単身者おすすめ【ミニ引越しプラン】の格安業者比較と3つの注意点!
引越しの料金が決まるポイントの1つとして「荷物の量」があります。
そこで、荷物の量が少ない単身者におすすめなのが、今回ご紹介する「ミニ引越しプラン」です。
私は「100円引越しセンター」の引っ越しアドバイザーチームの一人「ナカハシ」といいます。
ミニ引越しはその名の通り、荷物の量が少ない単身者向けのコンパクトな引越しプランで、今では複数の引越し業者がサービスを提供しています。
このミニ引越しプランを知らずに、普通の引越しプランを利用すれば損してしまうことも・・・
ただし、お得に引越しできるミニ引越しには一定の条件があり、その条件をクリアしなければ依頼することはできません。
ということで今回は、荷物が少ない単身者におすすめの「ミニ引越しプラン」について、プラン比較や注意点を紹介していきます。
これから引越しを予定している単身者の方は注目です。
1.ミニ引越しプランとは?サービス提供業者比較6選!
一人暮らしの単身者が引越しするときでも、一般的な引越しプランを利用すれば意外に値が張りますよね。
そこで、荷物の量が少ない単身者におすすめなのが「ミニ引越しプラン」です。
ミニ引越しは荷物の量が少ない単身者向けの専用プランですが、一番のメリットは何といってもその「安さ」です。
料金は荷物の量で異なるので、見積もり依頼をしなければ正確な料金は分かりません。
しかし、同じ荷物の量で比較すれば、一般的な単身引越しプランよりも1割~2割程度安く抑えることができます。
依頼できれば格安な料金で引越しができます。
ですが、依頼するには引越し業者が条件として指定する「荷物の量」や「移動距離」などをクリアしなければなりません。
具体的には、荷物の量は各社でバラバラです。
移動距離に関しては基本的に「近距離」に限定されるため、県を跨ぐような長距離引越しは依頼することができません。
そのほかにも、作業時間や内容などに条件が設定されています。
1-1. 「単身パック」と「ミニ引越し」の違いは?
単身者向け引越しと聞いて、「単身パック」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
単身パックはテレビCMでもよく見かけるので、「単身者の引越し=単身パック」というイメージがありますよね。
そこで「ミニ引越しと単身パックの違いは何なのか?」と疑問がある方もいるでしょう。
基本的にどちらのプランも安さが売りですが、引越しできる「荷物の量」と「距離」に違いがあります。
まず単身パックは、専用のコンテナBOXに荷物を積み込んで運送する引越しサービスです。
BOXの大きさは、業者やプランによって異なりますが、高さ170cm×横幅110cm×奥行100cm程度の大きさが目安。
荷物の量に応じてBOXのサイズが選べるので、単身者向け引越しプランとして根強い人気を誇っています。
一方のミニ引越しは、単身パックのように専用BOXなどはなく、引越し業者が設定している荷物の量の制限に沿っていれば依頼が可能。荷物の量は、ダンボール10個程度から畳1畳~3畳のスペースに収まる程度の量など、引越し業者によって条件が異なります。
次に単身パックとミニ引越しでは引越しできる距離が違います。
単身パックは長距離引越しにも対応していますが、ミニ引越しは基本的に近距離引越しの方に限られています。
というように、単身パックとミニ引越しには、引越しできる荷物の量と距離に違いがあり、ミニ引越しを依頼したい方は引越し業者の条件をしっかり確認する必要があります。
1-2. ミニ引越しプランの各社サービス比較6選!
「実際にどんなミニ引越しプランがあるのか?」というのが一番知りたいですよね。
ミニ引越しプランは主に大手引越し業者から提供されているので、安心して任せることができます。
ここからは、ミニ引越しプランのサービス内容を紹介していきますが、似たようなサービスでも多少の違いがあるので比較しながらご覧ください。
1-2-1.➀アリさんマークの引越社 「ミニ引越しプラン」
アリさんマークの引越社が提供する単身者向けの「ミニ引越しプラン」です。
ミニ引越しプランには荷物の量に合わせて3つのプランが用意されています。
引越しは同一市・区内の5km以内に限られますが、格安料金での引越しが可能です。
ミニ引越しプランでも、家電などの梱包・開梱・設置は標準で行ってくれるほか、お願いすれば掃除や荷解きなどのサービスまでオプションで行ってくれます。
◇ミニ引越しプラン
ダンボール20個までと、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・自転車など
タタミ3畳ぐらいの広さに入る荷物量が目安の引越し
◇特ミニ引越しプラン
ダンボール15個まで+家具家電2個
タタミ1畳ぐらいの広さに入る荷物量が目安の引越し
◇超ミニ引越しプラン
ダンボール10個までのお手軽引越し
荷物の量に応じてプランが選択できますが、すべて同一市・区内の5km以内の引越しに限られます。
また、引っ越し料金は「要見積もり」なので、まずは問い合せてみましょう。
1-2-2. ➁アーク引越センター 「ミニ引越しプラン」
アーク引越センターが提供する単身者向けの「ミニ引越しプラン」です。
1R~1LDKぐらいの規模で荷物の量が少ない、近距離引越しが対象になります。
小物などの荷造り・荷解きは自分で行う必要がありますが、それ以外は普通の引越しと同じようなサービスが受けられます。
また、ミニ引越しプランへの申し込みに合わせて、以下の4つの特典が用意されています。
- ➀ダンボールが最大50枚まで無料
- ➁ふとん袋が2枚まで無料
- ➂ハンガーボックスが最大5個まで無料レンタル
- ➃毎月1日~20日まで申し込めば特別割引が適用(土日祝・繁忙期除く)
ミニ引越しは同一市・区内の近距離引越しに限られますが、県を跨ぐような長距離引越し向けに「ミニ引越し 長距離プラン(移動距離100km以上が目安)」も用意されています。
引越し料金は両プランともに「要見積もり」なので、プラン内容を含めてまずは問い合わせが必要です。
1-2-3. ➂ヤマトホームコンビニエンス 「らくらく家財宅急便」
ヤマトホームコンビニエンスが提供する「らくらく家財宅急便」は、家具・家電のみを運んでくれるミニ引越しプランです。
家具家電1個から申し込みが可能で、全国対応になっています。
梱包や開梱、搬入・搬出から廃材回収までが基本サービスになり、当日18時までに申し込めば、最短で翌日に引き取りに来てくれます。引き取りの時間帯も以下の4つの区分から選択できるので安心です。
- ・午前中
- ・12時~15時
- ・15時~18時
- ・18時~21時
引っ越し料金は家具・家電の大きさでランク分けされ、「らくらく料金検索」で出発地と到着地を選択すれば料金を検索することができます。
1-2-4. ➃福山通運 「青春引越し便」
福山通運の「青春引越し便」は、ミニ引越しというよりも単身パックに近いサービスです。
サイズが「奥行1.1m×高さ1.9m×横幅1.1m」の専用BOXに納まる荷物を全国に運んでくれます。
専用BOXは複数の利用が可能なので、1つのボックスに納まらなくても安心です。
そのほか、家財の一時保管や不用品の処分、エアコンの取付け・取外しなどのオプション(有料)も利用できるので、普通の引越しと変わらないサービスが受けられます。
引越し料金は専用BOXの数と移動区間で決まるので、まずは見積もりを依頼してみましょう。
1-2-5. ➄西濃運輸 「カンガルー引越便」
宅急便でお馴染みの西濃運輸が提供する「カンガルー引越便」は、荷物だけ運送したい方に最適です。
全国対応で、荷物は最寄りの営業所に保管され指定日に配達してくれます。
また、荷物の量が少し多い方には「カンガルー単身MAX+1」というプランがおすすめです。
「奥行1.28m×高さ1.7m×横幅1.15m」の専用BOXに納まる荷物の引越しができるほか、別料金で自転車まで運んでくれます。
引っ越し料金は荷物の量と配達地域で異なり、「パック料金表」で確認できますが、詳しいことは問い合せてみましょう。
1-2-6. ⑥ミニ引越しではないけど料金は格安な「100円引越しセンター」
ミニ引越しプランを利用すれば引越し料金を安く抑えることができます。
そこで100円引越しセンターの「100円引越し」は、以下の条件をクリアすれば依頼することができ、ミニ引越しプランよりも格安な100円での引越しが可能になるのです。
さらに、インターネット回線など単身者でも現代の生活に欠かせないアイテムも一緒にGETできます。
【単身引越し】
- ➀2tショート車に積載できる量
- ➁引越し距離~50km
- ➂新生活に必要なアイテムの契約
③の選べるアイテムは以下の3種類
- A. 「インターネット(光回線)」
- B. 「モバイルWi-Fiルーター」
- C. 「SoftBank携帯乗り換えor新規」
①と②の条件と、③A~Cのいずれか1つ契約していただければ引越し料金は100円で結構です。
引越し料金は要見積もりになりますが、100円引越しセンターでは複数業者からの一括見積もりを採用しています。
ほかにも一括見積もりを行っているサイトは複数ありますが、100円引越しセンターではお客さまに適した引越し業者を1社に厳選してご紹介するスタイルを取っています。
一般的な一括見積もりサイトを利用した場合、煩わしい勧誘やメールが送られてきます。
しかし、100円引越しセンターは1社に厳選してご紹介するので、勧誘やメール送信などは一切ありません。
単身者の方も引越し費用は誰でも安くしたいですよね。
「ミニ引越しよりも安く抑えたい!」という方で、100円引越しの条件などが気になる方はお気軽にお問い合わせください。
1-3. 地域密着型のミニ引越しサービスの利用も選択肢の一つ
ここまで大手引越し業者のミニ引越しプランをご紹介しましたが、基本的に「近距離」の引越しに限られるため、それぞれの地域に密着して営業している引越し業者も選択肢の一つになりますよね。
例えば、大阪市をメインに引越しサービスを提供する「ココ運輸」にもミニ引越しプランがあります。
軽貨物トラックを使用したミニ引越しになり、荷台の大きさで車両Aと車両Bに分けられています。
車両Aを使用した、荷物の制限なし・移動距離20km以内のケースでは、12,100円(人員1名・作業2時間以内)で引越しができます。
引越し業者も大手だけでなく地域密着型の引越し業者も、格安な引越しプランを提供しているので、地域の引越し業者を調べてみる価値はあるでしょう。
2.ミニ引越しを検討するときの3つの注意点
ミニ引越しは料金が安くなる単身者向けの最適なプランですが、依頼するにあたって3つの注意点があります。
ミニ引越しは荷物の量や移動距離などに制限があるので、その点が主な注意点になります。
2-1. 注意点➀ ミニ引越しを依頼できる条件が厳しい
ミニ引越しプランには先程から説明している通り、依頼できる条件があらがじめ設定されているので、条件をクリアしなければ当然依頼することはできません。
その条件は引越し業者で異なりますが、主に以下の内容で設定されています。
- ・荷物の量
- ・移動距離
- ・作業員の人数
- ・トータルの作業時間及び作業内容
- ・時間指定の有無
基本的にミニ引越しプランは料金が安く設定されているので、依頼できる条件が通常のプランよりも厳しく設定されています。
申し込みにあたっては、事前に引越し業者のホームページで依頼できる条件を確認するとともに、料金は基本的に「要見積もり」なので、まずは問い合わせが必要になります。
2-2. 注意点➁ 運べる荷物の量が少ない
ミニ引越しは「ミニ」と名前に入っている通り、コンパクトな引越しプランです。
そのため、ミニ引越しプランで運べる荷物の量は思っている以上に少ないと考えておく必要があります。
前項で紹介したアリさんマークの引越社のミニ引越しプランでは、荷物の量によってプランが選択できますが、実際にどれくらいの量の荷物が対象なのかは分かりません。
特に家具・家電に関しては、どれくらいの大きさの家具・家電がいくつ依頼できるのかが不透明なので、その点は料金面を含めて事前に確認する必要があります。
2-3. 注意点➂ 場合によって「赤帽」や「宅急便」の方が安いことも
ミニ引越しプランを利用するメリットは「安さ」ですが、荷物の量や引越し先によっては「宅急便」や「赤帽」を利用した方が安くなることがあります。
極端に荷物が少なく、ダンボール5個程度であれば宅急便を利用した方が安いでしょう。
また、ダンボールとともに家具・家電も一緒に運びたいケースでは、ミニ引越しプランよりも地域の「赤帽」に依頼した方が安くなる可能性があります。
2-3-1. 「赤帽」とは?荷物の量や費用相場と注意点
「赤帽」は、中小企業等協同組合法に規定されている「事業協同組合」です。
物軽自動車運送事業者である赤帽組合員が集まって組織化され、それぞれが独立した「個人事業主」、いい方を変えれば「オーナー」という位置付けになります。
現在は全国の各都道府県に44の協同組合が存在し、約180ヶ所の支部・営業所などの拠点があります。
一般的な赤帽車の荷台に積み込める最大積載重量は350kgで、料金は以下が基本になります。
スタート料金 | 11,560円~(日曜・祝日は料金2割増) |
作業時間 | 2時間以内(2時間を超えると30分毎に1,580円加算) |
移動距離 | 30km圏内 |
台数 | 1台 |
作業人員 | 1人 |
料金は地域によって異なりますが、12,000円~14,000円が最低料金となります。
そこで、赤帽に引越しを依頼するときの注意点として、まず荷造り・荷解きを自身で行うのはもちろん、荷物の運搬も手伝う必要があります。
また、赤帽は物軽自動車運送事業の個人事業主であり、引越しを専門に仕事を行っているわけではありません。
そのため引越しにあたっては、引越し業者のように建物各所に養生を施すこともないため、建物や荷物が破損したり汚れたりする恐れがあります。
というように、近距離の引越しには赤帽はおすすめですが、引越し専門の運送会社ではないことは認識しておきましょう。
3. まとめ
今回は荷物が少ない単身者の引越しにおすすめの「ミニ引越しプラン」をご紹介しました。
ミニ引越しプランという名称でサービスを提供しているのが2社、残りの3社は宅急便や単身パックに近いサービスになります。
ミニ引越しプランは、通常の引越しプランよりもかなりお得な料金で引越しできます。しかし、ご紹介した通り、荷物の量や移動距離などに厳しい条件が設定されているので、その点は注意しておきましょう。
そこで「もっと引越し料金を安くしたい!」という方は、100円引越しセンターまでお気軽にお問い合わせください。
100円引越しのほか、単身者の引越しに必要な手続き方法や荷造りの方法などの情報をご用意しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。