう仕組み ・相場は家賃の半月分~1ヶ月分 |
火災保険料 | ・偶発的に起きた事故や、災害によって住まいや家具が受けた損害を補償 ・相場は約1~2万円 |
敷金 | ・大家さんに担保として預けておく費用 ・退去後の原状回復費を契約時に前払いする ・相場は家賃の1~2ヶ月分 |
礼金 | ・大家さんに支払うに謝礼金のこと ・相場は家賃の1~2ヶ月分 |
ハウスクリーニング代(原状回復費) | ・賃貸住宅を退去する際に利用する清掃サービスにかかる費用 ・1〜2万円が相場 |
その他費用 | 鍵交換費用1〜2万円が相場 ※退去時に支払う場合もあり |
引っ越しの際、物件にかかる初期費用は以下のとおりです。
- 「初期費用」:家賃約6カ月分
(例)家賃7万円の物件にかかる引っ越し初期費用の総額
7万円(家賃) × 約6カ月分(初期費用) = 約42万円
このほかにも引っ越し料金や家具家電などの費用かかるため、引っ越しにはトータルで高額な料金が発生します。
今住んでいる環境を変えたい方にとっては、少しでも初期費用を抑えて引っ越しを実現させたいのではないでしょうか?
そこで引っ越し時にかかる高額な初期費用を、少しでも節約するコツを5つご紹介します。
- 1.敷金・礼金がかからない物件を選ぶ
- 2.フリーレント物件を選ぶ
- 3.仲介手数料が安い不動産業者を探す
- 4.不動産の閑散期を狙う
- 5.家具・家電つきの物件を選ぶ
初期費用を節約するために希望する条件を見直したり、お得な物件を探したりすることで出費を抑えられるでしょう。
なるべく初期費用をかけずに、一人暮らしの引っ越しをする方法については >>【最低20万?】一人暮らしに必要な初期費用と抑えるコツ もあわせてご覧ください。
現在、引っ越しを検討している人にとっては、費用面のほかに重要視するポイントがきっとあるはずです!
引っ越しをして時間の有効活用や利便性が上がれば、生活の質の向上も望めます。
長い目で見て、今より安い家賃で好条件の物件を見つければ、引っ越しをする価値も十分に見出せるでしょう。
少しでも費用を抑えて引っ越しするなら、格安の100円で引っ越しできる『100円引越しセンター』をぜひご検討ください。
「契約更新」or「引っ越し」それぞれのメリットを解説
「契約更新」と「引っ越し」のどっちにするべきかを決めかねている人は、それぞれのメリットから失敗しない方を選択をしましょう。
契約更新をする4つのメリット
まずは、契約を更新するメリットを解説していきます。
①引っ越し費用がかからない
契約更新する場合は引っ越し費用がかからないので、金銭的な負担を大幅に減らせます。
先ほども解説しましたが、家賃7万円の物件の場合、契約更新料は7万円で済みますが、引っ越しをするなら約42万円の高額な初期費用がかかります。
したがって金銭的な負担をできる限り抑えたい方や、現状の生活をキープできれば良い方は、「契約更新」を優先しましょう。
②引っ越しの手間がかからない
引っ越しには多くの準備や時間が必要ですが、契約更新すればその手間がかかりません。
いざ引っ越しするにも、さまざまな手続きや業者の手配、荷造りなどにいたるまで多くの準備が必要になります。
- ・管理会社に報告
- ・引っ越し日を決めて業者から見積もりをとる
- ・役所での手続き
- ・公共料金の解約
- ・勤め先に報告(健康保険や厚生年金の変更手続き)
上記はほんの一部ですが、さまざまなことを自分でおこなう必要があります。
また荷造りに必要な期間として、最低でも1~2週間ほどは想定しておいたほうがいいでしょう。
引っ越しには多くの手続きも必要となり、体力勝負になる部分もあります。
仕事が忙しいなど、現状の生活スタイルをすぐに変えられない場合は契約更新を検討しましょう。
③家賃交渉できる可能性がある
契約更新のタイミングで、うまくいけば家賃を下げてもらえるかもしれません。
なぜなら、大家さん側としては家賃を下げる場合よりも、退去されてしまうデメリットが大きくなる可能性があるからです。
- ・退去後のリフォーム料金がかかる
- ・新規入居者を募集するための広告料がかかる
- ・空室期間中に家賃収入が発生しない
上記の費用をもとに、値引きして契約更新した方がメリットがあると考えた場合、家賃を下げてもらえる可能性があります。
建物全体の空室状況や交渉する時期などによっても交渉のしやすさは変わりますが、契約更新のタイミングで一度相談してみてもいいでしょう。
④生活スタイルを変えなくてよい
これまでの生活スタイルを変えずに、住み慣れた環境で引き続き暮らしていけるメリットは大きいでしょう。
引っ越しをして新しい環境に慣れるには、ある程度時間がかかります。
生活環境が変わり初めてのことが多い中で、仕事との両立は精神的や肉体的負担も大きくなります。
日常が忙しい人たちにとって、今まで通りの生活スタイルを維持できるのは理想的といえるでしょう。
引っ越しをする4つのメリット
次に引っ越しを選択をした場合のメリットを解説していきます。
①今よりも良い条件や環境を選べる
今住んでいる物件よりも、良い環境で生活できるチャンスです。
あなたは今の住まいで、日当たりの悪さや近隣住民との関係性、会社までの距離に不満をお持ちではありませんか?
もし「通勤時間」にストレスを感じているなら、会社の近くに引っ越すことで以下のようなメリットを期待できます。
- ・自由に使える時間が増える
- ・仕事のパフォーマンス向上につながる
- ・自己成長のための時間に費やせる
また通勤によるストレスは非常に大きく、満員電車に乗るだけで仕事の効率が下がるともいわれています。
その他にも、住み始めて一定期間がすぎると生活スタイルや職場環境、生活水準が変わってしまい、悩みや不満が出てくるのは避けられない部分です。
したがって多少引っ越し費用がかかっても、より良い生活環境で暮らせる場所を求めて行動するメリットは大きいでしょう。
②家賃の見直しができる
引っ越しは、現在の生活レベルに合わせて家賃を見つめ直せるチャンスです。
賃貸・持ち家を問わず、人生において最も大きな支出となるのが住居にかかる費用といってもいいでしょう。
今のご時世、収入が安定せずに急に生活水準が変わってしまう可能性もあります。
今よりも収入が高い時に契約した物件の場合、家賃が負担になり生活を圧迫しかねません。
でも引っ越しをすれば、以下のようなメリットがあります。
- ・家賃の負担が減り、金銭的に余裕が持てる
- ・貯金や趣味、新しいことに挑戦するための費用にまわせる
このように引っ越しをすることで、今の自分の生活水準に合う環境を選び直せる点が大きなメリットとなるはずです。
③断捨離ができる
引っ越しを機に、今まで捨てられなかったものを整理できるのもメリットのひとつです。
日々の忙しさに追われ部屋の整理が後回しになっている場合にも、引っ越しのタイミングは断捨離をする絶好のチャンス。
断捨離のポイントとしては、所持品の8割を手放し、残りの2割のものだけでやりくりをすることです。
これはミニマリストの人たちが実践している「2対8の法則(パレートの法則)」にもとにした考え方で、生活するには、所持品の2割があればまかなえるといわれています。
この際着なくなった衣類や、もう読むことのない本などを処分することで身辺整理をしてみましょう。
また積極的に断捨離をすることで、以下のような変化を実感できるはずです。
- 時間に余裕ができる
- 物の価値がわかるようになる
- お金が貯まりやすくなる
- 物を選ぶときの悩む時間を減らせる
このように身も心もすっきりした状態で新生活を迎えられることは、引っ越し費用かける以上のメリットがあるといえるでしょう。
またフリマアプリやリサイクルショップで売却すれば、引っ越し費用や生活費に当てられるので上手に活用しましょう。
④心機一転、環境を変えられる
気持ちを新たに、生活をリスタートするチャンスです。
「もっと良い環境で暮らしたい」「現状の悪い状況を断ち切りたい」など、現状を好転させたい人にとっては、引っ越しがいい転機になる場合もあるでしょう。
人間はいくら自分の生活習慣を見直したいと考えても、一度定着してしまった思考や習慣をなかなか変えられません。
この場合、引っ越しをして環境を変えることで、強制的に脳に刺激をあたえるのは非常に効果的といえます。
また引っ越しによる環境の変化はモチベーションの向上にもつながるので、普段の仕事やプライベートにおいても好影響をもたらすでしょう。
今住んでいる環境に不満があったり、いまいち意欲が湧かないといった時は、一度引っ越しを検討してみるのがおすすめです。
「契約更新」と「引っ越し」、それぞれおすすめな人
費用をもとにシミュレーションした上で「更新」と「引っ越し」で悩んだときは、自分がどんな条件を優先したいかの判断基準にしてみましょう。
「契約更新」と「引っ越し」、それぞれにおすすめな人は以下の通りです。
■「契約更新」がおすすめな人
- できるだけ費用を抑えたい
- 今の住まい環境に不満を感じていない
- 現状、通勤や普段の生活に不便さを感じていない
■「引っ越し」がおすすめな人
- より条件の良い環境で生活したい
- より交通の便が良い場所に住みたい
- 心機一転、新しい場所に住みたい
- 今の物件よりも、家賃面で条件に合う場所を見つけたい
現状の住まい環境に、とくに不満が無い方や出費を抑えたい方には「契約更新」。費用面・環境面を一度見直したい方には「引っ越し」がおすすめです。
あくまでも、今の自分のライフスタイルに納得いっているかが重要です。自分にとってベストな選択ができるといいですね!
「契約更新」と「引っ越し」それぞれに必要な手続きと手順を解説
「契約更新」と「引っ越し」のどちらを選択するにしても、必要な手続きやこれからの流れをきちんと把握しておく必要があります。
実際、いずれかを選択する場合にもスムーズな対応できるように、きちんと流れを理解しておきましょう。
契約更新を決めたらやるべきこと
まず契約更新をする場合、以下のような流れで進めていくのが一般的です。
- 1.必要書類を提出する
- 2.火災保険や保証を更新する
- 3.更新費用を支払う
契約更新の手続き・手順についての詳細を、詳しくみていきましょう。
1. 必要書類を提出する
契約更新日の2~3カ月前になると、大家さんまたは管理会社から契約更新に関する「更新案内書」が送られてきます。
借主側でとくに事前に用意する書類などはありませんので、送られてきた「更新案内書」の内容を確認後、サインまたは捺印して期限までに提出しましょう。
その際、契約内容が変わっている場合もあるので、更新時には契約内容をきちんと確認しておく必要があります。
あいまいな記述や不明点などがあれば、更新の手続きをする前に貸主へきちんと問い合わせておきましょう。
2. 火災保険や保証の更新する
火災保険も賃貸の更新料と同様に2年契約の場合が多いので、保険契約が終了する場合は火災保険の更新が必要になります。
また保証会社を利用している場合、保証の契約更新も必要となるので更新の手続きを忘れずにおこなっておきましょう。
3. 更新費用を支払う
先述しましたが、賃貸の契約更新料は家賃の1~2カ月分が相場です。
更新料については更新のたびに変わることがあるので、必ず事前に確認しておきましょう。
また物件によっては、更新料や手数料などのまとまった支払いが必要なケースもあります。
「賃貸契約書」などを事前に目を通して、支払いに関する点についてもきちんと理解しておきましょう。
引っ越しを決めたらやるべきこと
続いて引っ越しをする場合、以下のような流れで進めていくのが一般的です。
- 1.新居探し・契約をする
- 2.管理会社に退去の連絡をする
- 3.引っ越し日の決定/引っ越し業者への見積もり・手配
- 4.役所関連・公共料金・郵便物の手続きをする
引っ越しの手続き・手順については、以下の通りです。
1.新居探し・契約をする
まずは引っ越しをするにあたり次の住まいが決まっていない方は、物件探しから始めていく必要があります。
お部屋探しの開始は、引っ越し日の「1か月前」から始めるのが理想です。
部屋探し~引き渡しまでに、それぞれにかかる日数の目安は以下の通りです。
- 1.物件探し:約1週間
- 2.内見:約1週間
- 3.申込み~入居:約2週間
なお賃貸の場合は1か月前で十分間に合いますが、こだわりが強く物件に高い条件を求める場合は、「2か月前」くらい前から物件探しをスタートするのがおすすめです。
ここで重要なのが、新居が決まったら不動産会社に依頼して「契約書」「重要事項説明書」のひな型をメールなどで送付してもらうことです。
理由としては、契約内容や特約についての説明をその場ですべて理解するのは難しく、確認不足などによって後々トラブルに発展する恐れがあるためです。
万が一、契約内容に不安な点があれば、入居前にきちんと問い合わせしておきましょう。
2.管理会社に退去の連絡をする
退去1~2カ月間前に、大家さんまたは管理会社に「解約申出書」を提出する必要があります。
引越しが決まり次第、事前に電話などで退出の意志を伝えておきましょう。
こちらで詳しく説明したように、万が一、退去連絡が遅れてしまえば二重家賃が発生する可能性もありますので、物件の契約書を確認して速やかに退去の準備を進めていきましょう。
3.引っ越し日の決定/引っ越し業者への見積もり・手配
引っ越し日が決まったら、なるべく早い段階で引っ越し業者に見積もりを依頼し、予約を取ることが重要です。
引っ越し料金は時期や条件などによって異なりますが、単身の繁忙期で73,000円ほどが相場となり、オフシーズンに比べて30,000円ほど高くなります。
また業者によっては、さらに高い料金を提示される可能性もあります。
したがって、できるだけ良い条件で引っ越すには複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較して選ぶことが大切です。
引っ越し費用を抑えるなら「閑散期」が断然おすすめ。
料金の安い時期を狙ってかしこく引っ越するなら >>引っ越しの繁忙期と閑散期はいつ?安い時期を知って損せず引越す方法を解説 も、ぜひご覧ください。
4. 役所関連・公共料金・郵便物の手続きをする
引っ越しをする際に必要な手続きとして、主に「役所関連」「公共料金」「郵便物」などがあります。
こららは転居前後に各々でおこなう必要があり、手続きの期限や方法がそれぞれ異なる
ため、期日内に提出モレがないように対応しましょう。
手続き内容 | 手続き日の目安/方法 |
役所関連 |
■転出届(引っ越し前) ・引っ越しの14日前から手続き可能 ・引っ越し前の市区町村役場の窓口に提出 ■転入届(引っ越し後) ・引っ越し日から14日以内 ・引っ越し後の市区町村役場の窓口に提出 ※上記の期間内に手続きをしないと、5万円以下の過料が科せられる可能性があります ■マイナンバーの住所変更(引っ越し後) ※上記の期間内に手続きをしないと、5万円以下の過料が科せられる可能性があります |
電気・ガス・水道 | ・引っ越し日の5~7日前 ・各事業所に直接連絡 |
郵便物 | ・引っ越しの1週間前 ・郵便局または『e転居』で転居届けを提出(スマホで手続き可) |
引っ越しの際は必要となる手続きも多く、毎日の忙しい時間の合間での対応に追われることも多くなります。
しかし変更手続きができていないことで、過料を科せられたりトラブルに発展したりするケースがあるので、正しく把握して確実に済ませておきましょう。
引っ越しの際、役所でおこなう手続きについてもっと詳しく知っておきたいなら >>【市役所の引越し手続きは全部で7つ!意外に簡単? も参考にしてみてください。
【Q&A】賃貸2年契約の更新料・違約金に関するよくある疑問を解消
ここからはやむなく更新月に契約更新できず、途中解約する場合の疑問点について解説していきます。
賃貸で2年契約後、期間内で途中解約したらどうなる?
賃貸の2年契約をしても、「必ず満了時期まで住まなくてはならない」という決まりはありません。
ただし、特約事項や契約内容によっては違約金が発生する場合があるので、賃貸借契約書の「特約事項」をきちんとチェックしておきましょう。
たとえば、やむを得ない事情で2年を経たずに退出する場合、相場として家賃の1ヶ月分の違約金が発生するので注意が必要です。
物件によっては、入居した期間で金額が異なる場合があるので、契約時にきちんと確認しておきましょう。
なお特約などが無ければ希望した日に退去できますが、民法上は半年~1年以内に退去連絡が必要です。
更新後すぐに退去する場合、更新料は全額支払いしなくてはだめ?
「次の引っ越し先が見つからなくて更新時期を過ぎた場合」「更新後やむを得ない事情ですぐに退去する場合」には、更新料は全額支払わなければならないのでしょうか。
結論から言うと、やむを得ない場合であっても、更新料は規約通り全額支払わければならないのが一般的です。
すでに更新料を支払っている場合、以下の理由から返金が難しくなります。
- ・更新直前まで退去連絡ができておらず、次の入居者を募集できないことで損害を被るため
- ・更新料を支払ったことで、すでに契約が成立しているため
一度更新料を支払い契約書類にサインをした場合、契約を取り消せないのが一般的な規定となります。
ただし上記はあくまでも規約上の話になり、交渉する余地はありそうです。
気立てのいい大家さんであれば、交渉次第では更新料を返金してもらえる可能性があります。
更新通知が届いたタイミングで、管理会社や大家さんに連絡して退去日が更新の期限を過ぎてしまう旨を伝え、更新料の免除ができないか相談してみましょう。
また以下の料金については、日割り・月割りの取り決めがあるので返金される可能性が高いです。
- ・【火災保険料】
火災保険料は、2年間で約15,000円程度を月割りします - ・【家賃】
退去月の家賃は、日割り計算された残りの日にちによって返金金額が決まります
【重要】「住む環境」は人生に大きな影響をあたえる
住む環境は、自分の人生に大きな影響をあたえるといわれています。
人は環境が変わることによって自分自身も変化していき、それに伴い生き方や価値観も変わっていくものです。
人は周りの環境に影響を受けやすい生き物です。
周囲に合わせて順応でき、「住む場所」が変われば「時間の使い方」にも大きく影響するでしょう。
たとえば、自宅と職場の距離が物理的に近くなれば、仕事以外に使える時間が増え、新たなことに挑戦する意欲が湧いてくるかもしれません。
また住環境が変わることで、「接点を持つ相手」も変わります。
たとえば、近隣トラブルや騒音などに悩まされているなら、家賃が上がっても住む環境を変えることで周りに住む人をある程度選ぶことができます。
このように「住む場所」の選択しだいで、価値観や時間の使い方、出会う人が大きく変化し、自分の生活に少なからず影響をあたえるということです。
そして人が、周囲の状況に合わせて順応できる性質を利用すれば、良くも悪くも人生を変えられます。
ですので、賃貸の2年契約更新時には、「契約更新」or「引っ越し」のどちらを選ぶにしても正解などはありません。
その時の自分にとって最もふさわしい環境を選択していくことが、人生を変えるきっかけになるでしょう。
まとめ
今回は賃貸の2年契約の更新時期に、「更新」or「引っ越し」の失敗しない選び方について紹介してきました。
最後に、「更新」と「引っ越し」の選び方をおさらいしておきましょう。
- 「契約更新」で損しないのはこんな方!
現状に不満がなく、なるべく費用を抑えたい方は「契約更新」がおすすめ。
今の住まい環境や通勤アクセス、現在の生活に満足しているなら「契約更新」を選びましょう。
- 「引っ越し」を選ぶべきなのはこんな方!
より良い環境で、今よりも快適に生活したい方は「引っ越し」がおすすめ!
家賃を見直して固定費を下げたい方や、心機一転、新たな環境で快適な暮らしを実現したい方にとっては「引っ越し」がベストな選択といえるでしょう。
賃貸の2年契約更新のタイミングは、費用面・より良い住まい環境を見直す絶好のチャンスです。
2年間あれば、生活スタイルや環境は大きく様変わりします。
2年契約の更新が近づいてきたら、「今の自分にふさわしい環境か」「今よりも条件の良い物件がないか」を、今一度見つめ直してみましょう。
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今の生活環境に不満や悩みを抱えた状態で引っ越しを先延ばしにしてしまえば、過度なストレスがかかり生活の質も落ちてしまいます。
そんな現状をすぐに改善するためにも、業界最安値で引っ越しできる『100円引越しセンター』のご利用をご検討ください。
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